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「ぅ、う……」  縄の猿ぐつわを噛まされた口で、くぐもってうめく。  ギチ、ミチッ……。  くるおしく身をよじるたび、縄が擦れて鳴く。  いや、正確には身をよじれていない。  数えきれないほどの本数の縄で柱に縫いつけられて、身体はかすかに揺らす程度にしか動かせない。  乳首には、今は違和感程度にまで落ち着いた、かすかな痛み。  股間のペニスには、なにかか押し当てられて固定されている。 (ボクは、いったい……)  なにをされたのか。  額をも柱に縛りつけられうつむくこともできず、視線だけで確認しようとするが、自分の身体は視界の下端にぼやけて見えるだけ。 (ボクは、これから……)  どうなってしまうのか。 「ぁう……」  言いしれぬ恐怖ととてつもない不安に駆られ、もう1度うめくと、縄の猿ぐつわの隙間から涎が垂れた。  そこで、ボクからは見えない場所で、重い鉄の扉が開く音。  ほんの少しのあと、ふたりの女性が姿を現わした。 「お目覚めのようね」  白いブラウスに黒のスカート。シンプルではあるが、高級そうな服に身を包んだ妖艶な女性が、口を開く。 「マダム……」  声をかけたメイドに、その女性が視線でうなずく。 「かしこまりました」  するとメイドがうやうやしく一礼し、ボクに歩み寄ってきた。 「ここは、私の屋敷の地下室……」  メイドが近づいてくるあいだにも、マダムと呼ばれた女性が語りかける。 「あなたはここで、私とこちらのメイドの手による調教を受けるの」 「ぁんあっえ(なんだって)!?」  思わずあげた声は言葉にならず、問いかけに答える者はいない。 「とりあえず、今日は挨拶代わりのペニス快楽責めよ」  そう言って、マダムが瞳に妖しい光を灯した直後である。  ボクの間近に迫っていたメイドが、股間に手を伸ばした。  カチリ、とかすかな音。 「ぁううッ!?」  ペニスが猛烈な振動に襲われ、悲鳴じみてうめく。 「ぅあぁう……」  ボクがくぐもった悲鳴をあげるあいだに、マダムの背後にメイドが椅子を置く。  そこ椅子に腰を下ろし、妖艶なしぐさで脚を組み。 「もう嫌だと言っても徹底的に搾りつくし、自分の立場を思い知らせてあげる」  嗜虐的な笑みを浮かべてマダムが告げた。 「私に所有され、支配され、メイドに管理される緊縛女装子として立場をね」

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