地下室の緊縛女装子 (Pixiv Fanbox)
Published:
2023-11-17 09:00:00
Imported:
2024-02
Content
「ぅ、う……」
縄の猿ぐつわを噛まされた口で、くぐもってうめく。
ギチ、ミチッ……。
くるおしく身をよじるたび、縄が擦れて鳴く。
いや、正確には身をよじれていない。
数えきれないほどの本数の縄で柱に縫いつけられて、身体はかすかに揺らす程度にしか動かせない。
乳首には、今は違和感程度にまで落ち着いた、かすかな痛み。
股間のペニスには、なにかか押し当てられて固定されている。
(ボクは、いったい……)
なにをされたのか。
額をも柱に縛りつけられうつむくこともできず、視線だけで確認しようとするが、自分の身体は視界の下端にぼやけて見えるだけ。
(ボクは、これから……)
どうなってしまうのか。
「ぁう……」
言いしれぬ恐怖ととてつもない不安に駆られ、もう1度うめくと、縄の猿ぐつわの隙間から涎が垂れた。
そこで、ボクからは見えない場所で、重い鉄の扉が開く音。
ほんの少しのあと、ふたりの女性が姿を現わした。
「お目覚めのようね」
白いブラウスに黒のスカート。シンプルではあるが、高級そうな服に身を包んだ妖艶な女性が、口を開く。
「マダム……」
声をかけたメイドに、その女性が視線でうなずく。
「かしこまりました」
するとメイドがうやうやしく一礼し、ボクに歩み寄ってきた。
「ここは、私の屋敷の地下室……」
メイドが近づいてくるあいだにも、マダムと呼ばれた女性が語りかける。
「あなたはここで、私とこちらのメイドの手による調教を受けるの」
「ぁんあっえ(なんだって)!?」
思わずあげた声は言葉にならず、問いかけに答える者はいない。
「とりあえず、今日は挨拶代わりのペニス快楽責めよ」
そう言って、マダムが瞳に妖しい光を灯した直後である。
ボクの間近に迫っていたメイドが、股間に手を伸ばした。
カチリ、とかすかな音。
「ぁううッ!?」
ペニスが猛烈な振動に襲われ、悲鳴じみてうめく。
「ぅあぁう……」
ボクがくぐもった悲鳴をあげるあいだに、マダムの背後にメイドが椅子を置く。
そこ椅子に腰を下ろし、妖艶なしぐさで脚を組み。
「もう嫌だと言っても徹底的に搾りつくし、自分の立場を思い知らせてあげる」
嗜虐的な笑みを浮かべてマダムが告げた。
「私に所有され、支配され、メイドに管理される緊縛女装子として立場をね」