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_年_月、_国密林地帯を行軍中_国兵と会敵、密林内部へ後退した。追手は無く全員無事なのは良かったがかなり深くへと入り込んでしまった、外への連絡手段はない。方角は確認できる、夜が明け次第密林を抜けるつもりだ。




夜明け前経験したことない規模の雷雨に見舞われた、装備の類は軒並み故障し火薬は使い物にならない。前日の会敵もあり部隊は憔悴している、追手のこともあり同じ場所に留まり続けるにもいかない。ある程度開けた場所を見つければ星の位置で方角が分かる、時間はあまり残されてない。




移動中襲撃を受けた、今は何処かの部屋に閉じ込められている。密林を進行中に人を見つける、服は着ておらずおそらく原住民だろう。性別は女性、遠くからでも分かるくらいには肉体と乳房が発達していた。私と目が合った、かなり距離があったが発見される、直後後ろから衝撃を受けた。倒れる一瞬他の仲間も同様に倒されてるのと同じ原住民であろう強靭な女性を見た。




一人ずつ部屋から出され何かをされている、私は耳がいい。皆には聞こえてないが籠った絶叫が部屋の外から漏れている。考えたくはない、だが今原住民に囚われているのは事実だ。部屋から出ていった者が帰ってくることはない。




続々と、だが一人ずつ部屋から出されていく。食事が出されることもなく目に見えて疲弊しているのが分かる。連れ出されることへの恐怖もあるだろう、最低限雨風を凌げているだけで状況は最悪といえる。おおよそ生気と感じるものは皆には見えない、絶叫は今も止んでいない。




部屋に残っている者も私を含め二人になってしまった。絶叫が聞こえているのは私だけだがもう一人も薄々、よくない考えがよぎっているらしい。私たちはどちらともなく壁に耳を当てた。外からの絶叫が部屋に響いた。絶叫が鳴りやんでからおよそ5分後に部屋から連れ出すのは分かってる、もう一人の彼は暗闇の中でも分かるくらいに青ざめている。私はもう慣れた。




最後に残ったのは私だ、もう一人の彼は原住民に対し必死に抵抗していた。彼も軍人だ、鍛えられている。連れ出していく原住民は女性だ、性別的にも能力的にもこちらに分がある、だが一蹴された。連れ出す人が変わっていた、先ほどの人物よりも遥かに強靭な肉体を持った女性になっていた。首をつかまれそのまま裸締めされながら連れていかれた、おそらく意識を保てる程度に「加減」して。




絶叫が聞こえた、この5分が私の最後の時間だろう。不思議と落ち着いている、彼女らの表情に敵意は感じない。彼らが叫んだのは何かをしてしまった、或いは「出来なかった」からだ。最初の絶叫が聞こえた時からそれをずっと考えている。一人だから書けるが正直興奮をしている自分がいる、それは最初に彼女を見たときからずっとだ

。女性に似つかわしくない強靭な肉体に逆に不釣り合いな豊饒な乳房、本でも実物でも目にしたことはない。一人になった瞬間興奮が収まらない、ずっと頭にあの肉体がよぎってしまう。足音が聞こえた、先ほどの女性だろうか。これが最後だ。




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