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昨日はデジタルアートギャラリーをまだ見たことが無いという友人を誘って日本橋に。

美樹本晴彦先生の画業40周年の記念個展やっていました。美樹本先生はそれこそ昔からガンダムやマクロスに携わってきた方ですのでそりゃ長いよなぁって。昔から美少女を描き込むことに情熱を向けていた美樹本先生。今回も美少女は勿論、背景やエフェクトなども細かく描き込んでおり、美樹本世界観がめちゃくちゃ美しかったです。


そして、私が敬愛するカントク先生の絵も鑑賞。この人やっぱり死ぬほど描いてるしそれ以上に観察してるなぁって思いました。

話せば長くなりますが、デジタルアートギャラリーを見たことなかった友人は凄く感動しておりました。連れてきた甲斐があったというものです。


彼にも憧れの先生がいます。七原しえ先生です。MTGの常連絵師さんだし、FGOでも概念礼装のイラストを描いていました。


どうしたらあのレベルまでいけるのか?


という話題でした。

昔の私は技術さえあればいけると感じていました。しかし最近の私はそうは思っていません。


私の師匠が、

上手いだけの絵描きなら腐るほどいるが感動させられる絵描きはそうはいない。

と私に言ってくれてたのを思い出します。


感動させられるというのは単純な技術も勿論ですが、それ以上に絵描きが持っている五感や六感といったものが大事だと思っています。

いわゆるセンスというやつ。


あーこれはデジタルアートギャラリーのカントク先生の向日葵の絵があるのですが、これがもう絵の教科書みたいな作品で。

実際見てみないと分からないのがもどかしい!w

早い話、カントク先生の絵からは

「温度、音、匂い」

が感じることが出来るのですよ。


私は師匠から「シズル感の感じる絵を描きなさい」とずっと言われてきたのですが、その代表例がカントク先生の向日葵の絵なのです。

デジタルかじってる人は絶対一度は観に行って欲しいですね!

…とまぁ、ここからタイトル回収

いくら私がオススメしても

「へぇ、ふーん」

という人と

「マジで?!観に行きますわ!」

という人では、得られる情報量が全く違うのって分かりますか?


人間ってどうしても自分の枠組みで捉えがちだし動きがち。そして相談する相手も周りにいるのは同レベルか自分以下のレベルの人達ばかり。


でも先輩や師匠って、明らかに自分より前に進んでいて、ありがたいことに

「この道進めば遠回りしなくていいよー」

って、教えてくれる時があったりします。


この状態でどれくらい先輩や師匠のいうことを信じられるか?です。


当たり前ですが、師匠達が通った方が良いよーと言ってくれた道は楽な道じゃないです。なんなら断崖絶壁です。でも師匠達は「あ、登る時、そこに足掛けたら落ちないよ」とか全部把握してるわけですよ。

何故なら、師匠達も過去通った道だから。


でもこの断崖絶壁を見て、いや自分で道を探して登るんで〜とか、ちょいと崖から踏み外してこけただけでやーめた!ってなる人が大半です。

師匠達から見たら「あれ?本気じゃなかったんだ。まーいっか。」で終わりです。


でもこれって私は師匠や先輩達との距離感や信頼関係だと思うんですよね。

私は師匠になら何言われても受け入れようと決めて、師匠の断崖絶壁試練に何度も挑戦して今も登っています。

私は師匠を信じ切っています。

周りからそれは危ないやろって言われても関係ないです。私はその人のようになりたいから師匠と仰いでいるのであって、周りがとやかく言う問題ではないからです。

つまり、どこまで素直でいれるのか?というのが大事だと思います。


かくいう私もまだまだ素直じゃないし、学ぶことが沢山あります。

ようやく今になって上記のことに気がつき始めてきた感じです。


それを、教えてくれるのも周りの人達に支えられているならなんですね。

今日も一日、感謝を胸に頑張りましょう!

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