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「そんな…どうして私が…怪人に…」 私、神宮寺フウカは馬糞怪人に改造されてしまいました。顔と手足以外は悪臭を放つ大きな馬糞で固められてしまいました。自分で言うのもいうのもなんですが、スタイルにはそれなりの自信があったのですが、身体のほとんどは馬糞の塊で隠れてしまったのです。 「うぅ…臭いです…。身体中がねっとりしてます…」 感触だけでなく悪臭も本物です。獣とその…排泄物特有の刺激集が身体中に染み込みます。 私は巷で人気の正義の味方、パワーレンジャーの心優しい女リーダー、レッド様に憧れてる普通の人間…だったんです。 家柄が厳しく、それなりに大きな企業の跡取りとなる私を、精神的に支えたのはレッド様でした。自分よりも強い怪人も倒してしまう力と勇気…ニュース番組でレッド様の映像が出ていたら目で追ってしまうぐらいです。 余談ですがパワーレンジャーの活躍は実写作品にもなるぐらい目覚しいものなんです。特撮…といいましたっけ…。私も家族に内緒で夜な夜な録画した番組をこっそり何度も鑑賞しています。 しかし、レッド様に会いたいという話をどこかで聞きつけたパワーレンジャーの敵対軍団は私を怪人に洗脳してレッド様に会わせようと画策しました。だからといって馬糞怪人なんて…そんなお下品な怪人に改造するなんて酷いです…。 「レッド様と同じ…私も女なんですけどね…」 怪人に改造された私は自室に案内されました。その部屋には誰もおらず、私だけが使える空間がそこにはありました。常に使用人がいるような、居心地の悪い生活をしていた私には天国のような場所…になるはずだったのですが… 「馬小屋…でなければもう少し喜べたのですが…」 そこには藁が敷いてあり、何頭かのお馬さんがいた痕跡もあります。整備は行き届いていない様で窓も無いような、お世辞にも綺麗とはいえない場所でした。 「馬糞まみれの私が言えたことではないですが…部屋のニオイも凄いですね…」 部屋は私と同じ馬糞臭と…加えて獣臭…。ほかの怪人さんはもう少しまともな部屋を与えられているのでしょうね… 「足を曲げなきゃいけない寝床も悪くないですね…私も出世すれば、もう少しお綺麗な部屋に住まわせてくれるのでしょうか…なんて…」 怪人として生きていく決めたわけではないですが、そんな未来も多少は想像してしまいます。 厳しい両親や会社の跡取りとなる責務から逃れ、悠々自適に暮らす…憧れのパワーレンジャーやレッド様と戦うこともあるかもしれません。あぁ…それはすごく怖いですね。やはり私の本当の望みは、人間に戻ることです。 馬糞姿の私は馬小屋で一夜を過ごす…悲しいことですが絵面に違和感はないと思います。でもだからこそ不思議でした。目が覚めたら機会だらけの薄暗い部屋の怪しいカプセルの中に私はいました。 「待たせたね。君の意識を怪人のものにしてやろう。少し我慢していてくれ。」 カプセル越しに私の前にいたのは眼鏡をかけ、白衣を着た白髪の女性でした。 「あの…私はどうなってしまうのでしょうか…」 「馬糞女の君はまだ見た目だけの怪人なんだ。君は平和ボケした誰にでも優しい淑女…それでは怪人として相応しくないだろう?」 私の意識をどうにかしてしまう事は既に決まったことかのように『博士』と周りから呼ばれてる女性は淡々と話を進めます。 「準備は整った。次に目を覚ましたら神宮寺のお嬢様…君は凶悪で品のない怪人になるだろう。では、さようなら。」 「ま、待ってください! どうして私の名前…を……」 ここで私の意識は途切れました。 ーーーーーーーーーーー 場所は変わり、ここは市街地です。大勢の方が行き交う賑やかな場所ですが…今は違います。街の方は私を見るなりどこかへ行ってしまいます。馬糞まみれの女を見てからの行動なので当然の事だと思いますが。 そんな私は今、顔をしかめた女性と相対しています。 「あなたは神宮寺フウカ…で合ってる?どうしてこんな汚らしい格好で彷徨いてるの?」 一言で私をズバッと切り捨てるこの方は私の憧れのお方、パワーレンジャーのパワーレッド様その人なのです。 「た、確かに私は神宮寺フウカですが…わ、私はレッド様の大ファンなんです!いつもテレビで見てます! あ、あの…どうして私の名前を…」 「あなたの両親に捜索を頼まれただけよ…それより、怪人の格好していて民間人に何もしないなんて何を企んでいるの?」 先程の話に戻りますが、私の思考を怪人のものにする洗脳は失敗したのです。 私の意思はそのまま…ですが見た目はやはり馬糞怪人です。なし崩し的にパワーレンジャーや怪人に逆らう民間人を倒す任務を任されたのです。でも結果は散々です。他人の襲い方なんて私は知りませんし戦い方も分からない…挙句には子供に石を投げられる始末…。途方に暮れた私にレッド様はお声をかけてくれました。 「しかもボロボロじゃない…この姿をあなたの両親が見たら卒倒するでしょうから組織に連れていくわ。その姿をなんとかしましょう…」 クールでこんな姿の私にも悪態はつかないレッド様のお姿を目に焼き付けました。心無しか鼻をつまんでいたように見えましたがきっと心の内では優しい方なんだと私は信じています。 ん…? ちょっと待ってください…私の両親に頼まれて私を捜してた…そう言いましたか…? 「えっと…この後私はどうなるのでしょう…?」 「どうって…怪人の改造を取り除いて…家に戻ってもらうだけよ。」 私は歩みを止めました。 「すみません…それは嫌…です……」 「…は? 何を言って…」 家に戻れば使用人に四六時中監視され、会社の跡取りの事『だけ』を考えながら…私は生きていくのですか… 私の願いは人間に戻ること…ですが自分の家に戻る事とはイコールになりません。 「…申し訳ありません。私は…家には戻りません。」 「…そう。なら構えなさい。あなたは怪人でと私はヒーロー…やる事は分かるでしょ?」 レッド様の目付きが変わりました。怪人である私を侮蔑する冷たい目。レッド様は怪人に一切の手心を加えないことで有名です。 「私のファン…か。人間の女の子ならその言葉は嬉しいのだけれど。」 どうやら私をもう人間として扱ってはくれないみたいです。 「貴方も私が倒さなくちゃいけない存在ってことね。覚悟なさい!」 「そんな…! 待ってください!!」 「問答無用よ!!」 こうして戦いが始まりました。戦う術を知らない私は必死に逃げ回ります。しかし、すぐに追い詰められてしまいます。 「観念しなさい。ご両親には悪いけど…少し痛い目を見てもらうわ。」 一か八か、私はレッド様に攻撃を仕掛けました。 「ぐあっ!?」 私はレッド様の顔面に思いっきり、身体の一部である馬糞を投げつけてしまいました。 「いやあああ!!!くさっ!? 何すんのよこの馬糞女ぁあぁぁ!!!! コロス…そこで大人しくしなさいッ!!」 「レ、レッド様っ! 決してお顔に当てるつもりは…キャアッ!?」 怒ったレッド様は私の顔面を蹴りつけ、馬糞の部分に触れないように私の顔を重点的に踏みつけました。 「ごめんなさぁあい!! レッド様ぁ〜〜!!」 「うっさい!! あんたお嬢様のくせに…そんな汚い真似して恥ずかしくないの!? このド変態!!」 レッド様の怒りを買った私はボコボコにされてしまいました。 「ハァ…ハァ…さっさと顔…洗わないと… 次会ったらマジで許さないから…!」 万事休すか、私は大敗を喫しました。顔だけを沢山蹴られ、思わず涙が出てしまいました。この後は別の怪人さんに回収され、組織の基地に戻りました。その怪人さんたちも怪訝な顔をしながら私を運びました。 ーーーーーーーー 上層部の怪人の方々に叱られた後、私は馬小屋に戻りました。いつもなら就寝する時間なのですが…私は初めてお会いしたあの方の姿がまぶたの裏に浮かびました… 「あんたお嬢様のくせに…そんな汚い真似して恥ずかしくないの!?」 レッド様の美しいお声が私の脳内で反芻しています。その光景を思い浮かべて私は… 「あぁ…レッド様ぁ…酷いです…♡ 私は好きで怪人になったわけではないのに… しかもこんな汚い怪人には…あぁんっ♡」 気づけば馬糞に覆われてない胸と…女性器をまさぐっていました。黒いタイツごしに、くちゅくちゅくちゅ、と… 「大好きなレッド様の踏みつけ…♡ 綺麗なお声での罵声…肥溜めを見る様な冷酷な視線…♡ きっとレッド様を応援している方々は味わえない…♡ 正義の味方のレッド様は私だけに…あんなに冷たくなる…♡ あぁっ♡ あぁんっ♡」 鼻の頭を踏まれたこと、お靴でぐりぐりされた事も思い出してきました。私は自分の手でお話をぐりぐりと押してみました。 「うぅん…ふがっ♡ 気持ちイイけど…まだ足りません…レッド様はもっと…♡ 激しく…♡ ふぎぃ…♡ くさっ…♡ 馬糞の臭いが鼻に…♡ 忘れてました…私はくさ~い馬糞怪人でしたね…♡♡」 家に帰らないと決意したと同時に、この日私は馬糞怪人として生きていくことを余儀なくされました。そして、明日もまた、めげずにレッドに襲いかかるのです…♡ 今日も負け、 「レッド様ぁ…今日の怒りっぷりも最高でしたぁ…♡ 私もレッド様の攻めを耐えられるように強くならないとぉ…♡ いけませんねぇ…♡」 その次も負け、 「ようやくお子さんが私を見て逃げるようになりましたぁ…♡ 怪人の第1歩ですね…♡ えへへ…♡ うんこ怪人…ですって…♡ 乙女相手に失礼しちゃいますねっ…♡」 さらにその次も負け、 「『バフウンカ』…なんてどうでしょう…♡ 神宮寺フウカ改め馬糞怪人バフウンカ…♡ イイ響きです…♡ 怪人には怪人のお名前をつけた方が…しっくりきますよねぇ…ふふっ♡」 敗北と馬小屋の悪臭を堪能して…私はどんどんと怪人のお作法を自分自身の身体を使って身につけました。 「もうレッド様も怖くなんかないです…♡ レッド様…♡ また明日も会いましょうねぇ…ふひっ♡」 最近は馬糞のニオイだけでなく、イカのような、独特な香りも強くなってきた気がします♡ ーーーーーーーー 「レッド様ぁ…♡ 今日こそは絶対に勝たないと…幹部の方や首領様に怒られちゃうんですぅ…♡ このうんこ女ってぇ…罵られちゃいますぅ…♡」 「ふん。馬鹿の一つ覚えみたいにまた来たのね。いい加減諦めたらどうなの?」 「それは無理ですぅ…♡ 首領様にまた怒られてしまいますし…負けたらもうレッド様に踏んでもらう事もできないでしょう…?♡」 「あんた…日に日におかしくなってない…? でも強さは変わらないみたいだし…今日もさっさと終わらせてあげる!」 レッド様は私に飛びかかりました。しかし、今回の私は一味違います。 「いきますよレッド様っ♡ う、うりゃあーっ!!」 「ぐっ!?」 レッドが攻撃するより早く、フウカは後ろに隠し持ってた馬糞の塊を投げつけました。 「いやあぁぁっ!? 目に染みるぅ…! なんて悪臭なのぉ…!?」 「な、なんということでしょう…♡ 私の馬糞爆弾でレッド様が馬糞まみれに…♡ 私の…見たかった光景…あはっ♡」 「く、臭いわ…この馬糞怪人が…!!」 レッド様の歯ぎしりする姿を見届け、ついにはレッド様が両膝をつき倒れました。 「えへへ……♡ や、やったぞーっ!!ざ、ざまあみろですぅ〜!!」 怪人らしく勝ち誇ってみました。レッド様は起き上がってきません。ついにレッド様は… 「レッド様を…組織に連れ帰れます…♡ レッド様を怪人にぃ…♡ うへっ…♡ うへへへへっっ♡♡♡」 私ってば柄にも無く興奮を…♡ レッド様をお持ち帰りする前に、やるべき事をすませましょう…♡ 「レッド様が私のような汚い怪人になるかもしれませんし…その前にレッド様の…に、ニオイを……♡♡」 もしかしたら馬糞怪人では無い違う怪人に改造されてしまうかもしれません。その前に、馬糞まみれのレッド様を堪能しなくては…♡ 「くんくん……レッド様のお洋服からは…お馬さんの香りがしますねぇ…♡♡」 「近づくなぁ…!! あんた…く…クサいのよ…!!」 ショックのあまりレッド様は声を出すだけで精一杯です。変身後のスーツも消え、どこかの学校の制服姿に変わりました。 「まぁ…レッド様は学生さんでしたのね…♡ ポケットには学生証も…なるほど…高校3年生… 私と同学年だったのですね♡ 知りませんでした♡ それに学生服なら脱がせやすくて助かります…♡」 「ちょ、ちょっと……何をするつもりなの!?」 私はレッド様の靴下を脱がせました。 「んん〜〜ッ♡ 素足は以外と小さいですねぇ♡ こ~んな小さい足でレッド様は私をふんづけていたのですね……♡」 「ちょっ…足を持ち上げないで…! あんた…もしかして根に待ってるの…?」 「えへへぇ…♡ こうやって私のお鼻を…ふごっ♡ ぐりぐり~ってしてくれましたよねぇ♡ その感触が忘れられなくて…♡」 「あ、あんた…鼻水出してない…? 足の裏に変な液体が…」 「すみませぇん…♡ でも馬糞と比べたら…汚くないからいいじゃないですかぁ…♡ すんすん…♡」 脳が蕩けてしまいそうです…♡ 勝負に勝った私は敗者のレッド様を好き放題できる…それが怪人のお作法だと学びました♡ 「やめて!どさくさに紛れて嗅がないで!!」 「もっと嗅いであげますぅ〜♪」 「やめなさいってば!変態!」 「えへへ……レッド様ぁ…お靴の掃除はされてないんですかぁ…?♡ 私が綺麗にしてあげますぅ…♡」 「よ、余計なお世話…ひぅっ?! あんた…もしかして足、舐め…てる…?」 顔を真っ赤にするレッド様も悪くありませんね…♡ 私は舌でレッド様の足をくすぐってあげます。 「や、やめなさいよ!馬糞女!! 両親が見たら絶対悲しむわよ!?」 「やめませんっ♡ 私はレッド様に惚れて怪人になったんですから!お家の事なんか知りませんっ♡ レッド様の身体を隅々まで堪能するんです!」 「ひっ……!」 レッド様の顔が今度は青ざめていきます。こんな弱ったレッド様も素敵です…♡ 目をつぶったレッド様は…口元ががら空きでした♡ これは好機です…♡ 私はすかさず唇を重ねます。 「だめだって言ってるでしょ…離しなさ…あ…んん…んぐ…」 「んちゅ……れろぉ……」 「あん……いや……やめなさい……」 「じゅぽっ……ぐぷっ……はぁ……美味しい……れろ……」 「何…あんたの口… そんなにクサかったっけ…?」 「これは馬糞のニオイがする口紅です…♡ レッド様の唇を味わい…私の体臭もお口で堪能して貰うという寸法です…♡」 「あんた…どんな育てられ方されたのよ…」 数十秒が何分にも感じられる様な濃厚な時間が流れました。最初は嫌がっていたレッド様も観念したのか、抵抗しなくなりました。 「あぁ……好きです…♡ レッド様…私の女になってくれませんか…?♡」 「は!?何言ってるの!?私達女同士でしょ…?」 「そんなことは知ってます!でも怪人がヒーローの女性を侍らすのは良くあることとお聞きします…だから私の女になってください!!」 「そんなこと言われても困るわよ……!!」 「愛しのレッド様が違う怪人さんのものになるのなんて考えられないです!! こんなに愛してるのにっ!♡ せっかく本物のレッド様にお会い出来たのに…すぐに引き裂かれるなんてもう嫌です…♡」 「いや、それはさすがに……というか、貴方みたいな馬糞怪人に抱かれるなんて絶対嫌!!」 「ど、どうしてですかぁ〜〜!! まだ愛が足りないのでしょうかっ!?」 「どうしてって言われても……とにかく嫌なもの嫌よ…」 でも諦めがつかない私は、レッド様を強く抱き寄せました。 「どうしても駄目なら仕方ありません…私の馬糞臭…身体で味わってください♡ 私の身体の馬糞をおすそ分けしちゃいます…♡」 「あ…あぁ…!! くさっ…うっぷ… な、なに…身体が熱い…私…どうなっちゃうの…?」 「変身に使うベルトを見てください…♡ 私の馬糞に蝕まれて…色が変わっていきますよ…?♡」 「は…? そんな…馬鹿な…いやぁあぁぁーーッ!?」 レッド様は禍々しい黒い光に包まれました。光が消えると、レッド様は黒いタイツ姿に…そして顔や胸、手足、そして女性のあそこを除き、身体が馬糞に包まれていました。 そして私と同じ悪臭を放っています♡ 「いやぁ……これじゃ私……あなたと同じ怪人じゃない…」 「レッド様ぁ……これでようやく結ばれることができますぅ〜…♡」 「いやぁ……こんなの嫌よ……。誰か助けてぇ……」 気絶したレッド様はほかの怪人さんに運んでもらいました。お強いレッド様を倒した私は多くの怪人に驚かれ、幹部の方や首領様も私の功績を認め、レッド様を私の配下に置くよう手配しました。 ーーーーーーーー 「ねぇ…ここ…完全に馬小屋よね…? 私…ここで寝るの…?」 私と同じような反応をしていますね…。無理もありません。ほかの怪人さんはそれなりに広く清潔な部屋が与えられてるのに、体臭が臭すぎる私たちは引き続き馬小屋に隔離されるみたいです。 「いいじゃないですか♡ 私たち、臭すぎますし…♡ それに、誰にも邪魔されない離れですし私は 好きですよ?♡ まぁレッド様と一緒にいられるなら私はどこだって構いませんけど♡」 「…あんた怪人になって嫌じゃないの? 馬糞の姿もアレだけど…その立ち方… 女の子でしょうに…」 「怪人なら常にがに股で移動しないとっ♡ こうやって両腕を挙げて…ぶりぶりぶり〜!♡ って言って街中の人達をおどかすんですっ♡」 「……ぶ、ぶりぶ…やっぱ無理…恥ずかしいし…!」 不貞腐れたレッド様は寝そべってそっぽを向いてしまいました。 「もう寝ちゃうんですかぁ…? もっと私たちの愛の巣を楽しみましょうよぉ…♡」 「抱きつかないで…というかどこでそんな言葉覚えるのよ…変態…」 「変態だなんて…酷いですぅ~♡ 私のしたっぱになったレッド様にはお仕置ですっ♡ え~いっ♡♡」 「ま、股を擦りつけんな! あんた股も臭いのよ! というかしたっぱじゃないし…」 「すみません…♡ 怪人になってからオナニーがクセになっちゃって…♡」 「オナっ…!? そういう事よく臆面もなく言えるわね…女の子でしょうに…」 「レッド様はウブなんですねぇ…♡ 可愛いですぅ…♡」 「か、可愛いとか…馬糞姿の私から一番遠い言葉だわ… うぇ…やっぱクサっ…」 あれこれと話しているうちに夜は更けていました。疲れたのかレッド様は先に寝てしまいました。目が覚めてもレッド様が隣にいて、私もずぅっと怪人でありますよに…そう祈り私も眠りにつきました。 ーーーーーーーー 「レッド様、おはようございます!今日から私たちは上司と部下…それに恋人同士ですね…♡」 「う、うるさいわね…勝手に決めないで……」 「照れてるんですね♡ 同じ馬糞怪人なのに私なんかよりずっと可愛いですよ…」 「う、うざいわね…ほんとに…」 「ところでレッド様ぁ……いつになったら私と一緒に一般の方を襲いに出かけてくれるのですか?」 「嫌よ。私は怪人として未熟なの。先輩の足引っ張るわけにはいかないでしょ。」 「そう言って〜〜! なんでいつも私のアプローチをかわしてしまうんですかぁ〜!!」 「なんでも何も、私が貴方のこと嫌いなのは分かってるでしょう?それに、貴方と一緒にいるところを他のヒーロー達に見られたら、それこそ厄介なことになるわ…」 「今のレッド様は怪人なんですよ? 怪人同士がイチャイチャしても何の問題も無いですよ!」 「私はヒーローなの!人間なの!普通の女の子に戻りたいの!」 「むぅ〜〜……わかりましたぁ……」 「わかってくれたのね。良かった……」 「じゃあ、せめてこれからも一緒に寝ましょう♡ 同じ馬糞のニオイが漂うこの馬小屋で…♡」 「それも嫌。部屋は別々にして。」 「そんな〜〜!!レッド様のいけずぅ……♡」 「ハァ…あなた元はお嬢様なんでしょ? 元の生活に未練はないの?」 「無いといえば嘘になりますけどぉ……レッド様がいない生活なんて寂しすぎますし…家には厳しい両親や使用人がいますから…」 「ふーん…私には縁のない話ね… 人間に戻ったら人生の勝ち組間違いないのに…」 「レッド様を怪人に出来た時点で私の人生は豊かなものだと確約されるんですよ…♡ 」 「…この変態怪人」 「汚嬢様と呼んでくれても構いませんよ♡…ってレッド様! 大変です!」 「こ、今度は何…?」 「実はレッド様のご友人のブルーさんとイエローさんが行方不明になったあなたを探してるという報告が入りました! やっつけに行きましょう!」 「嘘っ!? そんなこと急に言われても…」 「大丈夫です!馬糞怪人の力があれば余裕で勝てます!」 「そういう問題じゃなくて……そもそも私は二人と戦うつもりは無いのよ。」 「ええっ!!どうしてですかぁ!!」 「だって、あの二人は私の大切な友達だもの……」 「でも、このままだと私たちが離れ離れになっちゃいます…私がお二人を倒してもよろしいでしょうか?」 「だめよ!絶対にやめてっ! ハァ…私も二人の前に出て行くわ。あなた一人だと何が起こるか分からないし…」 「レッド様…わ、私を心配して…」 「そんなわけないでしょっ! 私はヒーローとして責任を取るわ。彼女たちを危険な目に巻き込んだら友人として申し訳が立たないし…まぁ今は怪人だけど…。何とかヒーローをやめて貰うわ。」 「分かりました…。では、私の傍から離れないでくださいね。怪人の先輩として…恋人として…私には貴方を守る義務があります…」 「フウカ…あんた…」 ー市街地ー 「ちょっと!怪人がここに何の用かしら?」 「い、イエローさん…よく見たらこの人レッドさんじゃないかな…!?」 「はぁ!? レッド! そんな汚ったない馬糞の格好で何してんの!?」 戸惑いを隠せないブルーさん。イエローさん。馬糞怪人の私とレッド様は二人と対峙します。 「二人とも聞いて欲しいことがあるの……。私ね、最近怪人になっちゃって…それで……」 「私はヒーローであるレッド様を愛する怪人なんです!レッド様と私の愛の営みを邪魔をするならウンチまみれにしちゃいますよっ!」 「ちょっと…フウカ!!何言ってんのよ……!!」 「ヒーローをやめさせるなら脅しぐらいはしないと…ああっ!レッド様!愛してますぅ…」 「い、嫌!抱きつかないで…!!私、この臭い嫌いなの! クサいから離れて…!!」 「うふふ…♡レッド様ったら照れ屋さんですね…♡」 「れ、レッド…怪人とどういう関係なのよ…」 「あの人神宮寺家の娘さんじゃ…二人まとめて洗脳されちゃったのかなぁ…!?」 「レッド様!構えてください!ほらっ!お二人に自己紹介してください! 私の彼女だってことも!ぶりぶりぶり〜ッ!!♡♡」 「ぶ、ぶりぶりぶり〜/// 余計な事実を加えないで! あとこれホントにやらなきゃダメ…? わ、私は馬糞怪人…ば、バフンレッドよ!! あなた…じゃなくてお前たちッ!! ヒーローなんてやめちゃえーッ!!///」 顔を真っ赤にしながらレッド様はイエローさんとブルーさんに突っ込んでいきました。逃げ惑うブルーさんとイエローさん。話し合いと戦いの末、パワーレンジャーは解散したそうです。 ダブル馬糞怪人の私たちはほかのヒーローの方々から恐れられ、最早我々怪人二体の邪魔する者は誰一人として居なくなりました。こうして私たちは馬小屋の中で末永く幸せに暮らしたのです…♡

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