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私の名前はミズキ。どこにでもいる普通の高校生…だったのですが今は違います。ひょんなことから街を守るヒーローになってしまったのです。怪人と戦う日々…でも私には、そんな過酷な日常を一緒に過ごす心強い相棒がいました。 「任せといて! こんな怪人たち、私がぶっ飛ばしてやるんだからっ! ミズキ! 私に着いてきてっ!」 同級生だけど、ヒーローとしては先輩のサクラちゃん…彼女が心の支えでした…少し前までは。 サクラちゃんは怪人たちに捕まって怪人達の秘密基地に連れていかれしまったのです。ヒーロー側の組織はくまなく町中…それどころか日本中を調べてようやくサクラちゃんと思わしき人物を見つけたのです。 私はサクラちゃんを迎えに行く為、ヒーロー側の組織の反対を押し切って単独でサクラちゃんの元に向かいました。サクラちゃんはいつも私を引っ張ってくれた…今度は私が助ける番です。 「待っててねサクラちゃん…私があなたを必ず助けてみせるから」 しかし再会したサクラちゃんはとてつもなく下品な怪人に改造されていたのでした…。 「久しぶりねミズキ! 私はハナクソ怪人よ!ほじほじほじーッ! あなたも私の仲間にしてあげるわ!」 サクラちゃんは変わり果てた姿で私に敵意を剥けました。 ハナクソ型の被り物で前髪と顔以外はすっぽりと隠れてしまっています。黒い全身タイツの上の肩にもハナクソ型の装飾があり、何より気になるのはサクラちゃんの綺麗な顔を台無しにするかのように臭いハナクソが鼻の下に付いていたのです。 女の子なら卒倒してしまいそうな格好をノリノリで着こなしてるサクラちゃんは私に向かってこう言いました。 「ほじほじほじ〜♪ さあ私の必殺技を食らいなさい! 必殺! くしゃみ鼻毛ビーム!!」 その瞬間、ぶぴゅーっと勢いよくハナクソが発射されました。 ブチィッ!! 「きゃあああっ!?」 ハナクソの直撃を受けた私は膝を着きました。 「ふふんっ! どう? これが私の新技! このハナクソはただの飾りじゃないのよ! 自分のハナクソで攻撃できるなんて最高でしょう?」 得意げに話すサクラちゃん。口調と顔立ち以外にもう女の子としての自覚も品格も消えちゃったのかな…。 「サクラちゃん…女の子がこんなことしちゃダメだよ…!」 私は立ち上がりながらそう言うと、サクラちゃんは笑い声を上げました。 「アハハッ! 女の子? 違うわよミズキ! 今の私はハナクソ怪人! そして怪人組織の首領であるあのお方の部下として働かせてもらっているの! ほら見なさい! これはハナクソ型の通信機…これで私の可愛い下僕を呼んであげるわ!」 まさかもう部下がいるなんて…ヒーローとしてのカリスマ性は、怪人としてのカリスマ性に取って代わったみたいです。そして、鼻から取り出したハナクソ型通信機で部下との連絡を取り始めました。 「ほじほじッ! 私の親友、ミズキがのこのこと私の前に現れたわ! こっちに来て洗脳の準備をしなさい! 半分は引き続き、人間の女たちにハナクソを付けて回りなさいっ! ほじほじッ!」 通信を終えると早速サクラちゃんと同じ格好の人達が数人、彼女の元に集まりました。 その下っ端の人達を見て私は衝撃を受けました。 「この人たち…みんなサクラちゃんのファン…だよね……?」 サクラちゃんはその勝気な性格故に、女の子のファンが多いのでファンの子たちの顔は私もよく知っていました。私の問いかけに対して、サクラちゃんはニヤリと笑って答えました。 「えぇ! そうよ! 私の魅力に魅了された哀れな女たち! これからはあなたもこの子達と一緒にハナクソ怪人の素晴らしさを広めていくの!」 「関係の無い人達を巻き込むなんて……酷いよサクラちゃん……」 「あら? じゃあ逆に聞くけどミズキ……あなたは彼女たちがどんな生活をしているか知ってるのかしら? 毎日の生活に追われて恋をする暇もない女だっているわ。そんな彼女たちを救えるのは私たちだけなのよ! ハナクソ怪人になれば悩みやストレスから解放される! あなたもヒーローなら、私のようなハナクソ怪人となって世界中の人を救おうとは思わないの!?」 サクラちゃんは熱弁しました。でも、私は納得できません。 「そんなのおかしいよ! サクラちゃんはヒーローになりたかったんじゃないの!?」 「……確かに、昔は憧れてたわ。だけど今は違う! ハナクソ怪人こそが私の天職だったって気付いたの!」 「どうして!? そんな汚い姿、全然似合ってない! 」 「うるさいわね! あんただって、ヒーローになった時、自分をカッコいいって思ったでしょ!? 私も同じなのよ! それにハナクソ怪人って結構人気あるのよ! ほじほじッ! ほじほじッ! 」 サクラちゃんの主張はまるでおかしかった。でも私も引くわけないはいかない。 「鼻をほじる女の子がどこで人気だって言うの!? サクラちゃん、下品なことは誰よりも嫌いだったじゃない!」 「下品? はぁ? ハナクソ怪人が下品ですって? 笑わせてくれるわね! ハナクソは私にとって最高の美容法よ! ほじほじッ!」 「……」 もう何を言っても無駄なのかな……。だったら今すべき事は口喧嘩ではないのかもしれない。 「サクラちゃんは絶対…ヒーローに戻してみせる! 覚悟してっ!」 「ヒーローらしく戦おうって言うのね…怪人の私としては乗らない訳にはいかないわっ!だったら私はミズキの鼻をほじり尽してあんたが嫌いな下品な怪人にしてあげる!」 私たちは同時に動き出しました。 まずはサクラちゃんがハナクソビームを放ちます。それを私はジャンプで回避し、そのまま空中で身体を回転させながらサクラちゃんの鼻に向かって指を入れました。 「ふがっ!? 咄嗟に考えた手にしてはやるじゃない…! 私のハナクソを封じようって魂胆ね…」 しかしサクラちゃんは意に介さず、 「私に近づいたって事は鼻をほじられる覚悟は出来てるんでしょうねぇ!?」 サクラちゃんは私の鼻に手を突っ込みました。人差し指と中指を同時に…しかもその手にはハナクソがついていました。 「んひぃいっ!!?」 「うふふっ! どうしたのミズキ! 顔が真っ赤になってるわよぉ〜? さっきまでの威勢はどうしたのぉ? ほじほじっ!」 私の鼻の穴の中をほじくりながらサクラちゃんは楽しそうな声を出しました。 「ミズキ……あなたこんなにハナクソが溜まってたのねぇ…ほじほじほじ〜♡」 「やめ…やめて……!」 私は必死に抵抗しますが、 「あら、まだ喋れる余裕があるみたいね…じゃあこれはどうかしら?」 そう言いつつ、サクラちゃんは部下な合図を出しました。 「ハナクソマスクは出来たみたいね! 洗脳の準備をしなさい!」 サクラちゃんの部下は顔の部分だけ空いたハナクソの被り物を私に被せようとしました。 「やだ……それだけは嫌っ……!」 私は必死に逃げようとしたけど、サクラちゃんの指が私の鼻をほじって離しません。 「ほーじほじッ! これであなたも立派なハナクソ怪人の仲間入りよ! ほじほじッ!」 そう言ってサクラちゃんは部下を使って私にハナクソマスクを被せました。 すると、私のヒーロースーツに異変が起こりました。 「な…なにこれ……?」 防塵効果もある高級なヒーロースーツはぴっちりとした安っぽい全身タイツへ変わりました。大きなハナクソ型の方の装飾にハナクソを模したベルト…情けないことに今の私はどこからどう見てもハナクソ怪人の仲間です。 「こんな姿いやだよ…元に戻し…ふがっ…?」 「あら? 早速効果が出てきたみたいね! そのマスクはね…ハナクソをこよなく愛する気持ちが抑えられなくなるのよ! 自分の手で鼻をほじりたくのは当然ね!」 サクラちゃんは得意げな表情で説明しました。 確かにこのマスクをつけた途端、私の胸はドキドキしてきました。ハナクソをほじって、鼻から出したい衝動が止まらないんです。 そしてそれは私の意思とは関係なしに私の手を動かしていきました。 「ハナクソ……ほじるぅ……ッ! 」 私は無意識のうちに両手で鼻の穴をほじり始めてしまいました。 「おほっ♡ やべっ♡ すごく興奮するよぉ…ッ! ほじほじッ!」 「いい感じよミズキ! どんどん下品かなハナクソ怪人になりましょう! ほじほじッ!」 サクラちゃんは私の鼻を激しくほじってくれました。 「ん゛お゛ぉっ♡ サクラちゃん…私の鼻の奥のハナクソが取れないの…取ってくれないかな…?」 「ん~どうしようかしら〜〜♡ ミズキは私と違って下品なことは嫌いなんでしょぉ? 取らない方がいいんじゃな~い?」 サクラちゃんはハナクソを取りたくてたまらない私を焦らします。「お願い…サクラちゃん…! このままだと…おかしくなっちゃう…!」 「仕方ないわねぇ! 特別よ! ほじほじッ!」 「あぁっ! ありがとう! んほぉっ! ほじほじッ! 」 鼻の奥をぐりぐりぐりといじられて、サクラちゃんの指と私のたまったハナクソが鼻の中で蠢いていて堪らなく気持ちがイイです。 「どうかしら? これでもまだヒーローを名乗れるぅ? 今のあなたは一体何者なのかしらぁ〜?」 サクラちゃんは意地悪な言い方で私に問います。答えはもう分かってる癖に…♡ 「私はハナクソ怪人ミズキ!! 愛と平和とハナクソ為に戦う戦士です! サクラちゃんっ♡ 私と一緒に未洗脳の哀れな清潔な女と、戦ってくれないかなぁ♡ ほっじほじほじ~!」 「新バディ結成ね♡ あっ! あそこにいる女はテレビ局のアナウンサーよ! 初陣はあのテレビカメラの前で飾りましょ! お色直しもしてあげるから…それっ!」 するとサクラちゃんは私の汚いくっさいハナクソを私の鼻の下にホクロのように付けてくれました。 「とっても可愛らしいわミズキ♡ 全国の視聴者にハナクソぼくろの魅力を伝えましょっ♡ ほじほじっ!」 「うん♡ またサクラちゃんと一緒にいれて嬉しいなっ♡ オシャレに興味のなかったサクラちゃんからこ~んな可愛いメイクを教わるなんて♡ アナウンサーさ~んっ♡ 私たちと一緒にお鼻をほじほじしましょ~♡ ほじほじ~♡」 アナウンサーさんはとっても驚いた顔をしています。その顔を快楽で歪めるのが楽しみだな~♡ 私とサクラちゃんも仲直り出来たし、ハナクソって素敵 ですね♡♡

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