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どうもお世話になっております御宮内です。

久々に文字だけ記事をかいていこうかなと思います。

今回の題材としまして、2018年12月ごろからサービスを開始した「Skeb」と先月?始まった「Pixivリクエスト機能」について色々お話します。

もしかしたら御宮内にとっては結構重要なウエイト…命綱的役割を持ったサービスかもしれない。最初に結論言っておくとリクしませんかってダイマに繋がっちゃうんですがお時間があったら適当に読んでいってほしいです。


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ーコンテンツー

1.そもそもこのリクエスト系サービスとは何ぞや?

2.それに対して御宮内が思うこと

3.何件か依頼を受けて思ったこととか。

4.実際にどんな依頼が来ているのか

5.このサービスが御宮内に与えた影響

6.宣伝




1.そもそもこのリクエスト系サービスとは何ぞや?ーーーーーーーーーーーーーーーーー




有償でクリエイターにお題を送って絵や、声や、音楽や文章を作ってもらうサービスです。

他の個人依頼サイトと今回の題材である「Skeb」「Pixivリクエスト」はちょっと性質が違い”気軽さ”に重きが置かれたサービスかなと思ってます。

システム的な違いも具体的にあって、リテイクなし・打ち合わせなし・権限譲渡なしなどが大きな違いです。


ちょうど動画で説明してくれてるいい感じのがあったのでこちらをみてくだし…。

(こっちの方が断然自分が説明するよりわかりやすい)

youtube post: m4xzgh32fG8

有償のお題箱って説明、すごいわかりやすい。

無理に消化しなくてもいいので作家側にも優しい仕様です。


なぜこんなリクエストサイトが最近出てきたのかというと、私が思うに「失礼な個人依頼をする人が結構いた」からじゃないかなぁと思います。


twitter post: 1314480258632966146

一例としてこういう。


同人の文化がすごく浸透してより身近になったことで創作活動をする方が増えました。

文が書ける人が本を出したいな、と思ったときに表紙を描いてくれる人を探す。

音楽が作れる人がCD出したいな、と思ったときにジャケットを描ける人を探す。

デザインが出来る人、動画編集できる人、とか自分では難しいので得意な人にお願いしたい場面が創作をしてると出てきます。


御宮内で言えば”より人の目を引ける表紙デザインやロゴ”が作れる「デザイナー」の力が欲しかったので木曾合同・岸波本から協力いただいています。


創作活動をしていなくてもSNSのアイコン描いてほしいなとかちょっとした需要が拡大していき、そこで出てくるのが上のツイートのような「失礼な依頼に当たらないか?」「もっと気軽に依頼を受けたい」みたいな思いを受けて生まれたプラットフォームがSkebやpixivリクエストだと思いますね。




2.それに対して御宮内が思うことーーーーーーーーーーーーーーーーー




創作する側が己の付加価値を確認できるという意味ではとてもいいと思いますね。

だったらお題箱でいいじゃん。どうしてもお金のにおいというか、目に見えてビジネス化してくると嫌悪感が出てくる人もいると思うんです。

重ね重ね同じこと言っちゃうんですけど、どうしても好きなこと得意なことでお金を得ることがけしからんと思ってる人がいて、アニメーターみたく好きでやってるんだからと対価を安く見積もる人がいるのが実情ですから、

「申し訳ありませんお受けできません」みたいな対応をボタン一つで拒否できる、依頼する側もなんとなくの金額が把握できるこのサービスは大変便利になったなと思います。


自身の近況について絡めての話は後ほど。



3.何件か依頼を受けて思ったこととか。ーーーーーーーーーーーーーーーーー




御宮内はSkeb開設したのは19年5/31、初めて依頼が来たのは20年8/24。

一年以上も依頼はなかった。かなしいね。

この1か月半で受けた依頼数は15件、ドッと来ましたね。

開設して、何件か描いて実績を積まないと継続的に依頼をもらい続けるのは難しいみたいですね。


★ここで全く同じサービスでお金のやり取りの有無しか違いがない「お題箱」と最初に比べてみると、やっぱりお金がかかる分依頼を送ってくる人はとても限定され少なくなりますが「むやみにお題を連投する」人はいませんね。


twitter post: 1255450610012491776

★「陸上セパレート仙台」「焼きそばを食べる卯月」などお題箱であった”複数の絵描きに同じ絵を描いてもらう”行為は、Skebでも健在です。

ピンポイント性癖だけどお金の力で自ら供給を満たしていくスタイルですね

この辺は個々の作家が受けるかどうかだけの話なので特に言及はないです。



★自分が描いてほしいモノ、よりは作家の応援感の強い依頼もある。

これをなぜ感じたかというと、依頼で「暁絵」と「岸波絵」を受けたんですが、最初に表示される「おまかせ金額」よりかなり色がついて送られていたからですね。

暁や岸波は御宮内が本を出しているキャラで、誰に頼んでもいい範囲の広い依頼ではなくガチな人がお願いしてくれてるんだなと思うので…。

「伊47」の絵もPixivに投降されてるやつの続きが見たいです!といった内容だったのでこちらも自分にしか描けない依頼故嬉しく思いました。


★納品後のブースト率の高さに驚く

Skebでは依頼をするときに払う依頼料と、完成後におまけでさらに追加報酬を渡せます。出来上がった作品が気に入らなかったら追加報酬はなしにもできます。

御宮内で言うと15件11件ブーストを頂きました。額は50~2000円と幅ひろめ。(ブーストは下限はわかんないですが依頼料以下で設定できるので更に上の金額が設定できますね)

ブーストがなくても納品後に感想が送られてくることもあるのでけっして気に入らない場合だけ無いってわけでもなさそうです。


★依頼を承諾してから悩むパターン

意外と描き始めたら難しかったパターンなどなど。

たとえば、初めて描く構図だったり、知らないアニメのキャラはまずそのキャラを知るところから始めないといけないので時間が他よりかかります。

基本的にリクエスト承認して24時間以内に絵が出来上がらなければ悩んで難航していますね。

twitter post: 1306173148463652864


★依頼が増えるとSNSなどに上がるイラスト数が増える

八月からたくさんイラストを投稿出来ていたのは依頼が溜まっていたからですね

このリクエストサービスの特徴としてある「絵の権利が作家側から動かない」ことは依頼主も自分が欲しいイラストを描いてもらえる、周りの人も投稿されたイラストを楽しめる、作家は好きなタイミングで投稿や公開をして実績にできる(未公開だと実績を証明できない)ので3者共に得のあるいい仕様だと思います。



◯pixivが同じリクエストを始めたことでSkebは大幅に手数料を下げた

上の説明動画では手数料は15%だったらしいですが御宮内が参入したころは13%-7%でした。

そして見出しの通りアクティブなユーザー数が多いPixivが同サービスに参入したことで

現在は4%に下げられました。

Pixivはキャンペーンが終わると10%に戻るらしいのでクリエイター側的に同じ金額で募集するのであればSkebの方がうれしい仕様ですね。


★リクエストは早い者勝ち

お題箱同様「人の欲望」を直で消化するので絵描きによっては長続きしないかもしれません。

同人誌は再販されないから気になったらとりあえず買っとけ的理論じゃないんですけど、いつリクエスト募集を停止するか、いつこのサービスから撤退するかわからないので

思い立ったらすぐリクエストを送った方がいいんじゃないかなぁとか思ったり。




4.実際にどんな依頼が来ているのかーーーーーーーーーーーーーーーーー




何件か実際に受けたリクエストを抜粋して紹介します。

ここでは絵ではなくて「依頼文」に注目していただきたいです。

下の奴は箇条書きでいくつも描かれていますが一言で依頼文が完結しているものも来ます。


早波…モザイクが小さくてお叱りを受けて現在は非公開にされている絵。

同じ体位で色んな方にリクされている方だったので構図被らないか心配になりながら描いた一枚。描いたことない艦娘だったので新鮮でした。


伊47…続きが見たい!系リクエスト。

文章からPixivもツイッターも見てもらっていることがわかりますね


有明…描いたことがない艦娘のリクエストは新規で見てくれる人がちょっと増える気がする(例えば長月を描くとやどかり艦村の住人がフォローをくれたりする)のでうれしいですね。もちろんいつも描いてる娘もウェルカムです。



岸波...匿名ですがたぶん同じ人からのリピートいただきました。

推しを描くというのはモチベーションが全然違いますね…。

全然関係ないけど顔もおっぱいも綺麗に描けた気がします。



暁…本も読んでくれている上にリクまで、ありがとうございます。

この「クライアントより」のところは完成して見せた後に依頼主が任意で入力するんですが語彙力が飛ぶレベルで気に入っていただけたようでこちらもうれしい限りですね。



こんな感じのリクが来ています。

そして、この文を踏まえたうえでこんな絵になるんだなぁと思っていただけたらと思います。

金額は出ませんが他にもどんなリクエスト文が来てるか気になる方はこちらにどうぞ。

↓ ↓

https://skeb.jp/@AngstromDayo


上は個人的にありがたいリクエスト4選だったわけですが

当然その逆、アイコン用などに仕様してもらうためにおまかせよりさらに低い価格も存在するわけですがその下限価格でフルオーダーをしてくる方もいますね。

色が着かない、背景が単色等高い金額を出す人が損するのはいけないのでこういう部分は差別化して対応しています。




ちょっと前に木曾のリクが未だにきてないですって話をした時に「過去作に沿ってオーダーしないと挫折されそう」って意見を頂いたんですがとりあえず送ってくれないと判断できないので遠慮せず送ってください…。

尖った性癖や過激な表現は奥の手「別個体の○○」として書けばいいのです( ˘ω˘ )





5.このサービスが御宮内に与えた影響ーーーーーーーーーーーーーーーーー


コロナ禍のなかで沢山のリクがもらえてとても助かっています。

Skebは納品後すぐ依頼料の支払いが終わるので即金性も高くとても良いサービスだと思います。

しかしながら近況の御宮内的にこれは「諸刃の剣」感がありますね。

取引が終わった時点で金銭の発生はなくなってしまうので同人誌のように継続的に利益を生み出し続けるものでもないので資産らしいものにはなりえない…。仕事量が不安定でリクエストが全く来なくなったら完全に無収入。このあたりは一長一短ですね。


ここで具体的な収入事情をお話しますと、

8月の収入がメロンブックス67754円、Skeb収益が45938円。

9月の収入がメロンブックス30454円、Skeb収益が29808円。


8月は新刊を出したためメロンでの収入が大きいんですが

合同などの他者の力を借りずに絵だけで稼いだ金額で、

この11万円、次の月ではガクッと額は下がるんですが個人的には長年の夢である”絵で生活する専業作家”にあと一歩のところまで来てるんじゃないかと思ってます。あと少しなんだ……もっと頑張らねば……。


上の額通り現在Skebをはじめとしたリクエストサービスは

御宮内の収入の大きな「柱」となっています。

諸刃といいつつも同じ時間ただ日雇いするとかコンビニとかでバイトするよりも絵描きとしての実績づくりができる現状最強のツールであることには間違いないです。




6.宣伝ーーーーーーーーーーーーーーーーー


そんな感じで、よかったらリクエストしてみませんか?っていうなんだよお前結局宣伝かよって記事でした。


現在は年末イベント(神戸かわさき)に向けて新刊の準備をしています。

今のところは岸波本3冊目を予定しています。

イベント参加費や印刷費など生活費以外の資金が必要になるので支援のつもりでお願いできたらなと思います。

https://skeb.jp/@AngstromDayo

https://www.pixiv.net/users/10223253/requests



今回の記事は以上になります。

それでは失礼します。





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