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さて!

再開1発目がいきなりハイカロリーな、初のオリジナル作品かつ登場キャラ多めかつ3万文字の大ボリュームなので絶賛苦戦中ですが、とりあえず完成した冒頭の12000字を投稿させていただきます!

しっかりNTRですが、バットエンドではなくビターエンドになる予定です!


今週中に完成を目標にしております。

が、今月中(あと2日)での完成はほぼ無理そうです🙇


今作をリクエストしていただいた方、本当に長い事お待たせしてしまって申し訳ございません...。

気持ちを込めて書いておりますので、しばしお待ちくださいっ!



(参考画像 外見のみのモデル)

『原作』オリジナル

『人物』四条秋葉(モデル:マケン姫ッ!の二条秋)、飛鳥真里(モデル:ガンダムseedのマリュー・ラミアス)

『あらすじ』新婚ラブラブ若妻の秋葉と親友で年上人妻の真里は、羽を伸ばすために一泊二日の海水浴旅行をする計画を建てた。それを盗聴していたマンションの管理人は彼女らのかつての母校の校長と教頭に連絡を取り、旅先で2人と肉体関係を築く作戦を企てる!夫の手が届かない旅行先で、美しいW人妻に中年男3人の脂ぎった性欲がぶつけられる...!

『文字数』本編約30000字くらいになる予定

オリキャラ紹介

〜ヒロイン〜

①四条秋葉(25)

外見モデル→マケン姫ッ!の二条秋。

169cm70kg,B105W58H92のKカップ。男から性的な目で見られている事に気がつかないほど鈍感だが、とても優しい性格。新婚1年目の旦那とラブラブ一途。専業主婦。

夫との性生活には若干不満あり。


②飛鳥真里(30)

外見モデル→ガンダムseedのマリュー・ラミアス。

170cm63kg,b97w56のGカップ。しっかり者で優しいお姉さん系人妻の私立高校教師。秋葉とはかつて新人教師と現役生徒の間柄でありながら、恋の相談をする間柄で、今でも親交が深い。

夫との性生活に不満あり。


〜竿役〜

③菅野(50)

秋葉のマンションの管理人。

小太りでバーコード頭の独身中年おじさん。外面は丁寧で温厚でマンション住民から信頼されているが、その裏では...。

校長とは大学時代からの悪友。

デカチン絶倫。


④高島(50)

秋葉の母校の校長。

やや細身で背丈は平均的な独身。年々生え際が交代してきているのが悩み。校長だけあって清潔感はあり、教師・生徒・保護者からも一定の人望がある。秋葉の美貌には高校時代から目をつけていた。フィリピンで子供から熟女まで平等に売春するのが秘密の嗜み。教頭も売春仲間。

管理人とは大学時代からの悪友。

デカチン絶倫。


⑤遠藤(45)

秋葉の母校の教頭 兼 体育教師。

独身貴族だが鍛えているためガタイが良く、日焼けしている男前。同僚で部下の真里を日頃から狙っているが、既婚者のため中々手を出すきっかけがなかった。

校長とは秘密の売春仲間。管理人とは友達の友達。

デカチン絶倫。


〜寝取られ役〜

⑥四条幸一(27)

秋葉の夫。

痩せ型で頼りない男性だが、妻を一途に愛している。

教育実習生として秋葉の高校に赴任し、当時学生だった秋葉から猛アプローチを受け交際。妻の大学卒業後しばらくして結婚。

現在は教師から転職し、教材を扱う会社で働いている。

短小早漏だが、妻との性生活に大変満足している。

新婚巨乳美人妻とその親友の巨乳美人妻が旅先で油断して中年おっさんトリオとどっぷり不倫しちゃうお話


「幸一さん、お弁当は忘れてない?」

「大丈夫、持ったよ。今日は会社の飲み会で遅くなるから、夕食はいらないからね」

「分かってるわ。久々に友達でも誘って、宅飲みでもしようかしら。うふふ」

「それも良いんじゃないかな。いつも秋には苦労をかけてるから、ボクがいない時くらいはゆっくり羽を伸ばしてくれると嬉しいよ」

「苦労なんてしてないわよ。毎日幸一さんと一緒にいられて幸せだもの♡」

「そ、そうかい?照れるなぁ...っと、そろそろ行かないと!行ってきます、秋!」

「行ってらっしゃい、あなた♡…ちゅっ♡」

「んっ...これで今日も1日頑張れるよ。」


 籍を入れてから1年経ってもアツアツである四条秋葉(25)と四条幸一(27)は、毎朝のように仕事前に玄関先でイチャつき、行ってらっしゃいのキスをするのを日課にしていた。

美人で人当たりが良く誰もが羨むバスト105のKカップを誇る秋葉と、平凡ながらおだやかな旦那である幸一は、引越し先のマンションでちょっとした有名人となっている。


「あなた〜〜〜!行ってらっしゃ〜〜い!」


 幸一がエレベーターを待っている間、秋葉はずっと手を振りながらお見送りをする。

専業主婦である彼女はこれから自宅の掃除や洗濯、買い物やちょっとした内職をして過ごすのがルーティンワークだ。

夫が見えなくなると、彼女はふぅっ...っと息を吐き、どこか寂しそうな顔をした。


(昨日の夜も夫婦の営みをしたけど、イけなくてムラムラが残ってるわ...幸一さんはとっても優しくエッチをしてくれて素敵だけど、なかなかオチンチンが気持ちいいところに当たらないし、1人だけ先に果てちゃっうのが難点よね......家事をする前にオモチャで解消しようかしら)


 秋葉は夫婦生活全体に文句はなかったが、短小早漏である幸一との夜の営みだけは不満があった。

だがそんなデリケートな問題をパートナーに直接言えるはずもなく、セックスした翌日はほとんど決まって自慰行為をするようになっている。

そんな事を考えている彼女の背後から、1人の男が声をかけた。


「やあ、四条さんの奥さん」

「きゃ!...か、管理人さん!いつからそこに?!」


 声をかけてきたのは、このマンションの管理人を務めている作業着を着た50歳の中年男性。

小太りのブサイクで髪の毛が年々後退しているが、見た目に反して人当たりが良く、トラブルにもすぐに対応してくれるためマンションの住人からの人望はそれなりに厚い。

四条夫妻も色々と世話になっており、秋葉はすっかり心を開いていた。


「失礼。廊下の掃除中にたまたま遭遇してしまって。今日も朝からアツアツですね」

「や、やだ...見られていたなんて...は、恥ずかしいです」

「いや〜、奥さんのような美人な女性に”行ってらっしゃいのキス”をしてもらえる旦那さんが羨ましい限りです」

「も、もう管理人さんってば、お世辞が上手いんですから」

「お世辞ではありませんよ、ははははは」


 毎日ではないが、2人は顔を合わせると軽い世間話をする関係である。

しかし管理人は秋葉と話をしながら、彼女のモデル以上にセクシーな肉体を近距離で視姦するのが目的であった。


(今日も奥さんはエロくて美人だなぁ〜。朝は胸元がゆるい服を着ている確率が高いから、谷間ががっつり...朝から眼福眼福。この奥さんは鈍感なおかげで、結構がっつり見ていても気が付かないから最高だ)


 中身のない会話を続けながら、管理人は己の性欲に準じてジロジロと大きな胸と尻を観察する。

彼が裏で行っている行為など秋葉は全く気が付かず、ただの優しい管理人さんとして接しているだけだ。


「ふぅ、ついつい話し込んでしまいましたが、そろそろお暇しますか。奥さんも朝は家事で忙しいでしょうし」

「いえ。わたしこそ、管理人さんを引き止めてしまってすみません。ではまた」


 秋葉はニコッと笑うと、胸を揺らしながら家の中へ戻っていく。

管理人は新婚人妻の色香とノーブラ爆乳を思い出してニヤニヤしながら、廊下の清掃を再開した。


——————————————————————————————


 その日の夜、秋葉の家に1人の女性が訪れていた。


「秋ちゃん、おじゃましま〜す!」

「いらっしゃい、マリー!久しぶり!」

「久しぶり!残業でちょっと遅れてごめんね」


 彼女は飛鳥 真里(30)。

秋葉がかつて通っていた高校で知り合った親友であり、在籍中は教師と生徒の関係でありながら、恋愛相談などをしあっていた珍しい間柄だ。

数年経った今でも連絡は頻繁に取り合っており、ざっくばらんに話ができる互いにとってかけがえのない存在である。

真里も秋葉に負けず劣らずの美貌の持ち主で、バストサイズこそ秋葉に負けている97cmのGカップであるが、それでも十分すぎる巨乳の持ち主。

ヒップは92cmの秋葉より1cmデカい93cmで、日々男たちから興味の対象として視姦されている。

そんな彼女の左手薬指には、小さいダイヤのついた指輪がキラリと輝いていた。


「何はともあれまずは...乾杯!」

「乾杯!...ごくっ、ごくっ...はぁ〜、たまに飲むお酒は美味しいわね」


 2人は真里が買ってきたワインで乾杯をし、女子会宅飲みをスタートさせた。

秋葉の作ったオシャレな料理に舌鼓しながら、おしゃべりに花を咲かせる。


「それにしてもビックリしたわよ。まさか当日、いきなり宅飲みに誘われるなんてね」

「ごめん、マリー。でもたまには会って話したかったから」

「私もちょうど『秋ちゃんに会いたいな〜』って思ってたから、今日は来れてよかったわ...あ、このカルパッチョ美味しいわね」

「それは自信作なのよ...ごくっ...ふぅ。ところでマリー、最近仕事はどう?」

「忙しいわよ。今週末から夏休みだから、結構ドタバタしててね。学生時代はまさか先生がこんなにブラックな仕事だなんて思ってもみなかったわ」

「あはは、それもそうよね」

「でもま、私たちの母校の可愛い後輩たちのためだもの。先生頑張っちゃうわ」


 教職についている真里の勤務先は、思い出が詰まった2人の母校であった。

そしてその高校は、秋葉と幸一が出会った運命の場所でもある。


「あの時の事、今でも鮮明に思い出せるわ。まだ学生だった秋ちゃんが、教育実習生として赴任してきた幸一くんに一目惚れして猛アプローチ。卒業式の直後に正式にカップルになって、大学卒業と同時に結婚...絵に描いたようなラブロマンスね〜」

「うふふ、あの時のわたしは、自分でも信じられないくらい積極的だったわ。今こうして幸一さんと結ばれてるのは、真里が相談に乗ってくれたおかげよ」

「今だから言うけど、あの時私、幸一くんからも相談受けてたのよ?『女子生徒が何度も告白してくるんですが、どうしたらいいですか?』って」

「え!?なにそれ初耳!もっと詳しく!!」

「どうしようかな〜。『恥ずかしいから秘密にして』って言われてるんだけどな〜」


 宅飲みは盛り上がり、あっという間に2時間ほどが過ぎ去っていく。

美味しいお酒とおつまみに酒の肴が加わり、フワフワした幸福な刻が2人を包む。

昔の恋バナからどんどん話が膨らみ、いつの間にか来週末の話題になっていた。


「へ〜、来週からマリーも1週間の夏休みなんだ!」

「そうなのよ。ね、せっかくだし海の見える場所へお泊まり旅行でも行かない?幸一くんも誘ってさ」

「いいわねいいわね!行きましょう!海で遊んで、海鮮をたくさん食べて、温泉に入って...うふふ」

「決まりね!私の旦那は仕事の都合で来れないけど、幸一さんの人となりは知ってるから男1:女2のお泊まりでもOKしてくれるはずだわ」


ガチャ...バタン


『ただいま...あれ?知らない靴がある。秋の友達かな?』


 旅行の計画を立てている途中、飲み会を終えた幸一が帰宅を果たした。

幸一はネクタイを緩めながら廊下を進み、扉を開けてリビングへ入る。


「ただいまー」

「幸一さん、お帰りなさい。お仕事お疲れさま♡」

「あ、幸一くん!おじゃましま〜す。ちょうど良いところに帰って来たわね」

「真里さん!お久しぶりです。ちょうど良いって、何がですか?」

「今ちょうど海へ旅行に行こうって話をしてたのよ。来週の土日なんだけど幸一くんも空いてるかしら?」

「い、いきなりですね。来週の土日ですか...えーっと...あ」


 渋い顔をしてアゴに手を当てる幸一の態度を見て、秋葉と真里は彼の答えを察した。


「あなた...もしかしてもう予定が入ってた?」

「ゔっ...ごめん秋。ボクも行きたいのは山々なんだけど、実は今日部長から出張を頼まれちゃって...それが来週の土日なんだ」

「それは残念だわ。秋ちゃん、旅行は延期にしておく?」

「...それもそうね」

「いや、待って!ボクは行けないけど、2人で行ってきなよ」

「え?でも...それはあなたに悪いわよ」

「まあまあ。幸一くんが良いって言ってるんだから、2人で行きましょ。こんな機会なかなか無いわよ」


 夫を第一に思っている秋葉は旦那を残して旅行に行く事に葛藤しているようであったが、肝心の幸一が優しい顔で『行ってきて良いよ』と言っているため、その言葉に甘える事となった。


「分かったわ。あなた、ありがとう♡」

「うん。その代わり、旅行の楽しい写真でも送ってね」

「もちろんよ♡」

「ほんとあなた達はラブラブね...予定も決まった事だし、そろそろ私はお暇しようかしら」

「もう遅いですし、ボクが送っていきましょうか?」

「気持ちだけ受け取っておくわ。秋ちゃん、旅行の件よろしくね」

「ええ!マリー、今日は付き合ってくれてありがとう。楽しかったわ」

「私もよ。じゃ、私はこれで」


 こうして旅行計画を立てて満足した真里は、四条夫妻に見送られながらマンションを後にした。


——————————————————


 秋葉と真里が旅行話をしている同時刻...マンション1Fの管理人室。


『ね、せっかくだし海の見える場所へお泊まり旅行でも行かない?幸一くんも誘ってさ』

『いいわねいいわね!行きましょう!海で遊んで、海鮮をたくさん食べて、温泉に入って...うふふ』

『決まりね!私の旦那は仕事の都合で来れないけど、幸一さんの人となりは知ってるから男1:女2のお泊まりでもOKしてくれるはずだわ』


「ふーむ、今度旅行に行くのか」


 薄暗い部屋の中、煌々と光るパソコンの前で管理人である菅野はイヤホンをつけてニヤニヤしていた。

彼の耳に届いているのは、なんと四条家内でリアルタイムで行われている会話である。

菅野は”住民思いの優しい管理人”を演じながら、合鍵を悪用して好みの女性の部屋に盗聴盗撮機を仕掛けたり、下着を物色するという犯罪を日常的に行っていた。


「....................む!旦那は行けないから、女2人だけで旅行に?!...こ、これはもしかしたら、奥さんとセックスできる千載一遇のチャンスじゃ...こうしちゃいられない!明日にでもたっちゃんに連絡して、計画を立てないといけないなぁ...楽しくなってきた」


 菅野は秋葉の家から盗んだブラジャーを肉棒に巻きつけながら、秋葉の声をリピート再生して不倫している光景を妄想して自慰行為にふけった。


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 翌日、菅野は”古くからの悪友”に連絡し、常連の居酒屋で飲み会をしていた。


「それでかんちゃん。昨日の話は本当なのか?」

「本当本当!昨日たまたま奥さん...秋葉さんと真里さんが話してるのを聞いちゃってねぇ。ぜひたっちゃんと遠藤さんにも協力して欲しいんだよ。2人ともあの女性陣を昔から狙ってたから、今回のは最高の機会だと思ってね」


 菅野が呼び出したのは、真里の勤務先にして秋葉の母校である高校の校長(高島)と教頭(遠藤)のコンビであった。

校長(高島)は50歳で髪が薄くなってきているがやや細身で、校長という責任ある立場にいるだけあってこざっぱりした風貌をしている男だ。

一方の教頭(遠藤)は高校で体育を兼任している色黒の男で、45歳でありながらガタイが良く頼り甲斐のある男だ。

菅野と高島は大学時代からの悪友で、かんちゃん・たっちゃんと違いを呼び合う関係性である。

高島と遠藤は人には言えない趣味で意気投合し、仕事上の上下関係はありつつも”共犯者”でもあった。

そして菅野と遠藤は、友達の友達的な関係性である。


「確かに俺は、以前から真里先生を狙ってますよ。あの巨乳と顔面は最高級ですから。校長は秋葉さんを学生時代に狙ってましたよね?」

「ああそうだ。わしは学生の時から四条くんの劣情を誘うルックスに惹かれてしまってね。ずっとセックスしたいと思っていたが、生徒に手を出すのは足が付くから断念していたのだ」

「でしょ?僕は美人巨乳人妻である四条の奥さんとセックスしてみたい...そ・こ・で!あの2人の旅行先に3人でついて行って、偶然を装って接触して、そのまま旅先セックスに持ち込む作戦を考えてみたんだよ!どうかな?」


 菅野は空になったグラスをテーブルに勢いよく置き、校長と教頭の顔を交互に見つめた。

2人はなんとも言えない表情をしている。


「あー、かんちゃん。確かにわしは今も四条くんを抱きたいと思っている。だが、さすがにその作戦は大雑把すぎないかな?」

「ですね。真里先生ともしかしたら...というのは夢がありますけど、そう上手く行きますか?何か特大の釣り餌でもないと、部屋に連れ込んだりするのも難しいんじゃないですか?」

「う...2人とも意外と冷静...さすが校長と教頭だ...でもそう言われると確かにその通りか。よく考えたら2人の宿も分からないからなぁ...釣り餌もないし、〇〇で泊まりそうな場所も不明...うーん」

「何!!〇〇だと!?」


 〇〇という観光先を聞いた校長は、身を乗り出して菅野に詰め寄った。

彼の瞳は、汚れた輝きに満ちている。


「そ、そうだけど...え?何か良い案でも降りてきたの?」

「くくくくく...いいかね2人とも。その〇〇にはなんと...わしの別荘があるのだよ」

「別荘ですか?」

「そうだとも。わしの別荘はプライベートプールにビーチ、サウナやテラスもあるリゾート仕様なのだ。それだけの設備が揃っていれば、旅先で彼女らを連れ込む口実になるのではないかね?」

「!!...な、なるほど!確かにそれなら行けそうな気がする!」

「お、俺もなんかそれを聞いたら...ワクワクしてきました!え?本当にやっちゃいます?」

「こんな偶然の連続、もう神か悪魔が僕たちを導いてるとしか思えない!じゃ、じゃあ、たっちゃんの別荘に連れ込んでW人妻と不倫乱行大作戦...決行確定ということで!!」

「うむ!そうと決まれば細部まで計画を練るとしよう。そこの店員、ビールを3つ頼む!今日は決起会だ!わしの奢りだ!飲め飲め!」


 酒が入っている勢いもあるが、唐突に現実味を帯びてきた夢物語を前に3人のオスたちはあっさりと一致団結した。


(来週末は教頭を連れて、フィリピンでいつも通り売春巡りをする予定だったが...たまにはこういうのも悪くはないな)

(来週末は校長にフィリピンへ同行させてもらう予定だったけど、真里先生とセックスできるならそっち優先に決まっているぜ!)

(2人が加わってくれて良かったぁ。1人だけだと厳しいと思ってたから、心強いねぇ。頑張るぞ〜!)


 かくして3人は、修学旅行の計画を立てている学生のように、下ネタや冗談を交えながら夜遅くまで検討に検討を重ねることとなる。

秋葉と真里の美人巨乳人妻コンビに、着々と中年男たちの魔の手が迫っていた。


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 そして旅行当日、秋葉と真里は海水浴場に来ていた。

しかし彼女らは30分も経たないうちに、海へ遊びに来たことを後悔していた。


「ねぇねぇ、そこのお姉さんたち!俺たちと遊ばない?」

「お姉さんたち、指輪付けてるけど旦那さんは?」

「君たちおっぱいデッカいね〜!何カップあんの?w」

「めっちゃ美人だったから声かけちゃった。あっちに海の家あるんだけど、奢るからご一緒してよ〜!」


 2人の圧倒的な美貌と他を寄せ付けない巨乳に、ほとんどひっきりなしにナンパ男たちが声をかけてくる入れ食い状態と化している。

最初は若い男に褒めちぎられて満更でもなかったが、チャラ男たちに着いていく気など全く無い彼女たちは、2人だけの落ち着いた時間を楽しめず次第に辟易していった。


「はぁ〜〜〜〜〜...さっきので10組目くらい?もういい加減にして欲しいわね...幸一さんに心配されちゃうわ」

「こうならないように結婚指輪を付けてるのに、みんなそんなのお構いなしで声かけてくるから参ったわね。中には『旦那がいる』って言うと余計に喜ぶ人もいるし...ビーチでのんびりする予定だったのに、これじゃ真逆だわ。せっかくビキニに着替えたけど、もう宿に向かっちゃう?」

「でもチェックインまで相当時間が———「そこの彼女たち〜!なんか暇そうじゃん?俺たちと楽しいことしようぜ〜!」

「............................はぁ」

「結構です」


 私服で街中を歩いているだけでさえ、頻繁に男に声をかけられる2人。

それが露出の多いビキニ姿で海辺にいれば、こうなるのは必然と言えるだろう。

11組目のチャラ男たちに会話を遮られたのが決定打となり、2人はさっさと着替えてどこか適当な場所で時間を潰すことを決めた。


「海は綺麗だっただけに残念だったわねぇ」

「はぁ...幸一さんが来れなかったのは致命的だったわ」


 2人は熱い砂浜に足跡を刻みながら、100m先にある女子更衣室へと歩いていく。

その間にも2組から声をかけられ、もはやガン無視して目的地へ突き進む。

そんな中、彼女らの背後からまた違う男たちが声をかけてきた。


「もしもし、そこのお二方」

「......................(またナンパ...もう嫌だわ。悪いけど無視ね)」

「..................ん?この声って......え!?」

「?...どうしたのマリー?...あ!!」


 2人が背後を振り向くと、そこには見覚えのある3人。

マンションの管理人・菅野、校長・高島、教頭・遠藤のトリオが、水着姿で立っていた。


「いや〜、奥さん。こんな所でバッタリ会うとは奇遇ですねぇ〜」

「四条くん、久しぶりだね。卒業以来かな?飛鳥先生と相変わらず仲がいいようだ」

「か、管理人さんと...校長先生!?」

「真里先生と秋葉さんが、まさか海に遊びに来ているなんて驚きですよ」

「きょ、教頭先生まで!さ、3人がどうしてここに?」


 日常生活の中での遭遇ならまだしも、遠く離れた旅行先での遭遇に驚く彼女たち。

校長・教頭だけならまだ分からなくもないが、マンションの管理人までそこにいるとなれば、特に秋葉の驚き具合は想像に難くない。

あれだけナンパ男たちの誘いを断っていた2人が中年男たちの声かけで足を止めた事に、周囲からの注目が集まっていた。


「実は僕とたっちゃん...校長先生は昔からの友達でしてね。遠藤さんともそれ繋がりで知り合ったんですよ」

「それで今日たまたま!3人で校長の別荘でバカンスを楽しもうって話になりまして!」

「な、なるほど...そんなご関係が」

「なんかもう色々ビックリだわ...まさか知ってる人と出会うなんて」

「ははは、わしらもビックリしましたよ。最初見かけた時は、3人とも他人の空似だと思っていましたからな」


 実は秋葉のマンションからずっと後ろを尾けていた3人だが、白白しく偶然を装った演技を貫き通す。

2人はストーキングされていた事実など知るはずもなく、本当にバッタリの出会いだと思っている。


「2人とも、もうお帰りですか?」

「え...あ、はい。ナンパされすぎて海が嫌になっちゃって...」

「ちょうど帰ろうと思ってた所なんです」

「そうか...ここで会ったのも縁ですし、もしよければわしの別荘に遊びに来ないかね?」

「校長先生の別荘...ですか?」

「そうです。この近くにあるんですよ。僕らはそこに泊まってまして。プライベートビーチにプール、サウナまである静かで豪華なすごい場所ですよぉ!」


 教頭が話を始め、校長が誘い、管理人が魅力を伝える。

3人の連携プレーが決まり、秋葉と真里は顔を見合わせた。


「ちょ、ちょっと時間をください!秋ちゃん、こっち!」

「え、うん」


 唐突な棚ぼた展開に、2人はこそこそ小声で会議を始めた。


「プライベートビーチにプール...」

「それにサウナまで......ど、どうしようマリー」

「うーん...魅力的だわ...私たちの予算じゃ格安ビジネスホテルしか予約できなかったし...そんな豪華な別荘でのんびりバカンスできるチャンス...」

「で、でも、いくら知り合いでも男の人に着いて行くのは...」

「..................ま、まぁ、大丈夫よ。校長先生も教頭先生もいい人だし、変な事なんてしないわ」

「そ、そうよね。先生たちは高校でも優しかったし、それに管理人さんもとっても良い人だもの」

「じゃあ...決まりね」

「うん」


(今から幸一さんに許可を取るのも、校長先生たちを信用していないみたいで失礼よね)


 校長・教頭・管理人、彼ら3人の日頃の行い(表面上だけだが...)によって蓄えられていた信頼が功を奏し、旦那ラブでお固い2人の人妻からOKを引き出す事に成功した。

無論3人に対するある程度の信頼だけでなく、旅先での高揚感・アウェー感・ナンパ疲れしていたところへの魅力的な提案...様々な要因が重なり合い、日常ではまずありえない”夫以外の男性に着いて行く”という選択肢が生まれたのだ。


「では別荘に行くとしようか」

「このすぐ近くですよぉ」

「水着のままで行けますから、このまま車に乗ってください!俺が運転しますから!」

「は、はい!」

「お言葉に甘えさせていただきます...!」


 こうしてナンパ男たちから嫉妬と羨望の眼差しを受けながら、中年3人組は誰もがヤりたがる美人人妻を自分たちのテリトリーに引き込んだのであった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


幕間1(夫視点)


「お、秋葉からLI◯Eだ。もう旅先に着いたのかな」


 幸一がスマホを見ると、愛する妻からメッセージといくつかの写真が送られてきていた。

すかさずロックを解除し、その中身を確かめる。


『お仕事お疲れさま、あなた♡ついさっき真里と海に到着したわ。ほら見て!海が綺麗で人もいっぱい!早速水着に着替えて、今から海水浴を楽しむわ!』

「はは、秋ってば相当テンション上がってるみたいだな。ますます俺も行きたかったなぁ」


 画面をスクロールしてみると、電車内で真里と自撮りした写真、海の写真、それからビキニに着替えた直後の2人の自撮り写真が貼られていた。


「っ!...ふ、2人とも可愛いビキニを着けてるな...すごい綺麗でドキッとしちゃったよ」


(ボクの妻も真里さんも、美人で胸が大きいからまるでモデルみたいだ.........だ、大丈夫...だよな?海でナンパされてチャラい男に着いて行くなんて、AVの見過ぎだよな...秋には言えないけど、ちょっとだけ心配になってきた)


 幸一はしばし文を考えてから、返信を送った。


「『楽しんでるみたいで良かったよ。2人とも水着が似合ってるね。海は危険がいっぱいだから、気をつけながら楽しんで!』...これでよしっと。遠回しだけど、これで注意してくれると良いな」


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「す、すごい...!」

「これが校長先生の別荘...!」


 2人が連れてこられたのは、海辺と森を挟んだ立地にある白く大きな別荘だった。

校長がたまに使うだけの居場所であるが、その豪華さと敷地面積は彼女らの自宅を合計してもまるで足りないほどである。

私立高校を運営する校長の財力は、平凡な金銭感覚の女性陣2人に別世界を見せていた。


「こ、こんなお金持ちの家...初めて入ったわ」

「わ、私もよ...なんか気後れしちゃうわね...」

「ははは、自分の家だと思ってくつろいでくれたまえ。お酒にコーヒーにフルーツ、色々用意はある。好きに飲み食いして構わない」


 校長は2人の肩をポンッと叩き、優しそうに笑いかける。

秋葉も真里も金持ちの世界に萎縮してしまっていたが、その言葉で多少の平静さを取り戻した。

改めて家の中や設備を観察すると、高い天井、オシャレな暖炉付きのリビング、ベッドのように大きなソファ、新品同然なシステムキッチン、海を一望できるテラス、その階段から繋がっているプラーベートビーチ、広い浴室と併設されたサウナ...どこを取っても羨ましい限りの別荘である。


(本当にすごいわね...一会社員の幸一さんと専業主婦の私じゃ、一生かかっても手に入らない豪華な家だわ...嫉妬も湧かないくらい)

(校長先生がここまでのお金持ちだなんて知らなかったわ。こんなにお金があるなら、もう少しお給料に反映してくれてもいいのに...まあ、そんな事は言えないけど。せっかく招いてもらったんだもの。楽しまなきゃ損よね!)


「秋葉さん、真里先生、まずはどうしますか?」

「え、ええと...わたしはビーチで遊びたい...です」

「私もです。さっきはナンパばかりで全然楽しめなかったので」

「ふふふ、良いですねぇ。では僕らもご一緒させていただくとしましょうか」

「そうだな。四条くんと飛鳥先生は先にビーチへ行っていたまえ。我々はここでドリンクやらなにやらの準備をしてから向かうとしよう」

「それならわたし達もお手伝いさせていただきます!」

「校長先生たちに丸投げするのはさすがに悪いです!」


 素晴らしい別荘に招いてもらったばかりか、目上かつ年上の男性陣に色々してもらう事に申し訳なさを感じた常識的な2人は、一緒に準備を手伝う事を申し入れる。

だが3人は始めから決まっているかのように、ほとんど同時に先に行くように促した。


「まあまあ。この旅行中は校長とか管理人とかの立場は忘れましょうよぉ」

「無礼講というやつですね。俺も校長も菅野さんも、気にしませんから」

「ですな。2人はビーチで羽を伸ばすといい。ここは男である我々の顔を立てると思って」

「そ、そこまで言うのであれば...お言葉に甘えさせていただきます!」

「ありがとうございます!行こ、秋ちゃん!」


 2人は最低限の荷物だけを持って、ビーチへと向かっていく。

男たちはそれをしばらく眺め、顔を見合わせてから年柄にもなくハイタッチをした。


「第一関門、突破しましたねぇ!」

「ああ。意外なほどスムーズに連れ込めたな...くくく」

「上手くいき過ぎて笑いを堪えるのに必死でしたよ!それでこの後は...」

「手筈通りだ。まずは警戒心や緊張を取り除くために、徹底的にもてなしてリラックスさせる。そして豪華な夕食を食べさせ、媚薬を混ぜた酒を飲ませる。それからは流れでセックスに持ち込む」

「2人がこの家に泊まるようにもしなくてはいけませんねぇ」

「あの2人は俺たちの事をある程度信頼しているようですし、加えて旅先での開放感と別荘の豪華さによる高揚感もある。最大の難所をクリアした以上、あとはどうとでもなりますね!保険として隠しカメラも設置してありますし」


 3人はこの作戦の順調さに気分を良くし、キンキンに冷えたジュースやビール、パラソルやビーチボールを用意してからビーチへと降りて行った。


——————————————————————————————


 2人が夢中になって楽しんでいた間に、太陽が半分沈んでかなり遅い時間になっていた。

男たちが狙っていた通りの展開だ。


「あら?もうこんな時間?いけないわ!ホテルのチェックイン時間を過ぎちゃってる!」

「すっかり忘れてたわ!どうしましょう...」

「それならこの別荘に泊まって行けばいかがですか?」

「え?ここに?」

「そこまではさすがに悪いですよ...」


 教頭の提案に困惑した2人は、校長の方を見て様子を伺う。

今からホテルに向かうにも時間がかかり、どうしようかと困っている。

校長は優しい笑顔で口を開く。


「部屋もベッドも余っているので構わないよ。3人では食べきれないほどの豪華な夕食もちょうど用意してある」

「そうですよぉ。それにこういう予定外が旅行の醍醐味でしょう」

「ですです。全員お酒を飲んでしまったので、車でホテルまで送る事もできませんし」

「...............えっと、どうしよう?ホテルまではちょっと距離もあるし、今から移動するのはね...」

「そうよね。それなら...校長先生、恐縮なのですが、一泊だけお邪魔してもよろしいですか?」

「うむ、構わないよ」

「「ありがとうございます!」」


 中年3人による数時間の接待ですっかり警戒心を忘れてしまった2人は、何も疑う事なく別荘に急遽宿泊する事になった。

ここで強引にでも引き返していればこの先の誤ちを避ける事ができただろうが、別荘のストレスフリーなバカンス体験がそれを許さない。


「ではお二人はホテルにキャンセルの連絡だけしておいてください」

「キャンセル料以上のおもてなしはわしが約束しよう」

「分かりました」

「それが終わったら先にお風呂に入ってくださいねぇ。僕らは夕食の準備とベッドメイキングをしておきますから」

「ありがとうございます。い、至れり尽くせりですね...私たちにもできる事があれば遠慮せずおっしゃってください!」


 それから2人は露天風呂とサウナを楽しみ、男3人も交代で軽く海水浴の汚れを洗い流して、豪勢な夕食と高級な美酒(媚薬入り)を堪能した。


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続く♡



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