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1

れいな「それでは皆様、こちらをご覧ください! このいかにもなデザイン、ずばりこちらはワンちゃんたちのためのマーキング専用のポールとなっております。 しかし一体どこがマーキング専用のポールなのかと申し上げますと・・・」


外に出てしばらく歩いたかと思うと、いかにもな棒の手前でお姉さまは足を止めた。

散歩コースの中に一定間隔で設置されている頑丈そうな棒・・・

お姉さまの説明を聞く限りやはりこの棒はマーキング用の棒であるようだ。



2

れいな「ほら、マロンちゃん、わかってるよね?今からデモンストレーションするからちゃんと足を上げてここにおしっこしなさい!」

マロン「え!?」


お姉さまから小声で恥ずかしい命令が伝えられる。

私は今から衆人環視の中、オス犬のように片足を上げておしっこをしなければならない。

あ、あ、あんなポーズとるだけでも恥ずかしいというのに、さらにおしっこまで・・・

・・・だからといって私がぐずってしまうとせっかくのお姉さまの説明が無駄に・・・うう・・・

つ、つまり私がお姉さまのメンツを守るためにすべきことはことは一つ・・・



3

れいな「・・・こちらの素材は非常に劣化しにくい素材で作られているため、よくある鉄製の道路標識のようにおしっこのせいで根元が錆びて倒壊するというリスクがないので安心してマーキングさせてあげられ・・・」


何事もなかったかのように説明を続けるお姉さま。

私は意を決しておしっこをするオス犬のように片足を上げた。

足を開いて丸出しにした私の恥部にお外の風が当たる・・・

みんなの視線さえなけりゃ結構好きな感覚なんだけどな・・・なんて思いながら

私の大好きなご主人さまの威厳を守るために言われるがままにお腹に力を入れた。



4

れいな「ご覧の通り遊歩道は浸透性の良い素材で舗装されているので、おしっこをしても水たまりになりにくく雑菌の繁殖を・・・」

マロン「んっ////」


びゃーーーーっ!!びちゃびちゃびちゃ!!

勢いよくおしっこが飛び出る。

とても恥ずかしいことなのに、ご主人さまの命令通りちゃんとおしっこ出来てほっとしている自分に気がつく。



5

今の私は全裸で全身に犬の模様を塗られて耳と首輪をつけ、お尻に尻尾を差し込んで、あげくに本物の飼い犬用マイクロチップまで埋め込まれてしまった女の子・・・

そして大勢の人たちの目の前で丸出しのまま四つん這いになってご主人さまの命令通り片足をあげておしっこをしている・・・

なんだかもうここまでくると人間として守るべきものが全部ぶっ壊れて身軽ささえ感じる・・・

そのせいかお外でおしっこをするという開放感をとても素直に味わえている・・・



6

・・・出し切っ・・・ちゃっ・・・た・・・////

・・・大きな声で言えないけどこれ、今までで一番気持ちいいおしっこだったかもしれない・・・////



7

れいな「このポールは自動水洗機能もございますので後始末の手間が省けますよ!」


どうやらこのポールのようなものは自動水洗機能を備えていたようだ。

っていうか、私せっかくマーキングしたのに全部流しちゃうの!?

えええぇぇぇ~・・・残念だなぁ・・・と、完全に犬としての感想が出てきている。



8

れいな「それでは次に参りましょう!」

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