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髪を描く、意外と絵を描く上での魅力として挙げられている感じがします。絵を構成する要素の中でも結構重要で、髪を主体とした絵を描く人もいるぐらいです。

大体の人は髪を描くとき、毛束とかつむじからの髪の流れとかを意識して描くことが多いと思いますが、私は絵の根底に”アニメ”、”アニメ塗り”があるので細かく描いてません、顔周りがごっちゃごちゃになっちゃいますからね。


私も髪の描き方や塗り方は幾つか模索してきました。綺麗に見えるかという部分もありますが、「描いていく上で面倒くさくないか?」というのも結構重要です。細かく凝るのもいいですけど、絵をSNSにあげるリズムも考えないといけないのでどうしても短いスパンの中で完成させていく必要があります。その為には「面倒くさくない方法」、つまりどれだけ作業を簡素化できるかがとても重要になってきます。


と、いう訳で工程はめちゃ少ないけれどそれっぽく見える方法を紹介します。



紹介するには紹介しますが、自分の絵柄と必ずしも合う訳ではないので実際に試してみてください。今回は2種類ありますが、途中まで工程は一緒なので同時に紹介しちゃいます。



まず一つ目、こんな感じになるよって言う絵を参考に置いておきますね。


(NSFWが混ざってるので一部を抜粋)


このハイライトはこうやって描きます。

1.ハイライトの色で雑多に描く

言葉にすると伝えづらいので図も交えて説明します。感覚ですが、基本球体をイメージするとハイライトを置く場所を想像しやすいです。髪が丸に近ければ近いほどハイライトの並びは直線的になります。また、この時線を波打つようにしておくとランダム性が出てきてよりそれっぽく見えます。


2.髪の流れに沿って「指先ツール」で歪ませる

ペイントツールだったら大抵実装されているハズなので、無かったらこの方法は使えません。ゴメンネ。

髪の流れと言っても基本は上下に動かすだけで事足ります。ただ上に書いたような球体を意識しつつ歪ませるには髪の流れが一番それっぽくなります。よほど難しい構造でなければつむじから毛先までのラインが髪の流れになるので、それを意識するといいと思います。


3.消しゴムかペンの色を不透明にして削る

これはどちらでも大丈夫ですが、ペンによっては削れ方に違いがあるのでお好みの方法を選んでください。

削る指標は影に重なっている部分や線画付近。こればっかりは人によります。自分はハイライトは基本オーバレイか発光系のレイヤー効果に設定するのでハイライトは影と重なるのは極力避けたい(反射光やリムライトだったら問題はない)ので削ってます。

この時太くしたり細くしたり、あえて雑多に筆を走らせることで立体感がより強くさせることもできるので是非お試しあれ。


4.完成

ね?簡単でしょ?

この方法だと指先ツールを使ったぼかしも効いて艶やかなイメージを出せます。しっとりしていて見栄えも良いです。





実は、この手法の項目”2”をパスしてもそれっぽく見えるんですね。こちらはどちらかと言えばハッキリとしたハイライトになります。ぼかしてない分頭部付近の情報量を少なめにハイライトを付けられます。特にアニメ塗との相性は良いと思います。

だいたいこんな感じになります↓


波を無くして直線で描くとスタイリッシュな雰囲気を出せます。ここら辺は本当に自分の絵柄との相談ですね。あとは題材。


・おわり

という訳で、講座っぽいけど講座にはしたくない、けれど伝えはしたいという二進も三進もいかない記事でした。

この方法は眼の塗り方のライムラプス動画を見てて思いついたことです。その動画では虹彩を一度円形に塗りつぶしたものを指先ツールで放射線状にぼかしていました。それを見た時、「これ指先ツールのぼかしって髪のハイライトに使えんじゃね?」と思いました。天才やん俺。

まぁ暫く使ってからべた塗りで影を付ける自分の絵柄と相性が悪かったので指先ツールは使わなくなりました。悲しい。


今後もこんな感じで発見を共有できればなと思います。

おわり


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