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筋肉は嘘をつかない、なんて言葉は良く効きます。ボディービルダーの動画を見れば○○筋やらなんやら筋肉の名前が叫ばれていますが、いざ名前を言われてもどこに該当する筋肉かなんてさっぱりですよね。


絵を見る専だという人でも筋肉ムッキムキの絵を見る機会は少ないと思いますが、絵と筋肉というものは切っても切れない関係にあります。「え?私の見る絵は女の子ばっかりだよ?」なんて思う人もいるかもしれませんが、この”筋肉”を指す言葉は鍛えられた方ではなく我々に元々備わっている筋肉のほうです。


・絵を描く上で解剖学は必要か?

かつてダヴィンチは解剖学を修めました。彼の描く絵はとてもリアルで実際の人間の構造に則した表現でした。極論人の絵を描きたいと思うのであれば解剖学を学んで人の構造について知るべしというのは正しい行動のように思えます。我々から見てしまえばトンデモ発想に違いありませんが、実は私も建造物を描きたいの出れば建築術を学んだ方が早いのではと考えていたこともあります。(どちらかと言えば描けるようになるというよりかは間違えなくなると言った方が正しいかも)


「現在漫画家やイラストレーターとして活躍している人が、人体にあるすべての筋肉を網羅しているか?」と言われれば多分一握りじゃないかなぁと思います、そもそも知ってるとしても全部服とかに隠れちゃってることもあって見る

「筋肉の描き方」「筋肉の塗り方」などの講座を見ても「全ての筋肉を網羅せよ!」なんて言葉はそうそうないと思います。どちらかと言えば「ここはこういった風に描くとそれっぽく見えるよ」とかの方が多い。


実際現実に則した筋肉の影の付き方よりも、綺麗に見えるエロく見える影が優先される気がします。自分はそうしてる。


・「嘘筋肉」

嘘って言ってますけど嘘じゃない、単純構造になってたりする筋肉、それが”嘘筋肉”。嘘筋肉は結構色んなイラストに潜んでいます、別に悪い事じゃないけれど。私の絵にも一杯潜んでますよ。


端的に言えば簡素化、悪くいってしまえば嘘をついた筋肉を描いているという事です。例えば私が描く脇の構造はこんな感じ。


・身体

・肩

・腕

の3つに分かれて構成されています。体と腕が可動式フィギュアみたいにジョイントで繋がっていてその上から肩の柔らかいパーツが乗っている感じ。腕を上に動かすと肩の柔らかい部分が動いて伸びる。筋肉量が多い人だと緑色の部分が発達してきます。特に腕を横に伸ばしたりすると顕著に見えます。

横に伸ばすと青色の腕の部分が体に飲み込まれていく感じ。上の図では男性ですがこういったテキトーな脇の構造は女性にも応用が可能です。

ここまでいろいろ語っといてなんですが別にくっきり描く必要はありませんよ。描きこみすぎると一部がうるさくなってしまいますし人らしい滑らかで肉っぽい質感が無くなってしまう場合もありますから。



・おわり

結局のところ語りたいだけの記事でした。本格的な練習がしたい場合はpixivとかに上がっている講座をチラ見したり、クロッキーを重ねていくのが堅実でしょう。後はめちゃくちゃ上手い人の絵とかタメになりそうな人の絵を忘れないよう保存しておくのも良いですね。Twitterのいいねやブクマの波に流されてどっかいかせるよりかは確実に資料として残せます。


久しぶりに引っ張り出して記事書いたけど、昔の自分意味わかんないこと言ってるな。

おわり



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