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昨日は日比谷まで出かけて3日間だけ限定公開されたモノクロバージョンの『シン・ゴジラ:オルソ』を観てきました。白黒版シン・ゴジラと聞いて「白黒だとこういう良さがあるだろうな~」と考えていたことは概ね当たっていましたが、その全てが予想以上の効果で本当に素晴らしかったです。

一番の特徴は圧倒的にゴジラが怖くなっていることでした。白黒になることで画面の町並みやゴジラの姿からチャチさが消え、画面に黒々と映るゴジラの存在感と重量感は増し、カラー版に比べるとかなり怖いです。夜の東京を焼き尽くすシーンはその効果が凄まじく、震えるほどカッコ良くて怖いゴジラが観れました。

また、白黒になることで画面のコントラストが分かりやすくなり、スーツ姿の政治家たちのシルエットや画面の構図がバシバシ決まっていて、いわゆる庵野レイアウトのカッコよさがより伝わる画面になっていました。

「シン・ゴジラは何度も観たよ」という人でも新たな発見があり、再び素晴らしいと思える大きな価値のある作品に仕上がっていました。僕的にはこっちが本物のシン・ゴジラと言っても良いように感じます。

金曜から日曜の3日間限定公開で最終日の最後の上映を観に行ったんですが、上映後には劇場内にどこからともなく拍手が湧き起こり、たぶん殆どの人が同じような気持ちだったんじゃないかと思います。映画館で上映後に拍手が起こることがあるというのは話に聞いたことはありましたが僕自身は初めての経験で感動しました。

もったいないのは、東京の限られた劇場で三日間限定での公開だったこと。小規模でも全国で上映する価値がある作品だと感じました。もちろんブルーレイなどのソフト化もして欲しいですが、まずはあの怖さとカッコよさを劇場の大きなスクリーンでもっとたくさんの人に味わってほしいなぁって思いました。

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