Home Artists Posts Import Register

Content

兄騎士は仰向けになると高々と屹立した逸物だけが雄壮に聳えたたせて、抵抗することもなく静かに、射精の瞬間を待機していた。肉体は狼男の支配に呑まれ、もはや指先すらも動かすことすら出来ず、自らの最後の遺伝子を追い出すことを止めることは敵わない。 駆け寄る弟騎士に最期の理性を振り絞り兄騎士は語りかける。 「グァッ…オレハ、モウ ダメダ。オマエガ オレヲ殺スコトガデキネェ ンナラ…!グルルル…ニ ゲロ!!」 目の前にいる者の姿は最早一匹の魔獣ではあるが、兄騎士の瞳をしているソレに語りかけられた弟騎士は涙ながらに兄騎士の逸物を握りしめ射精の塞き止めを計る。しかし、兄騎士の逸物からは溢れんばかりの先走りによって、ニュルリと掌の圧力をいなしてしまう。兄騎士も竿の先に力を込めて尿道を塞ごうとしているのがわかるがゴポポッと鈴口から先走りではない白濁とした精塊がこぼれでる。 「出来ねぇ…!出来ねぇよ…!!俺には!」 弟騎士は両手でありったけの力を込めて兄騎士のヒトの形から獣のモノへと変形が始まっているチンポを押さえつける。 「へッ…バカ ヤロウ。グァッ!……ーーーーーニ、ヨロシクナ   ごめんなッテ…」 待っている愛する人への謝罪。それが彼の最期の言葉になった。強気でそれまで誰にも弱さを見せたことがなかった弟騎士は泣きじゃくり、祈るように握りしめていた、その逸物はズルルッ…と両の掌から滑り抜けた。 見上げるとそこには、 そこには狼の獣人が雄壮に見下ろしていた。先ほどの兄騎士の瞳ではない。瞳孔は開きギロリと輝く瞳は弟弟子を見る慈愛の意思はない。ただ、知性のない欲望を満たすだけの獲物を狙う獣の眼。竿先からは先ほどまで押さえつけられ塞き止められていた、精液がしとどに溢れていた。竿の抑圧の反動からか、射精の蠕動に使われる筋肉が鋭敏かつ強力に収縮し鋭く裂くような水勢で精液を吐き出している。 「…あ、兄き…」 「グルォォォォォォォオオ!!!!」 兄騎士を呼ぼうとする掠れ声は、けたたましい獣の慟哭により掻き消された。腹の底から吐き出された鳴き声は空気を揺るがし、唾を飛ばす。腹圧の収縮により獣の逸物から飛び出している兄騎士の遺伝子も吹き出すように絞り出され、絶句する弟騎士の顔に吹き付ける。 「素晴らしい!!これこそ正に我々教団の求めていた究極の魔獣!!」 邪教の博士が興奮冷めやらぬ口調で、前に躍り出た。そして指を鳴らす。 射精の治まらないままにもかかわらず狼男はその合図に、ひざまづき命令を聞く待機姿勢になった。 「早速貴様らを我々の最高傑作の殺戮兵器で切り刻んでやりたいところだが、我々は忙しいのでな…。」 (※次回最終回です。黒歴史コースはまだまだ続きます!ただし1シリーズ終えたら公開範囲を400円コースの方だけの公開にしようかと予定してます!見逃しにご注意ください!)

Files

Comments

No comments found for this post.