Home Artists Posts Import Register

Content

太陽の熱を身体に感じる。

波の音がする。

服はビショビショで泥まみれ。

口の中は海水のせいかすごくしょっぱい味がするし、すごく気持ち悪い・・。



ーーここは、海岸・・・?



何度か起き上がろうと試みるが、意識が混濁しとてもじゃないが

歩けるような体力がない・・・。


ーーどのぐらい時間が経ったのだろう


少しづつ身体が動くようになり、なんとか身体を起こすことができた。


開いた瞳に映るのは

空と海の青一色だった。



俺はしばらく、その青い景色を見ていた。

徐々に状況を頭で考えられるまでに意識が回復したようだ。


ーー俺は船に乗っていたはず


沈没でもしたのだろうか・・。

命があるだけ良かったけど・・。


記憶があいまいだ・・

なぜ沈没したのか、ここへたどり着いたのか。


ーーここはどこなんだろう


ふと目を凝らして景色を眺めていると、違和感に気づく。


自分の知っている世界ではない

海そのものは綺麗で違和感もないのだが、奥にそびえたつ巨大な岩・・?は

たぶん自分が「いる」世界のそれの認識とは大きくかけ離れていたのだ。


その異形の世界と、青く青く広がる空と海は

俺に孤独を感じさせる。




そんな時だった。

風のように優しい、けどたくましい太い声がした。




「大丈夫か?」

太陽の強い光に目が慣れていないせいか、ちゃんと顔が見えなかった。

強すぎる日光の刺激のせいか、再び俺は意識をうしなう。


が、数分ぐらいの刹那ー

男の声が自分を現実に引き戻す。


「おーーーい」

「お前さん!大丈夫か~!」


・・・・・!


目の前には半裸の男が立っていた。

歳のころは20代中盤ぐらいだろうか。


意識が回復してきた僕は頭を縦に振り、男の返事に応えた。

当然の質問だ。

自分はまず記憶をたどりながら応えていく


「日本の鹿児島ってところから・・・」


「どうやら乗っていた船が沈没して、この島に辿りついたんだと思う

むしろここはどこなんだ・・・?」


(乗っていた船っていうのは、お見合い船みたいなやつで。

海の上で相手(パートナー)を見つけましょう!って感じのイベントだったかな・・

元カレと別れて約10年も相手ができないやつがって思いながら乗ったものの。。

まさかこんなことになるなんてな・・・。)


すると男性は不思議そうな顔をして口をあける。

「カゴシマ・・?知らないな・・。

この周りに人住んでる島ないから」


あ・・そうか、俺今すごい恰好してるんだろうな・・。

ビショビショだし、若干乾いた部分の泥が小金色の砂に変色し

何かが腐敗したものが服にくっついていたり、

良く見ると小魚が紛れ込んでいるようだ。

すごく臭い・・・。


「そうだ!」


男は何か思いついたのか

おもむろに服を脱ぎだした。


「えええ!?な、なにを・・!」



バサッ




太陽の熱できっとこの海岸の気温は真夏の海水浴ぐらいを

イメージしてもらえればいいと思う。


目の前にパンツ一枚の男が、男の湿気を出し佇む。


「風呂って・・・い、いきなり」


俺は恥ずかしさのあまり目を背けてしまう。


そう、俺は男が好きだし、こういう褐色で漢臭いやつが

タイプだったりするのだ・・。



・・・・・・・!?


急にパンツまで脱ぎだして己の漢を見せつける。


赤面した自分を笑いながら、全裸の彼は背を向け歩き出す。


光に照らされる男の姿が、周りの光よりもまばゆく見える。

なぜだか・・・その光は優しく、心地よかった。


彼についていこうと俺は歩き始める。

おぼつかない足取りで、その光のもとへ。


「あの・・・君の名前は?」

「俺、ライガ!」


彼は歩く足を止め笑顔で振り返って応える。


何故だか、その笑顔がすごく嬉しそうで

俺までなんか、嬉しい気持ちになった。

========================================


10分ほど歩いた海岸の離れに温泉はあった。

岩場に囲まれて、自然にできたであろう温泉だった。


この温泉に違和感はないのだが、一番の違和感は

ここまで来るのに、人っ子一人見当たらなかったこと。


一体なんなんだ、この島は・・。

ライガ一人で住んでるってことはないだろうし・・。


<入浴>


お風呂の温度は結構ちょうどよく浸かれるぐらい。


はあ・・・・少し落ち着いた。


海水や泥の匂いがほどよい硫黄の匂いでかき消されていくのを感じる。


え・・・・・?


だからこの島・・・さっきから人がいなくて



どうもウソをついているようではないようだ。


周りを見渡してみたが、そもそもこの島はそんなに大きいわけではない。

ただ、森はしっかりあり食べ物もあるようだし、

自分のボロボロの服に小魚が紛れ込んでいたように

この辺の海で魚もとることができるようだし・・。


だとしたら生きていくのは可能なのか・・・まさに無人島。


そんなことを考えながら彼ーライガーを見つめていた自分。



ん・・・今一瞬彼のチ〇ポが大きくなったような・・・

って俺は何を見てるんだ(反省)


でもこれで納得した。


もし彼が本当に一人でこの島で生活していたとしたら

きっと「ライガ」って名前で呼ばれるのもなかっただろうし


名前を聞いたあの時の笑顔が、輝いて見えたのは

そういうことだったのかもしれないな・・。


========================================


ライガが料理をふるまってくれた。

主に魚と、ジャガイモをすりつぶして果物の葉っぱに包んだ食べ物。

味は俺の味覚には合っていた、素直においしい。


食べ終わると、俺は色々質問をした。

言葉がなぜ通じるのかとか、何歳からここにいるのかとか。


どうやら彼はこの島で生まれたわけではないそうだ。

とはいってもいつからここにいるのか、なぜ言葉が話せるのか

自分でもよくわからないそうだ。


正確にはここにくる前の記憶がないって事だった。



この島に来て約3日が過ぎ、時刻は夜のカーテンが空を覆い隠す頃ー

ライガは筋トレをはじめたので、自分は周辺を散策をすると言って

島を歩いていた。


この数日で体調も良くなり、しっかり歩けるようにもなったのだ。

何なら激しいセッ〇スだって・・・・

って、この3日間ずっとライガと一緒にいるもんだから

ムラムラが・・・ってダメダメ。

にしても最後にやったのは・・・・・・・



・・・・・・


あれ?


不思議なことに、気づいてしまった。



俺はどこから来たのか…

「日本」という国だということは知っている。

けど、どこからやってきたか・・住み慣れたはずのあの県の名前

街の名前・・・だんだんと靄がかかるように思い出せないのだ。


親の名前。元カレの名前・・・うん、それはわかる。

なんならあの船に乗せたのはその元彼だし。

あいつのせいでこうなったんだし。


って・・・文句ばっかいっても仕方ない。

状況を整理しよう。


きっと、この島に辿りついた時に

どこかぶつけたかして一時的に思い出せないだけだ、うん。


この3日間島の事は調べられなかったけど、

この島は約1時間もあれば人の足で1周できるということは…

だいたいの島の外周は約4kぐらいだろう(徒歩時速4kだとして)。


小さな島だが、森には食べ物が豊富にある。

動物もちらほらいるが、どうやら害はないようだ。

たまに狼の吠える声が聞こえるが・・・・


クソー!!帰ったら絶対あいつ(元彼)とっちめてやる・・・ッ



あれ・・・・




「あいつ(元彼)の名前・・・・・なんだっけ?」






約1時間半ぐらい島を観察してライガのリビング的な場所(野外だけど)に戻った俺は

ライガがいないことに気づく。


昼間と比べて今は少し寒く感じる・・・

寝床へ行ったのかな?



ライガの寝床は洞窟。

島では唯一の洞窟らしい。


洞窟の前には松明があり、その前にはちょっとした池がある。

入るには脇道を通らなければならない。


寝床の天井に何個かオイルランプがぶらさげてあり、

そのうちの一つが点火されている光の下にライガはいた。



こ・・・これは・・・・!!


こんなエロい恰好で・・・・。

(この3日間ほとんど俺寝てたからこうして見た事なかった)


いやいや・・・ライガは命の恩人。

そんな欲はなくせーー俺ッッ

それに・・・



・・・・・



でも・・・これはチャンスかも・・・・



【俺は欲という悪魔に負けた】



ちょっと・・・見るだけ・・。


起きるなよ・・・っと。


俺はライガの上着を丁寧に脱がせる。



はあ・・・はあ・・・



次は・・・・



え、エロイ・・・・


いいのか俺・・・・。


でも・・・もう1枚だけ・・・・


・・・・


・・・・



えいっ!!



・・・・・・!!!!



か・・・可愛い。。。(めっちゃ鼻の下伸びてる)


昼間と比べて今は少し

気温も下がって寒いから縮こまってるのか。


にしても綺麗だな・・・



ゴクリ・・



ちょっと舐めるだけなら・・・



普通なら犯罪な事だけど・・・

まだ起きてないし・・・



ちょっとだけなら




ーパクッ



通常時の大きさでも少し大きく、重みがあるように感じる。


舌で丁寧に皮を刺激すると、少し大きくなってきたようだ。


徐々に硬さを増すライガのチ〇ポを加えながら俺は

自分のイチモツにも手をつける。




その刹那、ライガが声を発する。


だがもう俺の理性は、欲を制することができなかった。


構わずしゃぶり続け、更に膨張率があがるライガ。

すごい硬さ・・・きっとしゃぶられるのは初めての感覚なんだろう。




体をびくびくさせながら、感じているのがライガの漢の部分の

硬さや脈で感じることができる。


ライガの息が荒くなり、硬さも最高潮に増してくると

辺りは熱気とライガの汗の匂いが充満し

俺の欲望を加速する。


使い込まれていないライガの漢の部分は

塞き止めていた透明な蜜が出始めている。


ライガのそれを舐めしゃぶる音と、ライガの悶える声

そして脈の鼓動。


そのすべてが俺に理性を返してはくれなかった。



しゃぶり始めてからそんなに時間は経っていないが

絶頂を迎えそうだったのか、

ライガは俺の顔を離し、自らの漢を抑え込んだ。



一生懸命に絶頂をガマンしている姿がとてもそそられる。


俺はその姿を見ながら、硬さを増した己を扱く手を早める。



漢のそれから放たれた白濁は自分でしごくこともなく勢いよく飛び出す。


呼吸をすると、若い牡液のツンと青臭い香が鼻から抜けるのを感じる。


ビュビュッ


何回か噴射を繰り返し大量のしぶきをあげるが、

ビクンビクンと脈を打ち萎えないのを見ると、出し足りないように感じた


ケモノのように鼻息と、俺のイチモツから漏れ出る蜜が

ガマンの限界だと告げる。が・・・

どうせなら一緒にと、更に欲望は加速していく。


「ライガ、もっと気持ちいい事してあげる」




そう言ってライガにのしかかる俺。


乳首をなめるとビクンビクンと反応し、

ライガのイチモツが反応するのがわかる。


ライガの放った牡液をローション替わりに

ア〇ルをならしていく。


「うぐっ・・・・・ああッ」


指1本が余裕になってくると、2本3本はあっという間だった


「なんだこれ・・・うああッ」


どうやらケツの感度がすごく良いのか

先ほどからライガのイチモツからあふれるように

透明な蜜がこぼれ出ている。


「ライガ・・・俺の上に乗っかって」


そういうと、ゆっくりライガの体が

俺の一部を吸い込んでいく



そしてゆっくりと、俺とライガは一つになった。



「んああああッ・・」

俺が下から突き上げると、

ライガは腰を落としてくるようになった。


「ライガの中・・・めっちゃあったかい・・っ

イ・・イキそう・・・ライガ、逝っていい?」


「うん・・ダメだ・・俺も・・・」


お互いに限界を迎える。

俺もライガの中へ

ライガは俺に



すべてを放つ










少しの沈黙・・・・

だが決して、嫌な沈黙ではない。


汗と雄液の匂いとお互いの熱気が、その場を包み込み

俺はまだライガと繋がったままでいた。


そのままでいたいと思った。


_


俺はなぜこの島へ来たのか。


_



俺はその沈黙を破る。


「ねえ・・・ライガ」



「俺・・・・・ここにいてもいいかな・・?」

「その・・ライガが嫌じゃなければ…」




もしかしたら俺の乗っていたあの船は、

俺をライガに合わせるための船だったのかもしれない。

今はどんな船で何で乗っていたのかも思い出せないけど・・。


そんな事を思いながら、俺はライガを抱き

瞳を閉じる



光が差し込み、少しづつ洞窟の中も

明るくなり始めた頃。

いつものように俺は先に目覚めてしまった。

この島へきて、今日で2週間。


眠っているライガの背中を見ながら

故郷やここまでの記憶を思い返していた。


だが、思い出せない・・・


ーそう


もう両親の名前すら、住んでいた国すら

思い出せなくなっている。

最初は気のせいだと思ったが、そうではないらしい。

子供の時は何していたか、どんなことがあったのか。

クソ…思い出せない。。



ーだけど、不思議と不安はなかった。



俺は寝床を離れ、空を見上げる。



青く青く広がる空、海。

最初は孤独を感じたこの空も、

今は清々しさすら覚える。


ー「おはよう!」


振り返るとそこにはライガがいた。

ちょうど光に照らされ、青い空をバックにライガの姿が見える。

俺も反射的にライガに手を振る。



ふと、この島へ来た時の事を思い出す。



俺がちゃんと覚えているのは

ライガと出会ったこの空からの記憶。




ー「さ、今日も魚とりいこう!」


そういって、ライガは俺の手をひっぱり駆ける。



もう何も思い出せないけど、

ライガと青空の記憶だけは、晴れ渡っている。


Files

Comments

Anonymous

ふおお…ライガくんかわいいです…! 人懐っこい笑顔とイク時の切ない表情のギャップがたまりません~~🥰 今までの日常を静かに忘れながら幸せになる…ありですね🙂

fai-storage

かげとらさん!いつもありがとうございます!今回は毛深いガチムチにしてみようと思って描いてたらだんだん枚数増えて、即席で考えた小説風にしてみたりと、なんか恥ずかしいながら楽しかったですw

Anonymous

おお…いわゆる筆がのったというやつでしょうか??色んな体勢や差分が見られて嬉しいです~! お忙しい中でも楽しまれてるのでしたらこちらとしても安心しますし、お話があると色々と妄想が捗って助かりますw

fai-storage

どちらかという今月は皆大変だったからいつもより多く描きたくて、気づいたらめっちゃ差分も背景も描いたもんだから、じゃあお話もって自分のハードルあげてましたww お!やっぱお話があるのは嬉しいんですね!よーし次も頑張るぞーっ

HKNGKA

It's amazing and so hot ///w/// Thank you for drawing so many images :D and I hope you can upload the compressed package on your post.(easy to download)