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人狼ゲームの同人誌って面白そう こんなマンガ描きたいんだけどなぁ… 「うっ…うーん…」 頭が重い。俺何してたんだっけ? 俺は犬属の真白ケンヤ。確か家に帰る途中だったはず… 俺は硬いカーペットにうつ伏せで寝ていることに気付き、腕に力を入れて身体を起こす。 「なんだここ…」 オフィスのような真っ白な壁とグレーのカーペット、円形に並んだ椅子、壁時計は朝9時を指し、部屋の中央奥にブラウン管テレビ、辺りには俺と同じ学生服の人たち9人がまばらに倒れている。 「きゃあぁぁぁー!!」 どこからか悲鳴がする。その悲鳴に気づいたのか、皆きょろきょろと身体を起こし始める。後ろを振り向くと、今にも泣きそうな表情で悲鳴を上げ怯える、狐の女の子がいた。 「大丈夫ですか…?一体どうしたんですか?」 メガネの狐の男の子がその女の子に近づき話しかける。 「いや……いやぁぁぁぁー………!!!」 女の子はパニック状態で全く声が届いている様子は無かった。 その女の子が泣きながらブラウン管テレビを指さし、みながテレビ画面に注目する ブゥン… テレビ画面に文字が表示され、テレビの近くにいたレトリバー犬の男の子がそれを読み上げる。 「えーと?まだ部屋から出ないでください」 「皆さんは村人ですが、村人の中に人狼が2人紛れ込んでいます」 「毎晩この部屋に集まり、夜8時までに皆で話し合い、人狼と思われる人を1人投票で決めてください」 「そして30分以内にその人を犯してイかせてください」 「えっ人狼ゲーム?」 ウサギの女の子がきょろきょろと辺りを見る 「はっw?犯せだってよ、くすくすw」 大猫の男の子がくすくす笑う。 レトリバー犬の男の子が続ける 「犯し方は自由ですが、色々な道具を用意しています。この部屋からは持ち出さないで下さい」 「犯せなかった場合全員、死亡します」 「えっ」 「はぁw?」 「ぷっ! くすくすw…」 死亡という言葉に動揺する人、可笑しくて笑う人、表情一つ変えない人と反応は様々だった。 「おい、道具見てみようぜw」 大猫の男の子がテレビの台の下から箱を引っ張り出し、何人かの男の子と中身を確認する 「ぶっはwマジかよwやべぇwww」 「はぁマジで用意してるじゃん!くすくす」 「最低…」 ウサギの女の子はそんな男子達を蔑むように見つめる レトリバー犬の男の子が続ける 「えー、人狼は、もう1人の人狼と話し合って、夜12時から2時までの間に村人を1人犯してイかせてください」 「イかせなかった場合、全員、死亡します」 「村人は夜12時から朝の6時までは扉を閉めたまま、自室から出ないでください」 「参加拒否したり、この建物から脱出したり、他人の役柄カードを見たり、その他ルールに違反した者は死亡します」 「役柄カードって?」 皆自分の制服を探り始め、ポケットから黒いカードを見つけると、誰にも見られないように自分でそれをじっと見つめ続ける 俺の制服にもあるのか? 制服ズボンのポケットに感触があり、手を入れてカードをとり出す 「…っ!」 *[人狼(werewolf)]あなたは人狼です。もう1人の人狼と協力して毎晩、村人を1人犯しましょう!* 俺がカードを見た瞬間、心臓がどくんと跳ねあがる。そして心と身体に沸き立つ黒い欲望を感じた。 もう1人の人狼の名前はカードには書いていなかった。他の9人の表情を見ても、誰が相棒か判断はできない。今日の深夜、人狼の活動時間になるまで、もう1人の人狼は分からないというわけか…くそっ 「あっ場面変わった」 全員でテレビ画面をみる 「今回の構成は以下の通りです」 人狼側: 人狼 2人 村人側: 予言者 1人 霊媒師 1人 用心棒 1人 村人 4人 その他: 狂人 1人 「ねー狂人ってなに?」 「霊媒師って?」 「うるさいっ!ちょっと黙って!」 さっきから一度も喋っていなかった鋭い目付きの猫の女の子が声をあげる 「予言者は毎晩、誰か1人を選んで、その人が人狼かそうでないかを知ることができます」 「霊媒師は毎晩、直前の投票で犯された人が人狼かそうでないかを知ることができます」 「用心棒は毎晩、誰か1人を選んで、その人を人狼の襲撃から守れます。ただし自分を守ることは出来ません」 「人狼が全滅した場合、村人側の勝利」 「村人側の人数と人狼側の人数が同数になった場合、人狼側の勝利」 「狂人は村人側として数えられますが、人狼が勝利した際に勝利します」 「勝利した側には一億円をお支払します」 「一億円…?」 「それでは皆さん頑張って生き抜いて下さい」 「えー俺、人狼じゃなかった最悪~」 大猫がうなだれる。 「ぼくも~」 ネズミの男の子がつられて言う 「ちょっとそこ!あんまりべらべら話さないで!真っ先に人狼に狙われるわよ!」 猫の女の子が2人を指摘する 「へい、へい」 「み、皆さんまずは自己紹介しませんか?」 狐の男の子が皆を集める 「そうだなここにいる奴らの誰も名前知らないし」 レトリバー犬の男の子が答える 俺達は用意された10個の椅子にそれぞれ席に付く。 「ではボクから時計回りで、ボクは常山ネクトです高校二年生です」 メガネをかけた狐の男の子、ネクトが自己紹介する 「あたしは見鏡ココネ、高二。はい次」 猫の女の子、ココネはイライラしている表情で淡々と簡潔に話す。 「ボ、ボクは熊山ユウタ、中三です。よろしくお願いします…」 熊のぽっちゃりした男の子、ユウタは緊張しているのか、うつむき、汗をかきながら自己紹介した 「俺は犬井ケンジロウ。高校3年。よろしく。」 レトリバー犬の男の子ケンジロウは、さっきのユウタとは真逆で、自信に満ち溢れているように見える。 「わたしは宇佐木アカリです。高校一年生です。どうしてこんなことに…」 ウサギの女の子、アカリは状況が分からず困惑しているようだ。 「えーとボクは~、水田川チュータ中二~ よろしく~」 ネズミの男の子、チュータは気の抜けたように、うなだれながら自己紹介する 「ぼくはチュータ君と同じ学校の生徒で、木々宮アリスと言います。中学二年生です」 リスの男の子、アリスはチュータとは対照的でしっかり者のような印象で話す 「俺は猫山ゲンタ、高二。なあマジでこの中から誰か犯すのか?くくく」 大猫のぽっちゃりの彼、ゲンタは一番この状況に興奮しているようだ。 「きも…」 ココネとアカリは同時に声を漏らす 「あ?」 ゲンタは2人をぎろりとにらみ返す。 興奮気味のゲンタがもし人狼で相棒だった場合、初回に吊られては困る。次の順番の俺はすかさず自己紹介する。 「えー俺は真白ケンヤです!高校二年生です。もしこの状況について知ってる人がいたら何か教えて下さい」 「知らねぇよ」 「分かりません」 「その…私…二回目です…」 さっきまで取り乱し泣いていた狐の女の子はそう答えた。 「二回目ってどういうことだ?」 ケンジロウが言う 「わ、私は鐘崎ナミです、…高校一年生です…」 「…私は前回このようなゲームに参加させられ、私の友達がみんなにレイプされ、私の目の前で、イきながら死んでいくのを見ました…そして、この建物からは逃げることは出来ません。外に一歩でも出た人は、服が突然引きちぎれ、全裸のまま発狂しながら大量に射精し続け、最終的に死に至りました…」 「マジかよ…」 「うっ…」 「それで? お前はそのゲームで勝ったから生き残った。じゃあ何でまたここに居るんだよ?」 ケンジロウが言う。 「それは私にも分かりません…ううっ…」 ナミは本当に分からない様子だった 「で~?君はその時人狼側だったの~?」 チュータが言う。 「いいえ私は村人側でした、最後に2対1で人狼を吊ることができ、私達は勝利することができました」 「その一緒に勝ったもう1人は?」 ネクトが言う。 「…ここには居ません。生きているのかも分かりません…」 「そうですか…」 「俺達はこのゲームをして勝たないと生き残れない、そして勝ったとしてもここから解放される保証はないと…」 俺が困惑した表情で答える。 「どうしても生き残る為にはやるしかないみたいだな」 ケンジロウが顔つきを変え答える 「あっあの、予言者の人は誰ですか?」 アリスが言う 「予言者?」 「変なこと言うとあの猫女に怒られるぜw」 ゲンタが笑う 「初回に予言者が分かって、誰が白か黒かの情報を共有していけば、村人側にとって有利に進めることができるかも」 「確かにそうだな、そしてその予言者は用心棒に守ってもらう。そうすればヤられることはない」 「よし、この中の予言者は手を上げてくれ」 ケンジロウが立ちながら皆を見回す 「待って!もし人狼もしくは狂人が手を上げ、今後本物がヤられてしまった場合、村人側が一気に不利になって人狼に盤面をいいようにコントロールされてしまうわ、手をあげるなら、1、2の3で!同時に、いい?」 きょろきょろと皆の目線が動き、沈黙し、辺りに緊張感が漂う。 もし、本物の予言者が1人だけ挙げた場合、その人物は必ず今晩、用心棒に守られる、そして用心棒が守り続ける限り予言者はヤれない、その間に俺ともう1人の相棒が人狼だと判明してしまうだろう…。 相棒の人狼が分からないから下手に手を上げるべきではないがどうするっ…? 「いい?いくわよ?1、2の3!!」 つづく?

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マヨ中

人狼に犯されたプレイヤーはそのまま人狼プレイヤーに取り込まれ、人狼チームが勝った段階でプレイヤー全員が融合して1匹の人狼になりそう(*´꒳`*)