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梅さんの小説付きです。 ■新規ノード  それは彼女が十六歳の誕生日を迎えた朝に起こった。 「おっ……これが女子高生というものか」 (えっ? なんで急におっさんの声が頭の中に???) 「へえ……人間の女の体って細くて不便そうだけど、見た目はそこまで悪くねえかな。」  彼女はパジャマも下着も脱いで裸になると、まじまじと確認するように鏡を見てつぶやいている。 「能力はどれどれ……げっ!? ステータス最悪じゃねえか! スキルも役に立たないものばっかだし」 (体が動かせない……?)  彼女は自分の体が動かせず、意思に反して勝手に動いてコンソール画面を急に開いてぼやいているので困惑している。 「転生したってこれじゃなあ……おっチートスキル! そんな便利なもんあんのかよ! こいつあいいぜ、さっそく使うとするか」  頭の中に男性の声が響き、彼女の体は勝手に動いたままだ。 「全部じゃなくて、いくつか選べるのか。そうだな……肉体復元!! 前世の身体に戻れるのか、一つ目はこれにする!」  承認しましたという音声がすどこからか響くと、彼女の肉体に変化が起こる。メキメキ音を立てて全身と骨格が不自然に軋みながら、男性的な筋肉質なものになっていき、体臭と体毛が濃くなる。 「いいぜえ、力が戻って来たぜ」 (な、何? 何が起きてるの? えっ? ちょっと待って、私って前世はライオンの戦士だったの?) 「そうだぜ、いままでの俺の記憶。前世の俺が転生して16歳からスタートってわけだ」  より筋肉質になって逞しくなっていく、相当に鍛えられたような筋肉のすじや塊が目につくようになり、尻尾のようなものが生え始め耳や牙が尖り始める。 (そんな私の体なのに! やめてよ) 「お前の体だけど、俺の体でもあるからな。俺の転生ライフを始めさせてもらうぜ」  顔つきがみるみるうちに獣じみていき、鬣が生え始め、頭部が獅子のようになっていく。すると汗と獣臭さのまじったような悪臭が強くなり、雄のフェロモンと共にきつい体臭を放つようになる。  肉体は少女の見る影も無く、乳房は元よりも遥かに大きくも男性的に平らに膨らんだ大胸筋になった。腕も太ももも筋骨逞しく、全身が人間の成人男性よりも屈強で異様に大きく成長していく。 「よっしゃ、順調に元の俺の体になっていってるな」 (全然良くないよ!)  彼女は嬉しそうに獅子の形をした口元を歪ませた。きつい体臭と体毛はより濃くなり、濃紺の毛皮となって全身を包んでいる。  尻尾が生え、耳も上へ移動し、逞しく大きな獅子の獣人がそこに居る。だが筋肉はより発達していき、まだまだ逞しくなっていくようだ。 (なんかめちゃくちゃ変な臭いがする……汗? 脇? いやそれより獣臭いような……まさか私の体から?) 「ここは……まだ女陰のままだな。陰核が熱い……」  濃紺の獅子は、全身から様々な悪臭を混ぜて煮詰めたような刺激的な獣臭さを漂わせてした。濃厚な吐き気をもよおしそうな刺激臭を発生させている股間は、女性の割れ目のままだったが、ヴァギナの周りはやけにこんもりと膨らんでいた。  すでに二メートルはありそうな大柄の屈強な獣人のとなっていて、肉体は臭い割れ目以外男性の物だった。 (おええ、臭いよお……昨日お風呂に入ってトリートメントもしたのに……)  女性器と雄の鬣を持つ獅子の獣人となった彼女がクリトリスといじると、ムクムクと勃起するように膨らんで伸びていく。  割れ目の周囲の股間の盛り上がりが左右に分かれて下に垂れていき、割れ目が閉じていく。 「ふう……女のこれも悪かねえな……」 (やだ、汚い。変な所触らないで……んっ……)  彼女の肉体は半陰陽の獣人となり、甘い吐息を漏らしながら歪なほど鍛えられた筋肉で盛り上がっていく。  クリトリスは更に膨らんで棒状に伸びてしごけるようになったので、マスをかくように指で優しくしごいている。  垂れた膨らみに卵巣が降りてきて精巣に作り変える準備を始めた。割れ間がさらに閉じてクリトリスの根元で出入り口のような形状に変化していく。 「んっあっ……すげっ……」 (うそ……私これじゃ本当にライオンみたいじゃない……)  棒状に腫れあがったクリトリスをしごいていると、降りてきた卵巣が垂れ下がって左右に別れたふぐりに包まれた睾丸が出来上がり、割れ目は閉じてペニスを収納する毛皮のさやの入口になった。尿道が閉じてクリトリスの先端に穴が開いて貫通し、ペニスまでもが完成してしまう。  獅子が喘ぐとより体が異様に、より逞しく成長していく……。 「おっ、おほっ! 息子も俺の元の自慢のサイズにちゃんとなったな」 (いやーっ! なんでこんまものまで股間にあるのよ! 大きすぎてペットボトルより大きいじゃない)  獅子のペニスは二リットルのペットボトルよりも大きく勃起していて、猫科らしくトゲで覆われている。男性器が出来たことにより、彼女は完全な雄の獅子となる。  獅子は筋肉で異様なほど肉体が巨大で、三メートルはあるほどの巨漢であった。全身……脇や股間……特に鬣からえげつないほど強烈な悪臭を放っている。 「ゲヘヘ、ちゃんと使えるか試しとかないとな」 (やだぁ気持ち悪いよお……)  濃紺の雄獅子はトゲだらけのペニスをしごいて鼻息を荒くしている。彼の中にいる少女の人格は性的興奮を受け取りながら、それに羞恥し不快に感じている。  性的興奮を感じると、獅子は葛藤しているかのような相反する二つの感情を覚え、獣の力がより強固になっていった。 「おっ! おおっ! 出すぞ!」 (やめてえ!)  ドクッ! 快感の頂点に絶頂を迎えた巨漢の獅子が叫びながら激しく震えると、その凶悪な逸物からバケツでぶちまけたような量の精液が飛び出した。精液は濃く、セメントのようにドロドロで天井や壁にへばりついた。 (ひぃぃぃ!? いったい何が出て来てるの? 止めてぇ部屋がめちゃくちゃになっちゃう)  濃厚なすぎる栗の花のような牡汁の匂いと、むせかえる酷い獣臭さでいっぱいになった部屋の壁や床の一面を白濁汁で汚してしまうくらいの勢いで射精し、その常人であれば気絶してしまう悪臭の中で雄獅子はその余韻に一心地ついていた。 「はあ、前よりも感度がいい気がするぜ……ステータスも元通りになったしな」 (うう臭いわ……ああっ、私の部屋がドロドロじゃないの……部屋どころか体も、あそこも……こんなの恥ずかしくて誰にも見せられない) 「朝から何してるの? うるさいわよ。朝ごはん出来てるわよ」 「ちょっとシコってたんだよかーちゃん。今下に行くぜ。なんだよ、小さすぎてドアから出れそうにねえから破壊するか……」 (嫌っ! やめてよ、裸のままそんな姿で下りないでよ!)  獅子は自慢の逸物にも満足しながら、やがて一階に下りてしまうのだった。姿が変わってもチートスキルのおかげで彼は彼女? として認識されるので、他人と会うのは彼女だけが不満だった。 「なんだよ……平和すぎて退屈だし失敗したな」  獅子はその怪力や屈強な肉体を完全に持て余していた。彼女の肉体を変え、生活をさんざん振り回してからやっと不必要なものだと気がついたのだった。 「おっなんだ三回までなら転生先選び直しも出来るのかよ! 戦う相手もいなくて、ここつまんねえからなあ……よしっ! じゃあな、俺やっぱ他の世界で暴れることにするわ。その体はやるよ。大事にしてくれよ!」 「えっ? なによ、あれ? 私動ける……? って、私の体返しなさいよ! は? 待って、元に戻して! 返してお願い! 私の体返してよ!」  やっと体を自由に動かせるようになった彼が悲痛に叫んでも、獅子の中身はチート能力で次の転生先に行ってしまったので届かないし、答えられない。  チート能力も消え、現代社会では一切無駄でまったくの不必要な逞しく巨大な雄獅子の肉体と悪臭だけが残されたのだった……。 ステータス 雄獅子 レベル99 職業 狂戦士 身長349センチ 体重306キログラム 力 999 体力 999 知力 10 精神 10 器用さ 10 素早さ 100  女子高生が前世である獣の戦士と同等の能力を与えられた姿。  最強クラスの力と、卒倒レベルの体臭と口臭を持ってはいるが、  前世でのスキルや転生時のチートスキルは全て失われている。  その類まれなる肉体を日常生活では完全に持て余しており、  その姿を周囲に珍しがられ、悪臭のせいで疎まれながら……  仕方なく工事現場などで日銭を稼いで暮らしている。  性欲が非常に強く人間相手と関係を持とうとするも体臭により気絶してしまうので、  一人で慰める日々が続いている。  趣味は過去の自分を思い出しての女装とメイク。(それは醜悪な見た目である)

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