クリスタだけで拡大したラスタレイヤ線画を綺麗にできるのか1 (Pixiv Fanbox)
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線画がめんどくさい、まじで
なのでどうにかして楽できる方法はないかと考えました。
まずは、楽に線画を描くってのはどうするか、これは単純に考える。小さく描けばいい。
ペンを動かす距離が短ければその分ラクできる。線画を自動生成するは多分生きてるうちには無理な技術なので却下。
てことで、
ちっちゃく下書きを描いた、A4の大きさに幅934高さ1292pxの大きさで
この数値は正直どうでもいい
次は線画を実際に描く、ここで二つの選択肢がでますね。ベクターかラスターかの二つ。
今回はベクターレイヤーで描きました。理由はベクターなら大きくしても劣化しないからです
単純に考えればこれで大きくすればいいんじゃねとなるところですが、実際に大きくしてみると
このようになります、上は自分は味があって好きですが太い、下は線の太さを変えずに拡大したもので隙間ができる。何で隙間ができるのかはここでは割愛、まぁ線画の精度を上げれば太さを変えずに拡大でも行ける気がしますが
太いほうの線画を修正すれば十分使えそうですけど、その手間も省きたい。結構修正するとこ多いし
てことでこっからが本番、ベクターレイヤーを拡大すると太くなりすぎる。ならラスターレイヤーで描いた線画を可能な限り形を保ったまま拡大すればいいのではないかと。
そこでこんな方法を考えました。
まず、ラスターレイヤーで小さく描いたやつをそのまま大きくして、線画を選択して反転する。
こっから、白色を自動選択してきます。隣接ピクセルをたどるのチェックを外し、色の誤差80で選択、新しいレイヤーにそのまま塗りつぶすと
こんな感じで出てきます、この時点でも割ときれいな感じしますね。劣化は拡大した時の色の伸びが原因なので、その伸びを色の誤差を使って何とかしてます。因みに0から5飛ばしで100まで調べて一番ましじゃねってとこで80ってしてます。
そこから編集のスマートスムージングをかけます。今回は強度中でかけました。
うん、わりと大丈夫。選択上髪の先などはどうしても描画しきれないですが、そこは手で修正ですね。
ベクターレイヤーを拡大した時とは違い、しっかりと線の強弱も出てます。まぁ近くで見たらまだジャギジャギしてるんですけど、色を付けて離れてみるなら十分でしょう。塗りつぶしも塗りつぶしツールの色の誤差を60にしたらちゃんとぬれました。
こっからは、失敗した方法の紹介。
1.ジャギった線画をフリーの修正ソフトに投げる、結果はそんなに直らなかった。
2.ジャギった線画をそのままスマートスムージングかけてみた、結果は確かにきれいになるが、強度によっては色が飛び散る。修正した線画の周りに何故か薄く線が出るんですよね。それ自体はまぁ選択して消せば何とかなりますがめんどくさいので無し。
こんな感じで小さく描いた線画をどうにかしてきれいに拡大できないかを調べてました。なんか参考になればいいんですけど、多分なんないね。
続くかは知らない
追記
カーブが強いところの線は比較的綺麗に修正できる、理由は拡大時に線が均等に幅が小さくボケるためきれいにふちに沿って選択できるから。逆にカーブが緩い、線が斜めだと修正が利かなくなる。