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2024年に出るHONDAのE-Clutch。


大排気量・200kg近い車重のバイクには今後必須になるんじゃないかなという装備。

E-clutchをONにしていると、クラッチレバーを握る必要がなく停止・発進が可能になり(エンストしない)、クイックシフターと同様に乗車中のシフトコントロールが可能になります。

MT車でありながらセミATのように使えるわけですが、これは信号の連続、坂道・細く狭い道が多い日本の道において重量のあるバイクで走る時非常に恩恵があると想像できます。(大型には乗ったことないけど、ミニバイクに乗っていて想像できる


モンキー125でも乗ってる時の脳の半分は左手のクラッチ操作とアクセルワークが占めます。

いつも走る場所なら高低差や交通量がわかるので、坂道発進の半クラ具合もカラダが覚えます。

しかし初めて走る場所や慣れない場所だと勝手が分からず自然に緊張します。

その上ナビ見て、実際の交通状況は刻々と変わる中を判断して走るので、ミニバイクですら結構な脳の処理量になり、走っていて疲労が溜まっているのが分かります。

かなりのマルチタスクをこなしているんですね。


これが大排気量・重量のあるバイクだと相当な緊張と疲労になり、そのうち怖くなってバイクを引っ張り出すのも億劫になっていく事でしょう。

街乗りは特にいつ何時、何があるか分かりません。


ミニバイクならエンストしても踏ん張って支えられますが、重いバイクでクラッチ・アクセルワークをミスってエンストしたら、その衝撃でコケてしまうのは普通にあり得ます。

100万近くするバイクをほんの一瞬の油断で倒して傷物にしてしまい、自重で色んなところがひん曲がって修理費ウン10万・・


大排気車で街中を走る時、E-clutchをONにしてセミATにする事で、交通状況やバイク自体の運転に集中できる。

坂道発進でエンスト気にせず、コンビニに入る時や出る時などもクラッチを意識せず運転だけに集中できる。

これだけで脳と精神面の疲れ具合は天地の差でしょう。

MTのクラッチワークはエンジンの性能を把握していく過程が職人っぽくて楽しいのですが、バイク自体が重くなると1ミスエンストが即重大なダメージにつながるので、常にMT操作じゃなくてもいいかな・・となるわけです。


走行中にクラッチレバーを握れば従来のMT操作に切り替わるそうなので、カラダに馴染んだMT操作でバイクに乗りたいぜ!と言う時に任意で切り替えられるのが良い点。


今までエンジンの出力を制御するモード切り替えはありました。

滑りやすい雨の日用に出力を抑えたレインモードとかですね。


でも走るシチュエーションによってMT操作をセミATに切り替えるものはなかったので、これは相当歓迎されるように思います。


街中はE-clutchをONにしてセミATに切り替え交通状況に集中、高速もセミATで楽チン。

ワインディングではOFFにしてブリッピングシフトダウンや従来のMT操作を楽しんで、ツーリング先ではまたONにしてナビを見て景色を楽しむ運転・・と言うように、ONとOFFを切り替える乗り方。

バイクって嗜好の乗り物なので、操作が簡単すぎても物足りなくて飽きる。

車重が重い大排気量MT車が苦手なシチュをうまくセミATに置き換えるこのシステムは、選択のハードルが高いMT車種を身近に感じさせてくれる、とても画期的なものだと思う。


250・400ccに搭載されたら、まさに通勤快速と言えるくらい毎日手足のように楽しめるような気がします。

普段の街乗りは基本セミATにセットしておけば、セパハンのスーパースポーツ車なんかエンスト気にせず体感型ゲーム機ばりに相当フレンドリーに感じて楽しい事でしょう。


従来のMT車の経験値を貯めて理解していく職人的楽しさを残しつつ、もうちょっとこうだったら疲れないんだけどな・・と言う部分をうまく補ったホンダの技術陣に脱帽です。

cb650rは4本の美しく束ねられたエキパイの並びが実に良い感じ♡

E-clutchは従来のエンジンの真横にマウントする電子制御モーターギアクラッチシステム。

ちょっとだけ出っ張ったその見た目を見た時に思いついたのがこんな感じでした♡

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