Home Artists Posts Import Register

Content

「はぁ…っはぁ…うっ…も、もうちょっとまってな…」 うさぎミルクを販売するお店で、たぷたぷと実らせた大きな複乳から溢れ出すミルクを搾乳器を使い、瓶に詰める兎人がいる。 美味しくて好評なのか、はたまたその搾乳する姿を見にきているのかはわからないが、ここ数ヶ月その店の列が途絶えることはなかった。 複乳に負けないぱんっぱんに張り詰めたお腹には、 今販売しているミルクを飲むであろう赤ちゃんが 何人入っているのか…想像もできないほどお腹が膨らんでいる。 顔を赤らめ、たまに聞こえる喘ぎ声に男性客は釘つけになる。 「ままぁ…大丈夫?」 小さい兎人の女の子は心配そうな顔をしながら、小さな手で母と呼ぶ兎人のお腹を優しく撫でている、おそらく娘さんだろう。 背中にも大きなバックを背負い、その中で蠢いているのは まだ幼く目も開き始めたばかりの兎の赤子達だ。 「おんぶ変わろかぁ」 「ありがとなぁ、ちょっと重たいからなぁ、もう、っ、終わるから大丈夫やでなぁ」 そう言って笑顔で私のミルクを用意すると、大きなお腹を抱えながら袋に入れたミルクを一つ渡してくれる。 よく見るとお腹がぼこぼこと動いている。 そろそろ生まれる頃だろうか。 「待たせてごめんなぁ、ま、またきてなぁ」 そういって手を振る兎人をその目の裏に焼き付け、私は店を後にする。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ひと月後、いつものお店のメニューに 紙にが貼られており、マジックでLast saleと書かれていた。 いつもより長い列を並び、私の番がきて目に見えた彼女は、 もう歩くこともできないんじゃないかと思わせるほど、お腹がさらに膨らみを増していた。 「はぁっー…はぁっー…っ」 ぼこぼこと蠢く大きなお腹に合わせて、搾乳器のつけていない複乳からミルクが溢れ出す。 流石に心配になるが、私だけでなく周りのお客さんも優しく声をかけ、負担にならないようにサポートしている人が多かった。 ただ、彼女は「もうすでに巣作りは終えていて、この隣にいくだけだから」と、少し短い営業時間にはなるが赤ちゃんのためにミルクを売っているとのこと。 後から聞いたが…販売中にお客側からは見えないが、搾乳のために座っている椅子と股の隙間から、血混じりの羊水が漏れ破水していることを彼女は黙っていたそうだ。 「も…もうちょっ…んっ!や、やからなぁ…」 時折優しくお腹を撫でる彼女は、最後のお客にミルクを渡した後、皆に巣へ運ばれ、1日かけて7羽の元気な赤ちゃんを産んだそうだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 獣人ミルクは種族以外も飲めることもあり、 赤ちゃんを産む獣人の中には 自分の母乳を加工して販売して 養育費を稼ぐ獣人もいる。 って世界なら多分つこさんは こんな感じだと思いますって 妄想をTwitterで呟いてたら こんなお話が出来ました。 勢い100パーセントです。

Files

Comments

Berhube

僕もママになりたい~ o3o💕