決意表明。 (Pixiv Fanbox)
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いつもご支援頂いてる方々、応援して頂いてる方々、まことにありがとうございます。
さて、今回このような形で長文(の予定w)をしたためさせて頂くことについてですが、
ちょっとした決意表明じゃないですが、自分の中でひとつ決断したことがございます。
あまり興味ないかもしれないけどお暇な方は読んで頂けるとうれしいです。
自分が初めてpixivにイラストを投稿したのは2010年の12月でした。
まだこの頃は今のようなデジタル作画ではなく、バチバチのアナログ。コピックで着色などもしていました。
線画も、鉛筆と消しゴム、ミリペンを駆使して、紙っぺらに必死に描いていました。
この画像こそスキャンされたものですが、実はイラストの差し替えを行っており、その前はいわゆるガラケーで写メを撮ってイラストを載せるといった、なんともみみっちい創作環境でした。
当時は本当にお金がなくて、PCの環境はおろか自宅にWifiも通ってなくて、デジタルなんて何にも分からない未知の世界だったため自分がデジタルなんて…と、完全に無縁だと思っていて、アナログの時期も周りの絵師さんと比べてダラダラと長く続けていた記憶があります。
アナログはアナログでお金かかるんですけどね。
Pixivに初投稿したのが2010年とはいえ、イラストを描いて人に見せる行為はPixivより前、あの伝説のmixiや2ちゃんねるの掲示板にポイっと投げ込む時代がありましたので、正確にはもっと前になり、そう考えると、つたないながらも絵師としてやらせて頂いてから今年で12年以上ということになります。
色々ありました。
創作というのは本当に色んな悪魔が住んでいて、マジで何度も何度も何度も。もう辞めたい、と思いました。
そのつど、考え直したり、休憩したりして、創作意欲が消えては灯し、消えては灯しの繰り返しでここまで騙し騙しやってきました。
それもひとえに、自分の絵を応援して頂く方々に元気づけられてきたからここまで続けてこれたと思っています。
ですが、時間が経つということは、良くも悪くも環境が変わるということでもあります。
自分は、人生において環境は常に変化を及ぼすものでなくてはならないと自覚しています。
それは目標だったり夢があるからです。
現在の環境、目指している目標と夢、大事にしたいもの、それらを天秤にかけるとき、自分はあまり要領が良くないので器用に両立ができません。
いつも何かをするとき、いつも何かを犠牲にしないと抱えたものが重すぎて前に進むことができなくなります。
正直申し上げると、直近でも、仕事と創作とプライベートの両立が困難を極めてきており、創作のペースが格段に落ちてしまっているのが現状です。
仕事をしていると「早く絵を描かなきゃ」
絵を描いていると「仕事があるから早く明日に備えなくちゃ」
そういった八方塞がりの焦りと憤りに似た感情は、いつしか描くことへの楽しさなどとうに感じず、完全なただの"作業"へと様変わりしていきました。
皆さんの心のおちんちんを元気にさせるようなシチュエーションも最近は浮かびにくくなり、過去の自分のイラストの焼き直しみたいな事をよくやっているのもそれが一つの理由だったりします。
現在見据えている自分の人生の丘に向かって歩いていく為には、
この創作活動の両立というのは、あまりに重いものであると思いました。
これまで、欲張ってどちらも求めていった結果が、手放しで良い結果をもたらしてきたとは決して言えません。得られたものもありますが、得られなかったものも少なくありません。
12年。
自分も、若輩ながらそれなりにいい年齢になってきて、この先へ向けて非常に大事な時期に差し掛かって来たと感じています。
これまで騙し騙しやってこれたのは、若さだったり、用意された環境あったればこそで、いつまでも昔と同じようにやっていくわけにはいかないのです。器用に両立すればいい話だけど、あいにく不器用なものでして。
アナログからデジタルへの変化とか、最近はAIも話題で界隈をザワつかせています。あれやられちゃうともう敵わないですね。
これも時代の変化の一部なんだと思いました。
けっこう苦手分野だったりします。
mixiからTwitterへの移行も遅かったほうですしねw
話が右往左往して前置きが長くなりましたが…
このぷらべたとしての創作活動ですが、
キリよく長くともあと3年くらいできっぱり引退しようと思います。
なかなかこのイラストだけでご飯を食べていくことなど当然1ミリもできず、あくまで趣味の範疇で留めていましたが、それを続けるには代償があまりにも大きく、自分で自分の首を締める日々でした。
少し休んで、またやりたくなったら始めればいい、という考えもありますが、それだと結局、今まで通りどっちつかずの中途半端な崩れ絵師のままダラダラして、本当に大切にしたい夢や目標も中途半端に手からすり抜け落ちてしまう恐怖が拭いきれないのです。
楽しいと思えることに、貪欲に生きる。
そうしている間が一番、充実しています。
そこに創作はありませんでした。
神絵師を目指して長らくやってきましたが、
ごく狭小の誰かにとっての神絵師になれていたら幸いです。
とはいえあと3年、けっこう長いですw
決意表明したからにはこの発言を貫き通したいですし、よほど今の人生設計が狂わない限り、撤回することはないと思います。
庭から油田が出たら手のひらクルーすると思いますけどね。
とまぁ、それまでは、今後も何卒お手柔らかに
よろしくお願い申し上げます。