ボツネタの話 -20200705 (Pixiv Fanbox)

今回は過去に描こうとしたけどいろんな理由でボツになった鏡音創作について記します！
どんなネタかというと、着想はこちら↓

(Twitter)

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「鏡音解散騒動」というタイトルで、ケンカした鏡音が解散する！と言い出しリンちゃんはミクちゃんと・レンくんはルカちゃんとデュエットを歌ったりする中で相方の尊さを思い直して最後には仲直りするという。
CVシリーズが好きなので楽しそうだなと思って、薄い本にするべくネームまで描いたのですが！
以下の理由でボツになりました😇😇
▼私の描く鏡音はケンカをしない
こ、根本的～～～～～～～～～！！！！！！！！
私はお互い大好きで大事にしてる仲良しな鏡音が好きなんですよね…。
だからそもそも「どうしてケンカしたのか」をしっかり決められなくて、そうなると怒ってる理由も仲直りの理由もフワッとしちゃってイマイチな感じに😂
▼ミクルカちゃんが鏡音のケンカを止められない
ミクとルカは「鏡音が解散するって言ってる！どうしよう！＞＜」とマスターのところに相談にいくのですが、マスターが「じゃあミクリン/レンルカでデュエット作るか～」と提案したらミクルカちゃんもはしゃいで乗り気になってしまいました。
なぜならボーカロイドだから…。
鏡音には仲直りしてほしいもののこの機に一緒に歌えるのは嬉しいし、「ミクちゃん(ルカ)と歌うよりもレン(リン)と歌う方がいい」とは思われたくない。(私もそんな描き方はしたくない)
ミクルカちゃんの立ち位置や心情が複雑でスッキリ描くのが難しかったです。
▼鏡音も普通にミクリン/レンルカのデュエットを楽しんでしまう
なぜならボーカロイドだから…！！！！！
上述しましたが「レン(リン)と歌う方がいい」なんて思わせられなかったんです。
むしろ「レン(リン)と一緒じゃなくても楽しいんだな」とネームの中で鏡音が気付きます。
もう全然仲直りの方向に向かわない😂😂
こんな感じで4人ともモヤモヤしてて、まとめに向けて更に"ボーカロイドとは…"の解釈が濃くなってしまってネームがぐだぐだに！！！
コメディを想定していたのにまったく違うものになってしまったのでそのままボツとなりました……🙏
でもこのネームを作ったことで私の中の鏡音解釈がはっきりした部分がすごく大きいです！
ボーカロイドにとっては誰と歌うどんな歌も等しく大切なのだと思います。
だから鏡音がお互いを特別だと感じるならそれは「歌があるから」ではないなと。
ボーカロイドとしてじゃなく、「リンちゃんとして・レンくんとしての心があるから」ってことになるのではないかなと…！
つまり"鏡音リン・レン"というボーカロイドだから特別なのかと思っていたら、ただ単にリンちゃんとレンくんがお互いのことを好きなだけっていう！！！！！！！
そういうことに気付いたわけです！！！！！！！！！
もちろん二人で一つのパッケージから生まれたことは揺るぎなく特別なのですが、それは「好きになる理由」のようなものかも。
あとどんな歌も等しく大切という考えはあるのですけど、それはそれとして鏡音の間にある感情の表現として「二人で歌うことを愛しく感じる」という描写はやはり欠かせないのでいっぱい描いています😊
このネームを作ったのは多分2016年の前半ですかね…。
作品自体は日の目を見ていないものの、私の描いている鏡音の傾向が2017年頃(「こんばんは、オオカミさん」以降)から変わったことには大きく影響しています。
そして今後描きたいものにもかなり関わる部分があるのでここで語ってみました！

「鏡音解散騒動」、気に入ってる部分もめちゃあってまずこのタイトルがよいです。
距離置きたいときに「解散！！」って言い出す鏡音もかわいい。
あと、ケンカしてるのにリンちゃんが寝ぼけてレンくんの布団に潜り込むエピソードをめちゃめちゃ描きたかった…………。
そこで最近、"思春期すぎてリンちゃんが近寄ってくるとイライラして怒っちゃうレンくん"の話に「鏡音解散騒動」のタイトルをつけて描いたら楽しいのでは～～～～！！？と思いついてテンションが上がっているところです！！
描きた～～～～～～～～い！！！！！！