ゾンビランドサガ#11原画の仕事について⑤(最終回) (Pixiv Fanbox)
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今回は最終回という事で総括的な内容です。
中身の事は散々語ったので、今回は仕事のスタイルがどう変わったのかを書いて行きます。
このゾンビランドサガ11話はパースとかそういう技術を調べに調べてかなり気合入れてやりました。
背景が描けないカットはデザインドールという3Dソフトを使ったりと、今の自分のスタイルを始めた仕事になってます。
なんでそこまでしっかりやることになったかというと、ぶっちゃけこの話数の完成度が凄かったからです(笑)
今までの仕事もちゃんとやっていたのですが、ゾンビランドサガに入る前に今までの仕事を見返した時に、甘さが見えてしまったのでこの作品できっちりやると決めました。
特に画面の見栄えやキャラの表情を結構描き込んだと思います。
モブキャラをめちゃくちゃ描きました。
こことか
ここは30人くらい描きましたね。
本来割に合わないので、こういう時は指示通りシルエット処理で済ませるはずだったんですが、隅々までちゃんと書きたかったのでMAX頑張りました!!
演出さんも黒で塗りつぶすと言っていたのですが、塗りつぶされてなかったので凄く嬉しかったです。
という事もあってこの11話は凄く思い出に残る話数になりましたし、アニメ業界で少しは戦力になれそうという自信にもなりました。
作画面に関しては全体でも1、2を争うクオリティだったのでは無いでしょうか?
アニメ制作に大事なのは「1人1人の本気度であり、それを引き出すのは作品の企画力の強さ」だと改めて思う事が出来ました
ゾンビランドサガはスケジュールなどに恵まれないながらも、スタッフさんの本気度が凄く大きい作品でしたので参加してて凄く楽しかったです。
今回は感想みたいになってしまいましたが、ともかく3Dソフトを使うようになったり仕事への向かい方が凄く変わりました!
次回は続けて参加した12話の話をしたいと思います(全3回予定)
感想、質問等ございましたらよろしくお願いします。