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どうもこんにちは、漫画家のきただりょうまです。


今回は少し突発的な企画ですが、漫画家やイラストレーター、同人作家全て含めた”絵で食べていきたい人”のために自分の場合の収入事情をまとめたので是非参考にしていただければ。(出版社には許可頂きました)


それとアニメ関連の収入は直接関係ないので省かせて貰っています。



それではまず漫画関連から。

①原稿料:よく言われているのが新人はモノクロ原稿7000円~くらいと言われていますがあながち間違っていないと思います。自分の場合もう少し高めからでした。あと不定期ですが、何かのタイミングで1000円単位で上げて貰えたりしました(連載1周年や特別な重版の際など)


②印税:今の所まだ書籍印税の方が割合が高いですが、電子書籍印税は連載が終わってからも入り続けるので生涯を通したら割合は電子書籍印税の方が多くなるかもしれません。グッズは数が少なく、アニメ化している期間は原作のグッズが出せなかったりするのでそこまで多くないのかなと思います。


③漫画賞:漫画賞の賞金はそれぞれ違いますが、大々的に告知しているのですぐに分かると思います。それと漫画賞の審査員をすると、多少ですがお金が貰えるみたいです。


④その他:この項目は主に漫画家の知名度に左右されるので、知名度の高い人ほどこの項目が増えていくと思います。


⑤契約金:自分の知る限り週刊少年ジャンプだけだと思いますが、他の仕事を受けないという条件で期間に応じて契約金が支払われるみたいです。また、有望な新人には連載する前から契約金を出して専属でやってもらうこともあると聞きました。



①キャラクターデザイン:ライトノベルのキャラデザは漫画と違い印税が入りませんが、それがコミカライズしたりアニメ化した際は別途収入が見込めます。グッズは基本単発モノになるので単価が高い傾向にあると思います。ゲームのキャラデザは、会社によっては課金率に応じてマージンが支払われる場所があると聞いたことがあります。


②単発イラスト:オリジナルより版権物の方がコスパが良いと表記したのは、自分でキャラクターデザインを起こす必要が無いからです。他人のキャラクターより自分のキャラクターの方が描きやすいという人にとっては、逆に感じることもあると思います。


③イラスト印税:これは長期シリーズや人気作家が特別に行う契約で、今出ている殆どの表紙や挿絵は買い切りだと思われます。



①同人誌:上記の漫画とイラストレーター関連に比べて、ここが一番個人差のある項目だと思います。それにジャンルや知名度にも大きく左右されるので、この表はあくまで自分の参考程度に見て頂ければ。


②パトロンサービス:自分は主に上記の3つをやっていますが、その他にもEntyやci-enといったサービスがあります。それぞれ手数料が違ったり、客層も違うので自分にあったサービスを使うことをおすすめします。


③コミッション:Skebやファンティアのコミッションでは自分で値段設定が出来るので、表の中では一番自分でコスパのコントロールが効かせやすい項目になります。


④広告収入&投げ銭:一覧に書いておいてなんですが、この項目が一番自分にとってミステリアスな領域なので、どなたか有識者の方はご教授お願い致します。



上記の項目全ての割合をまとめたグラフがこちらになります


それでは、ご覧いただき有難うございました。

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