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サークルその他大勢が今まで発行した同人誌を振り返る記事・第5弾。

前回の記事(2012年振り返り)はこちら

2013年も2012年同様、同人誌の発行冊数が結構多いのですが前後編に分けたりせず一気に紹介したいと思います。…が、今回もとあるジャンルの二次創作BL同人誌が結構ありますので、それは後ろに全部まわします。なので東方・BLと分けてます。BL同人誌は思い入れがめちゃくちゃあって気に入ってはいるんですが見返すととても恥ずかしいのと、東方だけが目当ての方がBLは見なくていいやと引き返すのが容易になるように…


2013年1月発行「一匙の魔法、一杯の時間」

東方二次創作 パチュリー×咲夜本

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あらすじ:毎日決まった時間にパチュリーにお茶を出す咲夜。その紅茶は手を付けた痕跡が見当たらないのにいつもなくなっている。そして小悪魔からの訝しげな目線。それでも毎日咲夜はお茶を淹れ続けるが、ある日パチュリーからお茶会に誘われ…


この年、2013年のゆかたろの東方同人誌通してのテーマは「浮気・不倫」でした…この頃ちょうどとある作家さんの影響を多大に受けて、横恋慕とかそういうものばっかり描いてしまいました。ただそれをストレートに描くとドロドロになりすぎてしまって描いている私自身が嫌なので、におわせたうえで最終的には推しカプラブラブに見える…とかの工夫をしていました。がこのパチェ咲本は別ですね。完全に泥棒猫パチュリーです。誰から咲夜を盗んでるかは…そりゃレミリアでしょ!!!レミ咲前提パチェ咲です。

三白眼咲夜・三白眼パチュリーが極まってた時期です。三白眼咲夜は今後ももう一度描く機会があります。東方はほんと描く人によってキャラデザにいろんな味付けされて見ていて楽しいですねー。実際私も描いてて楽しかったです。自由!


ページ数の少ない本ですが今まで描いたことないような構図・絵がいっぱい散りばめられていて、今見返しても新鮮な気持ちです。オーパーツを発見した気分になる。あと本を山程描いた…延々本を描いていた気がする…2013年のゆかたろ、下手なりに背景を非常にがんばっております。


●お気に入りカット

左:ギザ歯小悪魔も気に入ってます。この本の中では一番まっとうにかわいい。

右:角砂糖を投入し続けるパチュリーはフリクリのアマラオのパロ。描きたかっただけ…


2013年5月発行「このこなんのこあなたのこ」

東方二次創作 紫×藍+ちいさい藍本

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あらすじ:八雲家にある日突然ちいさい藍が出現した!藍は自分だけに一切懐かない小さい藍・通称ちぃ藍に振り回され続け疲弊する一方。そんな最中、博麗神社で催される祭り…というか飲み会にちぃ藍を伴って出席をすることに。


ずーっとゆからんを描いている私ですが、ゆかれいむやゆかゆゆも大好きなのでそれを本格的ににおわせてしまいました。「あの八雲紫がたかが式である藍だけに縛られることはないだろう」という考えで、最終的に八雲家に帰ってきて藍に迎えられるのであれば霊夢や幽々子と逢瀬しててもまあいいかな…という気持ちを藍に背負わせてしまい…そのために出現した「ちぃ藍」です。今までは過去話にしか出現してなかったので、藍との共演は初めてです。


最後に○○○○○○ ○○ー○○○○・○○○○○のそのまんまなパロがあるんですが、ちぃ藍が「あれ」を言った相手は紫じゃなく藍相手なのがポイントです。自分の気持ちには責任を持て、というそういう存在だったということで…

自分でいうのもアレですが、どんどん絵がうまくなってるのがわかります…2008年同人誌と比較してみてください…いや比較しないで…いややっぱり比較してみて…


●この本お気に入りカットがめちゃくちゃあるのでいっぱい紹介させてくれ!!

左:ゆかれいむ匂わせ。この年の東方同人誌は1冊を除き全部に浮気・不倫要素が…

右:ちぃ藍が最高潮にかわいいので見てください(自画自賛)


左:紫様が読んでるのはジョジョ6部です。アニメ化まだかな…

右:橙とちぃ藍がぎゅっとしてる絵はとても評判よかった。自分でもお気に入り。


左:幽々子様が準レギュラー感ある… いっぱいキャラ描いて楽しい(最後のコマ)

右:藍と霊夢にだけは厳しいちぃ藍。その正体は…?てな感じです


2013年6月発行「SWEET CHOCO MINT」

東方二次創作 にとり×魔理沙本(R18)

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あらすじ:にとりのところへ遊びに行く魔理沙。実はふたりは体内で育つ食用キノコを栽培しており…!?そして子ども用ビニールプールでめちゃくちゃえっちする!!!


あらすじだけだと何…て感じなのですが内容も????って感じです。前回の感情対感情に振り切ったにとまり本から一転、妙にテンションの高いレズエロ本になりました。

レズエロですが「にとまりは恋人というより友情の延長上でえっちしてる」のが私の解釈です、という意識表明というか論文提出というか…なのでチュッチュしてる場面では逆に微妙な空気にさせています。好きになってしまったら負け!というのがお互いにあるといいな…ていうのが…この性癖はずっと続いててガルパンの安押でもそんな感じにやってます。ラブラブも好きだけどそうじゃない、素直になれないのも好きなのだ!

「スイートチョコミント」というタイトル、珍しくイメージ先行のおしゃれタイトル(自分比)なんですが「チョコミントってにとまりっぽくない!?」というとこからの発想なので、ちゃんと意味のあるタイトルです。表紙右下の3つの星は魔理沙の黒白とにとりの青(あるいは緑)で…

なぜ体内でキノコ栽培を!?と疑問に関しては、大尊敬している掘骨砕三先生の影響を受けまくっていたので…としか言えません。今でも現在進行系で影響受けてますが。


はえてる女の子 - エロ漫画・アダルトコミック - FANZA電子書籍

https://book.dmm.co.jp/detail/b182asnw00138/

名著です。読んでください。これの「Body Gardening」の世界観がすごく好きなんです。リンク先当然のようにR18なので注意。(一応全年齢向け記事なので…)


それとこの本「表紙で健全本だと思って買ったらエロ本だった!」という感想をちらほら頂いてしまったので、このあとからエロ本は全部おっぱいボーン!これはエロ本です!というのがわかりやすいように工夫しています。女性向けだと内容エロだけど逆にエロく見えない表紙とかいっぱいあるんでそういうのを目指したかったんですが、さすがに健全本と勘違いして手にとってしまう事例を目にするとそれは防ぎたいので…


●お気に入りカット

左:この魔理沙かわいい(自画自賛)描くたびにデザインが変わっちゃいます。

右:水着にとり。この2ページ以外はほぼ全部エロです!!


2013年8月発行「よるは、はかばで。」

東方二次創作 藍+芳香(ゆからん要素有)本

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あらすじ:藍はある日墓場で突然芳香に遭遇する。しかし芳香は藍ではなく、藍が持っていた油揚げに興味を示す。油揚げトークが異様に盛り上がり、以来藍は油揚げを片手に足繁く墓場に通う。紫から釘を刺されつつも…そんな日々にも終わりは来る。


はい思い出してください。2013年のゆかたろの東方同人誌のテーマは「浮気・不倫」であることを…今回は「藍の浮気」です。浮気のうちに入るか!?てな感じではありますが描いてるときの私はそういう気持ちで描いていたのでそうなのです!

ちょっと尺足らずで漫画内できちんと説明しきれなかったのですが、このときの藍は紫と些細なこと(藍が油揚げ料理を出しすぎたせい)で喧嘩をしていて、そのせいもあって自分と共通の話題で盛り上がれる芳香と毎夜毎夜遊ぶようになってしまった…という流れです。うん…浮気だこれ!!!!!!!!!!


タイトルの「よるは、はかばで。」はもちろんゲゲゲの鬼太郎の主題歌から。


●お気に入りカット

左:健全本でもエロっぽいシーンを入れるのが好きなので、ここが一番のエロシーン。

中:まだこのときは青蛾をきちんと青蛾として描いてました。次の年から突然変異し…

右:この本で一生分の墓石を描きました。マジでいっぱい描いてます。見てほしい


2013年12月発行「たって・たべて・たたかって」

東方二次創作 藍&うどんげ中心(ゆからん要素有)本

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あらすじ:行き倒れているうどんげを発見した藍は立ち食いそば屋へ彼女を連れて行く。無事生き返ったうどんげに付き合ってきつねうどんを食べる藍。そこへ妹紅がやってきて、さらにマミゾウもやってきて…


これは浮気ですか?いや浮気ではないんだけど…メインキャラは完全に藍&うどんげなので…広義の意味での…パートナー違い!!!困った上司に振り回される部下同士が酒のんで管を巻く…みたいなのを描きたくて、でも酒ではなく立ち食いそばにしました。

東方同人誌を描き始めてから食事をメインにした漫画を描きたい描きたいと思っていたのですが、ついに夢叶って形にすることができました。描くにあたって押井監督作品を見まくったので、随所にそのパロディとか要素が飛び出てます。(パロしてないときでもパトレイバーとかは作業中に流しまくってはいますが…)妹紅が来るシーンはその最たる例ですね。さすがに直球ネタだったので気づいてくれる人がたくさんいて嬉しかったです。パロネタって他の人にネタを気づいてもらえないと寂しいので…


ここまでくるともうゆからん要素があるとはいえ、ゆからんだけの内容を描くことは少なくなって「ゆからんのある世界の幻想郷住人」を描くようになってます。なもんで登場人物も異様に多くなって…描いてるときは人数が多いせいで「どうして…」と泣いてるんですが、完成したのを見ると大満足なんですねぇ…


●お気に入りカット

左:最初のページ、ちょいおしゃれカットで気に入ってます。後編のイントロも。

中:直球パロディ妹紅。立ち食いそばといえば押井作品なので…テロリストかな?

右:鈴奈庵のマミゾウのデザインがほんと~~に好みで絶対描きたかったので藍と一緒に平成狸合戦をしてもらいました。



ここまでが2013年に発行した東方同人誌でした。

東方同人誌の振り返りだけが見たい!という方はここまで!

次回更新もお楽しみに!



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ここから下は2013年に発行した…銀●英●伝●二次同人誌紹介になります。だいぶBL色強めです。古の個人サイトのように下までスクロールしてください…………


当然ですが公式とは一切関係のないファン活動・二次創作です。伏せ字多様で失礼いたします。


2013年3月発行「めいめいどうどう。」

銀○伝 同盟中心オールキャラギャグ本


銀○伝同人誌一冊目はオールキャラギャグ本でした!全編とおしてデフォルメキャラで4コママンガが多めです。デフォルメキャラにした理由はあのOVA版ぎんえ絵を自分できちんと描ける自信がない…という逃避からだったんですが、逆にめっちゃ苦労してしまい「デフォルメキャラで全編漫画を描くなんてもう二度としないぞ」と心に決めました。慣れないことはするもんじゃない…


ぎんえ自体には2012年中頃、東方オンリーに出たとき(にとまり本を出したときです)に友達から銀●伝DVDBOXを突如押し付けられたおかげで無事沼にハマって、以降別アカウントを作ってせっせと絵を増やしていた程度には狂ってました。別アカウントを作った理由は当然BL萌えしてしまったからなのですが、同人誌の一冊目くらいは健全本を出そう…!という謎の使命感から、カプ萌えをほぼ封印して描きました。でもしょせん腐女子の描いた本なのでBL萌えをひた隠しにしたところでどこかでボロンとはみ出てるかもしれませんが…


左:この師弟に萌えてましたがこの本でカプ萌えはほぼ封印してます。ほぼ。

中:フ○デ○カのおっぱい、でっかいよね…というのを再確認しつつ描いたもの。前述の師弟推しですが、ヤ○と○レ○リ○の仲も普通に好きです。(だってかわいいじゃん…)ただ根っからの腐女子なのでBL萌えもしてしまうというだけなのです。

右:ちょうどこの原稿を描いている最中にメ○カ○ツ提督の声を演じた納谷さんの訃報がとびこんできた強烈な思い出があります。こんなネタで申し訳無い…

2013年5月発行「ほとんどくっついている、でもちょっぴりはなれている。」

銀○伝 ヤ○×ユ○リアン本

2冊目(コピ本含めれば3冊目)のぎんえ本はいろいろ振り切ってヤ○ユ○本です。

デフォルメ4コママンガあり、等身大の真面目そうな漫画ありの楽しい本です。BLだけどえっちはない。ほんとうです。いろんな人に見守られるヤ○ユ○…を描きたくて…

あとこの表紙今見ても気に入ってます。THE・女性向け同人表紙感あって…


●お気に入りカット

左:これは公式とは一切関係ない二次創作BL本だぞ!こういう感じの内容だぞ!!!甘くて砂を吐くような本です。

中:このカプを扱うに当たって年齢差だけは本当に本当に悩みました。立場も立場だし、受けは未成年だし…といろいろアレなのです。所詮二次創作なんだから気にしなくていいじゃんと言いつつも気になるものだし、提督には気にしてほしいんです…

右:そういうことで悩んでいる人を描きました。

2013年10月発行「the DOG」

銀○伝 ○ン×○リ○ン本

ユ○ア○に突然犬耳が生えた!という漫画です。イ○ル○ーン日記を読んで以来「愛され系ユ○ア○描きたい…」という欲求が拭えず、いろんなキャラを出しつつヤ○ユ○する、という漫画になりました。東方のゆからんと同じですね!!!!!(そうか?)


●お気に入りカット

左:フレ○○○になでなでされるユ○○○くん BLカプ萌えしてしまってる身ですがユリ○ンくんのフ○○○カへの片思い設定ほんとすきなんで…

中:パイロットスーツ姿が好きなので描けてよかった。(えっちなので)

右:いやほんといろんなとこでひっぱりだこになるユ○○ンくんが好きで…

ご存じない方は原作外伝「ユ○○○のイ○○ローン日記」を読んでください。ほぼ全エピソードを映像化した旧OVAでも唯一アニメ化されてない部分なので知らない方も多いかと思われますが、ユ○ア○くんが書いた日記というていで書かれた小説で、マジでモテモテのモテ描写が繰り広げられており…


以上3冊が2013年に出したぎんえオフ本です。わざわざオフ本を強調したということは…

もちろんコピ本も出してました。それがこちら。

発行順は左から3月(オフ1冊目と同時発行)、5月(オフ2冊目と同時発行)、8月(東方・よるははかばでと同時発行)です。

恥ずかしすぎるので一部伏せさせてください…コピ本はほんとうに欲望に忠実に作ってしまったので…全部師弟カプです…右にいくほど新しいのですがどんどん様子がおかしくなっているのがわかります…今となっては通常営業と言っても差し支えないでしょうけど自分の中では「あの銀●伝で…こんな二次創作を…」と罪の意識に苛まれながらウキウキと描いてました。運命には逆らえませんから…


あと最近の私の本を買ったことのある方はご存知かと思いますが、もはや恒例とったクソ長文あとがきはこの頃に芽を出し始めました…あと何年かは東方同人誌では短く済ませがちなのですが、その後堰を切ったように爆発して文章量が増えたのはだいたいこの実績(ぎんえコピ本1冊目)を残してしまったせいだと思ってます。

語りたかったんだね、わかるよ

(それはともかく2012年の「舞台 銀○英○伝○ 第二章 自○惑○同盟篇」、非常に「良い」ので見てください。歌がメチャ上手い提督などが見られます(なにせ河○隆一が演じているので…)


ちなみにコピ本3冊目を発行した夏コミで、コミケの見本誌票をその場で1シート全部使い切るという長年の夢を達成したしました。快挙だ!

見本誌票について知らない方向けに説明しますと、コミケではそのイベントで初頒布となる同人誌には新刊・あるいは他イベントで発行した既刊含め、すべてに見本誌票と呼ばれるシールを貼り、見本誌としてコミケスタッフに提出する義務がサークルにはあります。コミケの申込書を購入すると必ずそのシールが8枚組になっているシートが1枚ついてくるのですが、その1シートを2013年の夏コミだけで全部使った…つまり、前回冬コミから夏コミまでのあいだに8冊同人誌を出したということです!!うーん…

人間、やればできる!!!!!


恥ずかしさに耐えてなんとかぎんえ本も紹介しおわりました…こちらは同人誌の電子配信ナシですが、この記事から当時のゆかたろの「狂い」を少しでも感じ取っていただけたら幸いです。

自分が見返す分にはいいのですが公開するのがなかなか恥ずかしだわね…なんですが、このぎんえの活動がのちのゆかたろにいろんな影響を及ぼすので、自分語りをする上では避けては通れない道なのでした…それはまた別の機会に。



以上が2013年の同人誌振り返りでした。

東方5冊、ぎんえ(コピ本含め)6冊、合計11冊と数が多いので長くなってしまいましたが次からはちょっとずつ短くなるのでご安心を。安心とは一体…

次回の「2014年振り返り」は10月末更新予定です。それでは。

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