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新しいカテゴリの記事です。

「同人ノススメ」では私御宮内が同人活動をする中で

有益かなと思った情報や、自分が学んだ事、これから同人活動をしたい人向けに

色々書いて行こうと思います。

これしたいんだけどよくわからないから教えて!ってことがあったらコメントしてもらえると記事にするかもしれません。よろしくお願いします。



第一回は「合同誌の出し方」です!

最初は「イベントの申し込み方」とか「本の作り方」にしろよ!って自分でも思うんですが、直近「木曾合同」を主催したので上の二つはまた記事にするとして、

合同を主宰するうえで必要な注意とか、手順とか色々書いて行きたいと思います。




1.合同誌とは!

複数の作家が集まって本を作る事。企画によってキャラやテーマに縛りがあるのでそれに従って作品を作ります。

主催する人は死ぬほど金がかかるから心してかかろう!(



2.最初にテーマを決めよう!

木曾合同はとりあえず「えっちな木曾ちゃんの本が作りたい!!」という素直な欲求に従い「R18、木曾メイン、カップリング自由…」などなどをぼんやり浮かべました。

また、避けたいNG表現も同時に想定しておきましょう。「グロ、リョナ、ふたなり…などなど」

(とある合同誌で皆ソフトえっちな漫画描いてるのに一人解剖図描いた人がいて驚きました)

あんまり縛りが多いと参加者のハードルが上がっちゃうので程々に!



3.人を集める準備をしよう!

まず、上のテーマに沿いながら企画の規定を決めていきます。

①本のサイズ(B5.A4など)と解像度(カラー350、モノクロ600)

②モノクロかグレスケ、カラーか。(カラーはとてもお金がかかるのでほんと注意)

③原稿の裁ち落とし幅(3mm-5mmなど)

④入稿ファイル形式(Jpeg、PSDなど)

⑤お金について

(依頼料の有無、印刷費はどうするか、利益が出た場合分配はあるのか等)

⑥原稿の期限


この辺は途中から変更は基本出来ません(参加者に迷惑がかかったり、揉めたりする)

ので注意していきたいですね。

印刷所もなるべく決めておきましょう。


御宮内の場合は「主催(御宮内)が印刷費、イベント参加費を全て負担する。トラブルになるので売り上げの分配は無し、その代わり出来上がった本を一冊献本します。」という形にしました。

(厳密にいうと合同誌は皆でお金を出し合って本を作ることを言う様で、御宮内が今回取った形態はどちらかといえばアンソロ)


4.参加者を募集しよう!

参加者を集める方法は二つあって

「掲示板やTwitterで募集」か

「DMやメールで直接勧誘」の二択な気がします。


注意点として掲示板の利用は誰でも参加できるので「質」の維持が難しいです。

あとは地雷な人とかも集まって来ちゃうので難しい所ですね…

とは言え大体の人は「ツイプラ」などで募集してる場合が多いのでこの辺は運ゲーな気がします。



(なお僕は参加者0人だったので地道に33人集めました)


直接作家さんに参加をお願いするときは依頼と同じくらい、それ以上に丁寧に企画の説明をして交渉しましょう。もう告白と同じ感覚な気がします。


<ワンポイント?>

主催が一人一人に連絡してもいいのですが人数が多いと大変なので、

「全員が情報を共有できる場所」があると便利です。

・ディスコードの鯖、TwitterDMやスカイプのグループ、

・ホームページやサイト


誰が、カラーかモノクロで、どんな内容を描いて、何ページ描くのか。

木曾合同では全員が木曾を描くのでネタ被り防止の為に内容をサイトに一覧にして参加者に共有してました(見てない人は全く見て無かったですが…)

色の有無、ページ数を聞くのは印刷所に見積もりを取ったりするのに使いました。


(なぜ御宮内はサイトにしたかというと同じように合同参加したグループでもめ事が起きた時全員に丸見えでそれを避けるため)


5.イベントの準備をしよう!

イベントの申し込みや当日どうやって売り込むかの準備をします。

売り子をお願いしたり、ポスタースタンドやポップ立てを買ったり色々。

既にイベント出展の経験がある人は新たに用意するものはお品書きやポスターくらいではないでしょうか。


6.原稿を準備しよう!

必ず期日までに原稿を完成させましょう。本が出来なきゃ皆から残念に思われてしまうし信頼度が一気に下がります。

また、同じように参加作家の中にも余裕をもってやるタイプ、ギリギリで仕上げるタイプ、できなくて投げ出すタイプが必ずいますので自分の所で編集する期間、頂いた原稿をチェックする期間なども見積もって余裕をもって設定しましょう。


合同誌はページ数が多く個人誌とはケタ外れに膨大な金額の印刷費がかかります。

締め切りに間に合わない人の為に割り増し料金プランを使うよりは心を鬼にして掲載をあきらめる勇気も必要だと今回思いました。

(やっぱり高いので早割を使う人が多いようです)


また、めんどくさい話参加者のメンタルケア能力も主催には必要です。

人によっては原稿の最中なんか勝手に病みますので影響が出ない程度に接した方がいいです。もぉ~~めんどい。


<今回合同主催してみてあったことあれやこれや一覧>

☆描く物の内容、ページ数、カラーかモノクロか完成して送るまで知らせない

☆極端なページ数変更(10P予定→2P)

☆急な仕様変更(モノクロ漫画描きますって言っててカラーにします→結局モノクロ完成、カラーは枠数を決めていたので希望者が多く二人ほど振り回されてモノクロ掲載に)

☆ページ数変更、締め切りオーバー8日

(この人の場合モザイクの処理以外のチェックができなかった)

☆締め切りオーバー3人(6時間~最大8日)

☆締め切り二か月前くらいに「スランプなんで出来の保証はできません」とキレ気味の

DMが届く(結局普通に期限内に完成して送っていただきましたがこれはいったい何だったんだ…)

☆修正のお願いのDM無視(申し訳ありませんが返信いただけなかったのでそのまま掲載し製本しました)

☆局部修正不足(印刷所が発見、ギリ差し替えできたのでしました)

☆献本の宛先を教えてくれない(委託で買うからいいよ!って言ってくれる人もいました)

☆本文誤字、基本線忘れ(すいません、気づかず製本になりました…)


7.頂いた原稿の編集をしよう!



表紙に参加作家の名前を入れたり、目次を作ったり、あとがきを描いてもらってまとめたり、実際のページ順に頂いた原稿を並べていきます。

と同時に頂いた原稿を読んで「誤字脱字がないか」「描き忘れやトーン抜けはないか」「基本製の消し忘れはないか」等のチェックをしていきます。

原稿が出来上がって暇な作家さんがいれば原稿を送ってチェックしてもらったらよりミスが減ると思います。


なぜこんなに厳重にチェックするかというと、本になっちゃったらもう修正できないからです。一生残ります…。

また、一度入稿してしまい印刷所が不備を見つけると「差し替え料金」が発生するのでそれを防ぐためでもあります。

エロ本だと修正不足で発行禁止になったら誰にも頒布できなくなり、台無しになってしまいます。


8.入稿、告知をしよう!

原稿をPSD等に書き出しして印刷所に入稿します。

ここでようやく参加者が確定、告知が出来ます。


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告知だけじゃなくて支援イラストまで描いて下さり感謝の極み!

頼んだわけではないので自分もびっくりめっちゃうれしい。


(僕は今回やりませんでしたが一応見本誌を送ってもらって完成したらどんな感じになるのか確認しておくとより事故率が低くなります)


あと、メロンブックスやとらのあなで委託する場合はこのタイミングで作品登録を申し込んでおきましょう。


9.イベントで本を頒布しよう!

待ちに待ったイベント当日です!!


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わぁ~ビックサイトでかいなぁ~(もう10回以上来てる)


ファ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!!??!

な、なんだこのダンボールの多さは…壁サークルかな?

という冗談はさておき、合同誌は個人誌より圧倒的に厚いのでこうなります。(部数が多いのもありますが)


あとはあらかじめ準備したスペースのポップやポスタースタンドをセットして設営しいつも通り本を頒布するだけです。


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設営完了~~~~(テーブルクロスが捲れてるのに会場4時間気づかなかった)


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余談ですが合同誌なので本を豪華に見せる為に(そんなの無くても十二分に豪華な面子ですが)表紙に「ホログラム加工」のフィルムを使用してキラキラにしてみました。

他にも「金の泊押し」などちょっとしたオプションでより目の引く表紙になると思います!


10.イベント終了!献本を郵送しよう!

無事イベントが終わりました。会場にこれなかった参加作家と連絡を取り宛先を聞いて献本を郵送しましょう。


二人ほど名字しか教えてくれなくてこれは信頼されてない(プチ凹み

一応届くっぽいけど(届いた)局員的にはその地域に同性が多いと迷うらしいのでできれば名前もあった方がいいらしいです(フォロワー談)


郵送は宅急便では高くつくのでクリックポスト、ゆうメール、レターパックなどがおすすめらしいです。今回はゆうメールで送りました。

一件350円で郵送希望の人全員に送ったら5000円くらいかかった

最後の最後までお金がかかるな合同主催!!


なんだか文句ばっかり言ってる気がします!!

こんなに素敵な合同誌ができたのは参加作家のおかげです!

感謝してます!!!!いやほんとに…


11.おわり!

バババッと思い付いた限り打ち込んでみました。

また何かあれば追加で色々追記していきたいと思います

よかったら買ってね!!!!!(ダイマ

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=531138


それでは今回はこの辺で~~

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