仕事絵(一部)と改めての考察 (Pixiv Fanbox)
Published:
2021-06-19 04:06:58
Imported:
2021-07
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絵の技術がー
絵の上手さが―
と言ってもそれだけでは生きていけないのがこの世界。
昔私は技術だけ上げれば何とかなるとか思ってた時代がありましたが、正式にこれで飯を食うってなった時期からそれだけじゃダメだなと感じましたね。
かれこれ3年くらい前の話…
むしろ技術よりも必要なのが、"描ける引き出しの多さ"なんですよね。
それはアングルとか骨格とか、そういう技術的なモノではなく…
"当たり前を当たり前に描ける"能力
キャラ一つにしろ、「あ、このキャラ可愛いな」と見ている人に思わせれるように描けているのか?とか、「かっこいい!」と思わせるように描けているのか?とか
「じゃあそのように描けよ」
と"言うだけ"なら簡単です。
描いた経験がある人ならわかりますが、「じゃあ描いてみよう!」となっても筆が止まります。いざという時、描けないんです。
パっと描ける人はほんの一握りです。
実は何回も何十回も何百回も何千回も、描くより、"見てきたか?"なんです。
人間は見たことないものは描けません。
クリーチャーにせよロボットにせよ、何かしら見てきて頭に残ってる元ネタがブースになってます。
人間を描くにしたって、どれほど可愛い女の子やかっこいい男の子が出てくる作品に触れてきたか、見てきたかで、自分の作品が劇的に変わります。
それは何も絵や漫画だけじゃなく、ゲーム、小説、スポーツ、演劇、歌舞伎、時代劇…すべての経験が大事になります。
かといって見るだけでは何もなりません。最終的には描かないと、それは上手くならないです。
自分に情報だけあっても、描ける能力が無いと形にすらならないのです。
見るのが「インプット」
描くのが「アウトプット」
というわけですね。
結局はフィフティーフィフティーです。
見るのも大事、描くのも大事、そしてこうやって考えるのも大事。
どれかが偏ってても上手く描けません。
絵の世界で第一線で活躍されてる方々はそういう絶妙なバランスの上で仕事をされています。
みなさんも、様々な経験をしてみましょう。
無駄なことは一切ありません。