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2002年4月12日

アメリカ・ハワイである日が制定されました。

「キカイダー・デイ」

そう、日本特撮作品の人造人間キカイダーの日です。

ハワイではキカイダーが超人気であることを皆さんは知ってるだろうか?

人造人間キカイダーとは?

1972年7月に放送されていた東映特撮作品です。デザインは仮面ライダーの石森章太郎。

世界犯罪組織であるダークによって作られた世界征服用のアンドロイドであるキカイダーが正義と悪の心の狭間で苦悩しながら戦っていくという作品。

日本での視聴率は約10%から15%。裏番組があの8時だよ!全員集合!ってことを考えればかなり健闘してると言えます。

ハワイでは大ヒットを記録し、視聴率25%を超えるオバケ特撮でした。

では、何故キカイダーがハワイでそこまで人気になったのか?

キカイダーのデザイン

キカイダーは上述のように正義と悪の狭間で苦悩しながら戦うヒーローです。左側の青は正義、右側の赤は悪の心を象徴しています。左右非対称のデザインです。今でこそ仮面ライダーやウルトラマンでも左右非対称のヒーローはいますが、当時では時代を先取りした革新的なデザインでした。

この色合いがハワイのイメージにピッタリということで好感を持って受け入れられたと言います。これにはデザインした石森章太郎先生もビックリしたでしょう。

石森章太郎先生は自身の作品群の中でもキカイダーは1、2位を争うほどの傑作だとされてます。

不完全であるのが完全としており、作中アンドロイドであり何のために戦うのか、何が悪で何が正義か苦悩するキカイダーは人間性を象徴しています。

キカイダーの物語の世界観は後の仮面ライダーシリーズや、ゲームのロックマンシリーズにも影響を与えたと言われています。

メロドラマがハワイでも人気

キカイダーの人間体はジローといい正義を愛する好青年です。

キカイダーの相棒が光明寺ミツ子というキカイダーを修理したりサポートする女性。物語中盤からジロー=キカイダーに恋心を抱くが、アンドロイドとの恋愛は許されないということに苦悩していく。

ジローが他の女性と仲良くしてたら嫉妬したり泣いたりと結構深い話になってたりする。

そんなミツ子がハワイの男性視聴者には大人気であったといいます。

キカイダー=ジローを演じた伴大介さんは、ハワイの名誉市民にもなってます。更にはディスコではキカイダーの主題歌が流れたりしていると言います。

こういうハワイ人気がすごいキカイダーですが、私もこの作品から得た教訓や価値観が多くありまして、今でも私の中ではトップクラスに好きな特撮作品の一つです。

スイッチオン!

ワン!ツー!!スリー!!!

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