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こんにちは。

最近ダンガンロンパ1,2をやりました。

奇跡的にネタバレらしいネタバレを踏まず、プレイ前に知っていた情報は下記の通りです。

・高校なんちゃらの称号がある?

・グロい要素がある?

・キャラの個性が濃い?

一度リクエストでとある子(スーパーダンガンロンパ2のキャラなのでこの記事では割愛)を描いたのですが、ネタバレを避けてキャラクターとしての情報のみをチラチラ見ました。

その際「超高校級の〇〇」があったのを何となく覚えていて、「超高校級の〇〇って何ぞや?」と思いながら描いたのをプレイしたときに思い出しました。

数ヶ月前に数週間かけてプレイしたので、一部うろ覚えだったり、chapterが混ざったりするかもしれません。

・初めに

学校内での密室殺人推理ものでした。

今はこういうものが流行ってよく見かけますが、調べたら本作の発売が2010年で驚きました。自分が知らないだけで先駆けだったのでしょうか。

前もって何となく知っていたキャラの濃さですが、想像以上でした。

「超高校級」と言うだけあって皆それぞれ特技や個性が強烈で、登場人物が多い本作でも「アイドルの子」「野球が好きだけど辞めたやつ」「ヤンキー」と何となく進められました。

容姿に関しても差別化が大きく、特に玄関ロビー(?)で全員に挨拶するシーンでの大神さくらちゃんには圧倒させられました。世界観が尚のこと分からなくなりかけました。

・chapter1

プレイ時の直球な感想としては、進めてたらギャルが見せしめに殺られて、アイドルが自室で誰かに殺されて衝撃でした。何ならこのゲーム、死ぬんだ?みたいな感じです。

その後推理パートに移行したので推理ゲームなんだ?と思ったら学級裁判になって「弾丸論破」か!と納得しました。

このchapterでは(主観ですが)親しみやすい正常な思考の江ノ島さんといかにもヒロインな舞園ちゃんが退場したのでショックでした。

舞園ちゃんが抱きついて涙を流し、苗木が絶対に帰すと約束したシーンから信じると決めたのに、部屋の表記を入れ替えて殺人をして自分に濡れ衣を着せようとしたので本当にショックでした。高一(仮)男子の心を弄ぶな。

裁判後に霧切さんが「最終的に苗木くんが怪しまれないようにダイイングメッセージを残したのよ(意訳)」と言っていたので優しい解釈だなと思いました。自分はそんなこと一欠片も思いつきませんでした。

・chapter2

ジェノサイダー翔の正体が発覚しました。その際、二重人格者の片方の人格が殺して、片方の人格が殺人を覚えてなく否定するのは絶対にグダグダになるな…と思いました。

なので、ジェノサイダー翔が今回の殺人者でなくて良かったです。でも大和田にも愛着が湧いていたので辛かったです。今後も生活を共にした、更に愛着の沸いたキャラが半数以上死んでいくので、今となれば序章もいいところでした。

不二咲がなんとなく男子では?と思っていたので本当に男子で安心しました。声帯が男子っぽいなーくらいの印象でしたが、女性陣の誰よりも華奢なの面白いですね。女子キャラみんな高身長…。

サウナの件でかなり笑ったので、学級裁判のときに大和田よりも食い下がってくる石丸が見ててとても辛かったです。でも、大和田本人が認めようとしてるのに、規律を重んじる堅物がキャンキャン言ってるのは最高でした。

処刑の「大和田バター」はかつてのニコニコ動画でのコメントでよく見てたので元ネタを知られて嬉しかったけど、ネタにするには残酷過ぎませんか?

余談ですが中盤まで腐川冬子の名前が覚えられないのに先にジェノサイダー翔を覚えてしまったので、腐川の人格は頭の中で初対面の印象そのまま「沢城みゆき」と呼んでいました。

・chapter3

「超高校級のプログラマー」を発揮してアルターエゴを残していた不二咲に歓喜したのもつかの間、自分と同じ顔のアバターに「ご主人たま」って呼ばせるのやばすぎませんか?自己肯定こんなに高かったんですね。

死んだ後に見られるとは不二咲も思ってなかったとは思いますが、殺伐し始めた中で結構なことしてるんですねこの子。

(非)日常編後半が怪しすぎたので、山田共犯のセレスが計画犯なのはすぐ気が付きました。ただ、学級裁判でも冷静且つ学園内での生活を(表面上ではあるものの)続けようとしていたセレスの退場は寂しかったです。

処刑の最後の最後まで気高く取り繕うセレスが凄く好きです。まるで大輪の華に見える炎の演出や、あたかも魔女裁判のように見えるの、美し過ぎる。

裁判最後の方まで山田を共犯に出来た方法として「セレスがヤらせる」と勝手に思っていたので山田には申し訳ないなと思いました。二次好きマンにそう思うのは御法度ですね。

・chapter4

モノクマ側ですら殺せそうにないさくらちゃん。実は人質取られていたさくらちゃん。それでも誰も殺さなかったさくらちゃん。誠心誠意を貫こうとしたさくらちゃん。それ故に自分で自分を殺したさくらちゃん。不意打ちで2人に瓶で殴られても死なないさくらちゃん。葵ちゃんに物凄く文章量の多い遺書を認めたさくらちゃん。さくらちゃん、本作一番好きかもしれません。

捏造された遺書で皆巻き添えに死なそうとした葵ちゃんセットで、とても良い。

初見ネタキャラだと思っていたのにとても悲しい死でした。

・chapter5

むくろちゃん初出と思ったら死んでましたね。

双子トリックはミステリーの定番ですが、「そこまで似てる顔でもない、双子に頼りきらないトリック」だったのは面白くて良きでした、ただ「良いギャル」の印象で止まっていたので絶望側だった事実に絶望しました。

今まで様々な処刑シーンを見てきたけど苗木の処刑シーン、凄く、凄く、良いです。凄く良い。

後ろへ進む度に目線が泳いだり、考える様子を見せたり、青ざめていったり。恐怖に対しての緊迫感が強くてドキドキでした。

メタ的に「探偵役は死なないだろう」と高を括ってましたが、まさかのアルターエゴが助けてくれるの胸熱です。

アルターエゴの人格をどう考えるかで感動の度合いが変わるかもしれませんが、自分には刺さりました。前captureで石丸が凹んでた際、大和田の人格をデータから作り出し、励まそうとした時点でもう仲間思いの仲間です。好き。

・chapter6

ラスボスのモノクマ改め江ノ島戦。

(非)日常編が無く、いよいよ終わりが見えました。

学園長の部屋で、仲が良かったときに撮ったであろう小さな霧切さんとの写真があり、完全に霧切さんに感情移入してうわーーーってなりました。

単純に良かったねとも言えない、それでも、数年経って気持ちの整理がついた頃に「私は父に愛されていた」と思えるような未来を切望します。

集合写真で目立つさくらちゃん。徒競走で全員なぎ倒しそうなさくらちゃん。山田の毛根を掴むさくらちゃん。プールで大ジャンプするさくらちゃん(この魚類?なに?)。すごく好きです。

江ノ島の顔の隠され方も面白いものがありましたね。石丸の敬礼で隠れたりとか。

世界が絶望に包まれている事実に意気消沈する皆に希望を撃ちまくる苗木、良かったです。

最後のchapterで苗木は信じてる仲間に散々疑われていたので、霧切さんが「超高校級の希望」と言ったのは凄く救われました。自分が。

今までの学級裁判は1時間近くかけてましたが、今回段違いでしたね。江ノ島の飽き性故の十面相も楽しみました。

・総評

おもしろかったです!!

あまり推理モノのゲームをすることがない上、アクション要素も普通のモードを選んだにも関わらず難しく感じたため、完走出来るのか?とも思いましたが、楽しくてやりきれました。

自分なりに推理していても、学級裁判で新事実が発覚してどんでん返されることも多々あり、まともに当てられたのはchapter3くらいでした。

特にchapter1の「舞園ちゃんが桑田を呼び出して殺そうとしていた」、chapter4の「さくらちゃんは他殺でなく自殺だった」はかすりもしなかったです。

「ヒントを全部見つけたから(強制的に)学級裁判」なので、裁判中にどの弾を当てたら正解なのか分からない状況も多々ありました。

ある意味「無敵な探偵役になれない、一生徒」という立ち位置で居られるのは魅力的でした。

推理や辻褄云々より過程で楽しめるか、その最後でどう思えるかが重要な自分にとっては、プレイ中はずっとドキドキし続けられる程良かったです。

貢ぎ物は舞園ちゃん→江ノ島(むくろちゃん)→腐川・葵ちゃん・セレス→さくらちゃんでした。

優柔不断且つ後半のさくらちゃん全振りで、誰もMAXになる前に退場したり、エンディングになりました。メダルのシステム的にも何周か楽しめる前提なのがまた良いですね。

・キャラクター

苗木

男主人公でもかなり好きなキャラです。

彼の好きなところを一度羅列してみましたが、ありふれた主人公像になったので消しました。上手いこと言えないですが、苗木にしかない魅力があるんですよね…。どなたか上手いこと言語化して教えてください。

前園ちゃん

苗木をハメようとしてたけど、仲間思い故の行動だったんですよね…集合写真の感じでも、きっと素で優しくて心が綺麗な子なんだろうなぁ…。

ヒロインムーブが強くて初手殺されるか?と思ったら斜め上に初手殺されてました。


苗木と舞薗ちゃんのリクエストをもらいました。苗木の顔が決まらな過ぎて時間がかかりました。

描くために公式hpで舞薗ちゃんを眺めましたが、やっぱり可愛いし、同じ学校にアイドルがいたのはロマンが強くていいですよね。もっと仲良くなりたかったね舞薗ちゃん…。

桑田

可愛いアイドルに誘われたら部屋に行くしかないですよね。同情の塊。

長生きはしないだろと思ってたら初手加害者にされてました。

霧切さん

ヒロイン枠その2だと思ったら完全にヒロイン。

才能の記憶がないの、超高校級の探偵だからって理由で消されていたの面白いですね。探偵やってた経験と記憶から捜査されたらたまったもんじゃないですもんね。

それでも冷静に捜査を進めるものだから、江ノ島は本当に嫌だっただろうなと思います。

初手で死なないなら、もう退場はないと思ってました。誰かを殺すことも、死ぬ姿も想像出来ませんでした。

十神

前半は情もなく冷静に推理について考えたり、capture2では色々と引っ掻き回しておきながら、後半は苗木や霧切さんの推理に圧倒されてて面白かったです。

希望としては、人を殺して処刑される寸前まで「俺を誰だと思ってる!?十神の人間なんだぞ!!こんなところで死ぬなんて世界にとっての損失だ!!」とか喚いて欲しかったけど生き残りました。

山田

不二咲のことを(属性的なこと?で)気にかけてたし、アルターエゴに恋するくらいなら三次元も対象では?と今でも疑っています。

コイツに処刑ムービーの枠取られたら嫌だなと思ってたので、セレスに殺されたとき安心しました。

大和田

製作陣の中にジョジョ好きな方がいるようですね。

喧嘩っ早い、仲間への情に厚いなどのTHE・良いヤンキー像に好感が持てます。

不二咲を突発的に殺めるも、性別への配慮として更衣室にトリックを仕掛ける優しさに脱帽です。

出だしは乱暴な面が目立つものの、次第に誰かに殺されるとも、誰かを殺すとも考えにくいけど生き延びれないと思ってました。

腐川

性癖開発要員か?二重人格(根暗で卑屈・ハイテンション殺人鬼)で風呂嫌いで三つ編み眼鏡セーラー服。

なんかこう、自分にとっての腐川は「最高!」とかでなく、「お、お前な〜〜〜(好き)」って感じなんです。

希望ですが、ジェノサイダー翔が誰かを殺めて処刑される寸前にクシャミで強制的に腐川に戻し、訳分からないまま取り乱して殺されて欲しかったです。

好きなキャラには大まかに2種類いて、1つ目は何も不幸を味わって欲しくない、不幸になっても乗り越えていつも笑顔でいて欲しいようなキャラ。

2つ目は不幸せな顔も見たいし苛立って頭おかしくなって欲しい、見苦しく命乞いして声が枯れるまで断末魔をあげて欲しいキャラ。腐川は後者です。


8月に個人的に描いてた落書きに加筆した腐川。好きな表情が多くて本当に良かったです。

セレス

一見面食らう格好の人物が、自分なりの芯やポリシーを貫き通すのがかっこよくて好きなので、セレスのそういう姿勢がとても好きです。

本名にコンプレックスがあったり、(ギャンブラーなら可能だろうけど)桁外れの夢を見たり、「現実」と「幻想」のバランスが非常に魅力的なキャラでした。

死に方は理想通りで美しく、とても嬉しかったです。

葵ちゃん

バカワンコキャラ可愛い。(主に腐川から)エロキャラ扱いにされてて可哀想だけど、すぐ真っ赤になるのはズルいくらい可愛い。

仲間を疑わない、疑いたくない姿勢が学級裁判前後で痛々しくて辛かったです。

チョロいので絶対殺されると思っていましたし、葵ちゃんを殺した犯人をさくらちゃんにボコボコにして欲しかったです。

石丸

いつも頑張ってるのに方向性が周りとズレてて残念なキャラ。自分にも周りにも規律に厳しいのに、(capture2の欄で語ったように)分かりあった友の為だとなりふり構わないくらいピュアで良い奴。

大和田の意志を継いで生還ルートと思いきやあっさり殺されましたね。それは葵ちゃんの役目でした。

さくらちゃん

この子だけ北斗の拳の世界線?とあからさまに作画の違うさくらちゃんに笑いながら困惑してました。

が、周りの空気を崩さない・裁判中は突拍子のないことを言い出さない(よく腐川が言い出して苗木に軌道修正されてたね…)・流れを分かってない葵ちゃんに簡潔に話をまとめて伝えるなど、「良心」の塊でした。この子と話せば話すほど、好きになる。

自分の心の弱さを認め、モノクマと戦ったり仲間と向き合おうとしたり、挙句自害してしまうの、もはや芸術じゃないですか?

死ぬ姿が想像出来ないというか、誰が殺せるんだ?って感じだったので、自分で自分を殺すのか……と彼女の強さに納得しつつ少し落ち込みました。


葵ちゃんのリクエストをもらったのですが、さくらちゃんをねじ込んだので他の絵の倍以上くらい時間をかけて描きました。その時間の8割はさくらちゃんの肉体です。

葉隠

誰よりも「なんでお前生還出来たんだ?」と思ってます。

下手に誰か殺して即退場すると思ってましたし、誰かに殺されると思ってました。なんか、死にやすそうじゃないですか?

江ノ島(むくろちゃん)

あんなに明るく振る舞えるのに絶望ジャンキーなの、何も信じられなくなりそうでした。ギャル友紹介してくれるって言ってたのに……。

本物の江ノ島と顔が違うのは全然気が付きませんでした。

現実味を感じずに処刑で死んで欲しかったけど(結局ドッキリでしょ?みたいな)、姉妹に不意打ちで殺られたとなると、ある意味そういう死に方でしたね。

不二咲

個性豊かな人物達の中であたかも大人しいキャラだと思いきや、平気で女装をしてるわ自分の顔のアルターエゴにご主人たま呼びさせるわ、とんでもない子でしたね。

ただ、アルターエゴの中身って不二咲と相違ないと思ってるので、表立って勇気を出してたらもっと違う立ち位置だったのかもしれないですね。決意する前に「強くなりたい」気持ちが仇となって退場してしまいましたが…。

圧倒的に殺されると思ってましたが、十神のせいで凄いことにされてましたね。アイツには引きました。

モノクマ(江ノ島)

黒幕が生徒側なのは一切考えてなかったので度肝を抜かれました。本人がついに登場かと思いきや、オーバーキルのキャラの濃さに思わず笑ってしまいました。

江ノ島はすべてを話してるだろうけど、全部が嘘に感じるし、どれが本当か分からなくなるし、掴みどころがないというか、掴めると思ってる全てが虚像な気もします。

歩み寄れそうにないというか…自分の頭じゃこの子の半分も理解出来てないのでは?という得も言われぬ恐怖があります。この子を語ると自分の浅さが露呈してしまいそうなので、それも怖いです。

モノクマの真似が可愛くて好きです。JKの真似する似てないドラえもんみたいで。

個人的に、昔に見てたアニメの思い入れのあるキャラとCVが同じで、ぶりっ子モードのときに面影が見え隠れしてダメージを受けました。


希望(苗木)vs絶望(江ノ島)のリクエストをもらいました。概念リクエストは難しいけど考えるのが凄く楽しいですね。

・まとめ

改めてキャラクター達に思いを馳せてみれば、capture2までは誰が加害者なのか疑心暗鬼になるも誰も加害者であって欲しくない程、全員魅力的でした。

ダンガンロンパ1が思っていた50倍くらい面白くて、すぐに2に手を出してしまったのですが、今思えばもう何周かすれば良かったです。

もちろん周回はこれからでも出来るのですが、「Reload」だとスーパーダンガンロンパ2にあった「アイランドモード」があるようで、そっちでプレイし直すか検討中です。

スーパーダンガンロンパ2の分も記事を作ろうとしましたが、既に結構な文字数になったので分けます。この文章もちまちま作成して、既に二週間経っていますが…。

記事を作った際はまた見てもらえると嬉しいです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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Comments

Anonymous

大分昔にプレイしてほとんど忘れてますが、ダンガンロンパは、殺し合いという好みじゃないストーリーでしたが、楽しめました。さすがチュンソフトという感じです。世界観や絵柄や音楽・レトロゲームチックな効果音が個性的で心地よかったです。モノクマが強烈でしたね。大山のぶ代さんの声が素晴らしかった。学級裁判のボリュームがもっとあればとおもった記憶が。当時、プレイ前は逆転裁判の二番煎じかなとイメージしてましたが、プレイしてしまえばそんな事は全く気なりませんでした。

sugaryun

クオリティが全体的に高いですよね。独特な絵や音楽なのに心地良いの、すごく分かります。のぶ代さんのモノクマはチグハグな雰囲気があり、この作品らしい気味の悪さに拍車をかけていて好きです。 もう十年近く前の作品なのであまり感想など見受けられませんが、この記事を書いて村正さんの感想がお聞き出来て嬉しいです!