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1つ前(https://atsukake.fanbox.cc/posts/6849004)。 ごろつきの棟梁はリナの両足を後ろから抱えると、軽々と持ち上げて見せた。 (な、なによ、この体勢……っ) 大きく足を開かされ、両手で隠すこともできない。もしも正面に人がいれば、リナは恥ずかしいところを隅々まで見られてしまっていただろう。 藻掻こうとしてもリナの非力な身体では男は微動だにもしない。リナがこれからどうなるかは完全に男の思うがままだった。 (こんな、こと……っ) リナは生まれてからただの一度も、こんな恥ずかしいポーズをとらされたことはなかった。裸に剥かれ、両足をはしたないほどに開かされ、まるで見世物のように高く掲げられる。 それを、こんなスラムのごろつき―実力でも品位でも、リナの足元にも及ばない相手―にさせられるなんて。 羞恥、怒り、屈辱。 はらわたが煮えくり返りそうなそれらが、そのまま疼きとなってリナを襲う。 1つだけ、リナはこの恥ずかしい体勢に感謝していた。 もしも正面から見られていたら、今のこのだらしない顔をごろつきに見られていただろうから。 この時のリナにはまだ、それを厭う気持ちが残っていたのだ。

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