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前回(https://atsukake.fanbox.cc/posts/6489037)の続きです。 何が起こったのかを理解した時には、リナの身体はベッドの上に押し倒されていた。 目の前には、自分に覆いかぶさるごろつきの棟梁の姿がある。 リナはごろつきを罵倒するつもりだった。 「殺してやる」でも「ただで済むと思わないことね」でも構わなかった。ただ、このごろつきに”自分が屈することはない”と言えるなら。 なのに、声が出なかった。 いや、違う。声なら出ていた。惚けたような、小さく喘ぐ声が。リナからしてみてもそれは予想外のことだった。最後まで抵抗しないといけないのに。こんなごろつきに犯されるなんて死んでも嫌で、何をされようと屈服するつもりなどないと、そういう体で事を運んできたのだから。 実際、その気持ちに嘘はない。 だが今やリナにとって、”低俗な最低の男に犯される”というのは”だからこそ”発情してしまう強い媚薬のようなものだ。 相手が最低であればあるほど、メスとして扱われれば扱われるほど、どうしようもなく身体が疼いてしまう。それこそ、押し倒されただけで罵声の一つも出なくなってしまうほどに。 スラムに来てから、この矛盾にずっと耐えてきた。だが、耐えれば耐えるほどそれは強くリナの心を捕らえるようになった。 それもこれで一区切り。少なくとも、リナはあの日与えられ、それからずっと望んでいたものがまた手に入ると思っていた。 自分を大魔法使いからただのメスにしてしまう、”屈服”という烙印が。 それはじき手に入る。 だが、それがいつになるかはこのごろつき次第だ。 これまで多くの女を玩具にしてきた彼は、同じようにリナという極上の玩具を一晩掛けて屈服させると決めていたのだから。 続き→(https://www.fanbox.cc/manage/posts/6849004)

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